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残したい日本の手仕事 (Discover Japan Books)

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さとの坊の読んだ本
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Sakie
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手仕事の写真を眺めて惚れ惚れするのはもちろん、文章の読みどころも多くて、それぞれの物語の深さに感じ入る。本来はある地域において生活や生業からくる需要があって、身近に手に入る素材によって、用途に合わせたかたちで、「つくる」と「つかう」の循環が成り立っていたものが、需給が崩れたために手仕事そのものが消えていっている。カゴやザル、箕。編組品と括ると知る。無くすには惜しいそれらを繋ぎたい。でもどう使っていいかわからない。かといって家の装飾として飾るのは違うと思う。理解を深めた今をきっかけに、一歩踏み込みたい。
Sakie

章立ては「○○さんの箕」のように、つくる人があって、その美しい手仕事を紹介するという流れになっている。しかし2015年までの連載の、6年前には既に職人が高齢で、途絶えかけていた手仕事たちは今どうなっているだろうか。国内を旅するたび、店で見かける工芸品は、土地によってその需要や植生が違う以上、素材や形、編み方も違っていたはずなのだ。それを、ああカゴだね、器だねと余りにざっくりした目でしか見ていなかった自分を恥じる。同時に、自分の地元の手仕事の持つ良さをもっとじっくり見たいとも思った。

11/24 16:15
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猿田彦
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鎌倉の「もやい工藝」の店主、故久野恵一さんがほれ込んだ日本の手工芸品を取材したもの。どの作品にも聞き取った編集者の思いがあり、びっしり細かい字が並ぶので読みたい気持ちもあったが、諦めて写真だけを眺めた。どれもため息が出るほどに美しい作品ばかりだ。以前は自身の生活道具であったものが今はデパートの物産展に並ぶまでに昇格されている作品たち。奮発して手に入れても、汚れたらすぐ洗い乾かすなど、丁寧な扱いが必要でうまく使いこなせないだろうと思わないでもない。
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ちはや
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竹籠のやつ、ほしい!籠とかカバンとか味がある。問題は金額(お高いんでしょー?)と置き場だ(笑)
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けんとまん1007
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手仕事。とても、素晴らしい言葉。言霊が宿る言葉。ここにあるのは、伝統を超え、芸術品でもあると思う。使い込まれ、時代の要請に合わせて、絶えず変化もしてきている。一方で、これまにない視点で使われることも。伝統は革新の連続という言葉どおり。ただ、伝統が途絶える危険も迫っている。
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