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カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
8

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A.T
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初のドストエフスキー、予想どおりにディテールが濃い。読み返すときにはどこを読んでも途中という気がしない。これは人生そのもののような語りなのだろうか。長兄ドミートリイ28、次兄イワン24、末弟アリョーシャ19歳。カラマーゾフブラザースはそれぞれがどう生きるべきかを悩む。思考の中心にあるのがキリスト教というのが19世紀半ばらしいのか。町の教会の長老ゾシマ師が危篤に。ロシアはその後半世紀で、精神の支柱のロシア正教会を壊して社会主義の国へ変貌する、その精神の移り変わりを感じるような… 予感で上巻を終える。
A.T

以前、莫言の小説を読んだ時の感じに似てるかも。「赤い高リャン」この一冊で、中国の地勢も歴史も全部丸ごとわかったように感じた、素晴らしい読書だった。

03/26 18:31
0255文字
ca_et_la__
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フョードル(カラマーゾフ家の父)の言動がいちいち余計で面白い。 上巻ラストが宗教論の塊で知恵熱出そうだった。そこ以外は作者のものすごく丁寧な説明のおかげで対して難解じゃない。 キャラの濃い登場人物が多く、話がいちいち飛んだり、意味不明なことを言い出したりする意図を理解しようとしても、理解できないことが正解でした!って場合が多々ある。ここが挫折する人の多い理由のひとつかもしれない。 あと中巻の裏表紙でネタバレ喰らうので気をつけて... 面白いです。
0255文字
うまいごす
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下衆親父に人生狂わされた三兄弟の話か…と読み始めるも、いや他の奴らも大概だねこれ?となり、今は唯一の癒やし三男アリョーシャに真面目な顔してあらゆるハラスメントを仕掛けていく周囲の人達、という構図を楽しんでいる。中巻へ。
0255文字
かふ
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今月の「100分de名著」はドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の再放送でした。『カラマーゾフの兄弟』は過去に読んだ経験があり、長編なので改めて読むには抵抗があるのですが、気になったところで「大審問官」があります。 「100分de名著」第二回で、否定性から生まれる信仰心(アリョーシャ)だと急いで解説していたのですが、確証が持てない為にもう一度読んでみることにしました。以下、https://note.com/aoyadokari/n/n1a318e8786f3
0255文字
log
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淫蕩にうつつをぬかす父と、そんな父の血を分けた三兄弟の「カラマーゾフ的」悲劇。長い小説でストーリーの本筋をたまに忘れそうになるが、人間的良心と弱点を備えた個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間ドラマに読み入ってしまった。遠き北方の国の暮らしに思いを馳せていれば、人間全体に通じる普遍の真理を突かれてハッとする瞬間があったり、とにかく読み応えがあった。カラマーゾフといえば父殺しだが、上巻は家族ものコメディとも捉えられそうなまだ平穏な雰囲気。これからの展開が楽しみ。
0255文字
kaxucgn
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アレクセイお人好しすぎん?
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桜もち
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ネタバレ友人に勧められて。父と息子三人の家族喧嘩(周りを巻き込む)が延々と続くようでなかなか進まなかったが後半イワンの『大審問官』という叙事詩に全てが集約されたみたい。一文一文が真理を突いていた。身近な人ほど愛せないとかね。内容的には一貫して結構ゲスいのだけれども末っ子で修道院行ってるアリョーシャが鈴木福くん的な存在で一服の清涼剤というか安心する。その師であるゾシマ長老の言葉にも癒される。これが古典名著だとするならば人生もうどうでも良いと思ってる人がどんだけ古今東西いたかということが分かる。
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ももしびっく
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ネタバレ今のところ、だいたい酔っ払ってる男達と、ヒステリーな女達に振り回される敬虔なアリョーシャの受難…という喜劇としか私には読めない!兄と父はお金と自分のことで精一杯だし、恩師は瀕死だし、中二病みたいな女子からいきなりプロポーズされるし、その3ヶ所を行ったり来たりさせられて忙しいのか暇なのかもよくわからない。。聖書の真偽や信仰を問うイワンとの問答はさすがに迫力があるけど、ストーリーとの兼ね合いが不明です。「ロシア的(な習慣?思想?)」というやり取りに至っては全くの謎。。
Koji

おお、カラマーゾフの森に入り込みましたね!木陰にも枝の上にもいるいろんな生き物たちとの出会いを楽しんで!(^^)

07/08 05:45
ももしびっく

Kojiさん、こんなレビューですみません💦 森?! 遭難しないよう気をつけます(;´Д`)

07/08 15:56
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