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羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版(「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー)

感想・レビュー
3

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しずか
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昔、小学校の時に「芋粥」を読んだ時は、まだ読みが浅くて「そんなに芋粥というものは美味しいのか。自分も食べてみたい」的な感想を持っていました。しかもサツマイモを使ったおかゆを想像していましたが、今あらためて読み直してみると、全然違ってますね…。主人公の芋粥に対する執着ばかり頭に残ってましたが、この話、実はイジメ?…なのでしょうか…? ひとつひとつは短編ながらも難解なところが多く、読むのに時間がかかりましたが、「日光小品」、「大川の水」は好きでした。自然の描写が事細かい。自分もそばで風景を見ているようでした。
0255文字
Yobata
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2,3回目の再読だけど、文ストカバー版にて再読。表題にもなっている「羅生門」「鼻」「芋粥」など、芥川が文壇デビューした初期作品の短編集。芥川の初期作は、人間の内面やエゴを描写してあるものが多く、「羅生門」も「今昔物語集」を基に、死人の髪を抜いて生きる老婆を見て,自分が生き残る手段を見つけるという生きるための“悪”という人間のエゴイズムを巧みに描き出しているし、「鼻」は、幸福を妬み,不幸を笑うと言う人間の心理を捉えた作品。文ストの芥川もマフィアという悪の身で、自らのエゴに生きる姿が「羅生門」そのものだよね。
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羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版(「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー)評価67感想・レビュー3