「知ってる?入水(にゅうすい)はもともと純粋な物理学なの…水は分子からできてる。飛び込みで大切なのは、その分子をできるだけ上手に押しのけて、第一に体が痛まないように、第二に水しぶきが飛び散らないようにすることなの。つまり、水面を突き抜ける」「二つ目は落下……その落下時間を有効に使わなきゃいけないの…飛ぶごとに、その飛び込みにその人の全人生をつめこまなきゃいけない」
訂正:コメント一つ目の一行目「感情を露わにしたりせず」です。特にカルラは冷静沈着、謎めいていて、何を考えているのかもどかしく思える存在だが、それはあくまでも主人公ナージャの眼で捉えた姿。
飛び込みといえば、森絵都さんの「DIVE!」。こっちはアツい、アツくるしい、そこがいい。でも設定がシドニー五輪を目指しているってところに、過ぎ去った年月を思ってゾッとするのであります(^^;
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