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寂しさが歌の源だから 穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈

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双海(ふたみ)
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生母の死、学徒動員、終戦の焼け野原、歌、能との出会い、第一歌集、教員暮らし、「かりん」創刊、そして―。本好きの少女が人間への好奇心に駆り立てられて代表的歌人になるまでの豊穣なる昭和史。
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元気伊勢子
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馬場あき子という名前だけは知っていた。短歌のことは、分からないが馬場あき子という人がどんな人なのかが分かったのは良かった。
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のりたま
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歌会で文語口語が話題になったとき紹介されて読んだ。教師として新しい仮名遣いを使うようになったことや、後に旧仮名に戻したことなど、仮名遣いが歌人の人生とも関係するのだと思った。文語は歌人の共通語だが口語は「その人の言葉」で添削できないという指摘が示唆的だ。さまざまな歌人のエピソードが盛りだくさんであっという間に読めた。昆虫の研究者岡田朝雄やネパールに人生を捧げた近藤亨など意外な人と交友があるのが面白い。113頁「重ねた」の後の「。」は「,」か。
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佐島楓
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テレビで馬場さんをお見掛けして、聡明でチャーミングなかただなあと思いこの本を読んだ。穂村さんが聞き手で話を進めていくが、馬場さんが穂村さんに逆に質問をすることもあって面白い。短歌や結社に対する深い知識がないとついていけない話題も多く、まだまだ知らないことがほとんどだと実感する。青春期を戦争に奪われてしまう世代のかたがどんどん少なくなるなか、そうした聞き書きの意味でも貴重。
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あずき
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戦争と共に過ごした青春がわりにあっさり語られることに驚き。様々な人と過ごした日々が作ってきた人格なのかと感じた。子どもに関する葛藤はなかったのだろうか?語られず。
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目
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新かな表記を学生に説明する立場にあったため自分も導入せざるを得ない→やっぱり旧かなに戻す→口語も取り入れる必要性が出て来る→また旧かなに戻りたいが過去の作品や批評に引用された作品はどうするべきなのか、という、いわば時代の波をその都度もろにかぶって翻弄される馬場あき子!
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kinaba
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もう少し馬場あき子の歌そのものについて踏み込んだ対談が読みたかったようにも思うが、伝記的なこれはこれで。
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浦和みかん
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能とか古典とか文化的素養を引き出しに持つこと、アイディアに溺れず私を差し出すこと、この二点は特に大きく頷きながら読んだ。戦前の風俗や戦後短歌史も垣間見られる。
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mick
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対談ということで読みやすい。自分の短歌、短歌史の知識がもっとあればより深く理解できただろう。短歌の思想的奥深さ、社会的背景、口語と文語の間にある悩み、どれも興味深かった。
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yumicomachi
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馬場あき子という稀有な存在の来し方と共に、戦後短歌史や現代短歌の課題などを知ることができる。聞き手としての穂村弘に力量を感じた。
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チェアー
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短歌界の大御所が、穂村さんの質問に答える形で歌の能の人生を振り返る。馬場さんにとって、なぜ歌なのかという根っこの部分は分からなかったが、最近の短歌をアイデア主導の短歌とする指摘はなるほどと。
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noriko
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馬場あき子も穂村弘も好きな歌人。加えてタイトルに惹かれた。そうだったの、そうだよね!と会話に混じりたいように。2人の会話の専門的なことと知識の深さに不勉強を痛感。
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みちくさ
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へー っと思うようなことがいくつもあって面白かった。
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メルセ・ひすい
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ネタバレ恋か政治か、前衛か反動か、リアルか抒情か-。相克する概念に、古典と歴史の源流を引き込んで、新しい表現世界を獲得した歌人、馬場あき子。その格闘の日々を、穂村弘を聞き役として語り尽くす
メルセ・ひすい

1928年東京都生まれ。歌人・文芸評論家。『かりん』主宰。紫綬褒章受章。「葡萄唐草」で迢空賞受賞。

07/27 11:09
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てくてく
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平成25年10月から平成26年10月に、月刊『短歌』に掲載された対談集。全集などで部分的にはすでに知っていた、幼少期、仕事、寡黙な10年間、代表歌に影響を及ぼしたものなどに言及されていて、興味深かった。
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