形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
あの夏、僕の前にやってきたのは、いないはずの“彼女”だった――。――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。 ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの“彼女”だと自己紹介してくれた。でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。――彼は、わたしが誰なのかわからない。 今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。 これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。
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