形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
地域の人たちの協力もあって神社は存続できたし、和巳も反省したし、妖猫たちは相変わらず勝手気ままだというところで話は完結。けれど、物語としてはここからのテンテコ舞いを読みたい気がする。
和己が自分の住居を確保する為に伯父にねだったんだろうと侮蔑を込めて言う。そんなつもりも、そんな気も無かった和己は、辞退すると伝えた。すると彼女は伯父が亡くなったら神社を潰し売ると言い出す。その後、神社を無くすわけにはいかないと思った和己は土地を購入する決心をし、真由莉に告げると、買取価格は一千万円だと言われる。そんな中、金髪でいかにもヤンキーと分かる男・指宿友路が和己に弟子にして欲しいとまとわりつく。しつこさに辟易した和己は彼に神社の掃除を任せ、自分は篠原の会社で働き出す。
百万を前借りし、残り九百万を集めるべく、神社の縁で出会った人々の優しさを感じながら右往左往する。っていう話。
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