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海と月の迷路(上) (講談社文庫 お 45-27)

感想・レビュー
110

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タツ フカガワ
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昭和34年、九州西南部に浮かぶ南北480m、東西160mの炭鉱の島、通称“軍艦島”の派出所に24歳の巡査荒巻が赴任する。5000人が暮らす島内には独自の階層があり、治安も派出所ではなく炭鉱会社が主導するという状況に戸惑う荒巻。そんなとき13歳の女の子の水死体で発見され、まともな検証もなく事故として処理されたことから、隠密裏に調査を始めた荒巻は、やがて8年前の“事故”を知る。コツコツと地道に調べ上げていく推理小説が好きな私にとって、これは大好物の作品で、荒巻のなかにある人物が浮かび上がったところで下巻へ。
0255文字
LanciaLancia
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大沢さんの長編、面白くないわけがない…と期待を上げても面白かった。軍艦島が炭鉱として稼働していた時代のお話。1人の少女が亡くなった。本当に事故なのか? 島に赴任したばかりの若き警官荒巻の目に映る島の閉鎖性、島のルールに取り込まれている先任の同僚警官。。最初はこの四面楚歌の中、不器用に捜査する警官にイラつきと頼りなさを感じたが、その実直さにひとりずつ協力者が現れる…あたりからどんどん引き込まれる。島内に殺人者はいるのか?それは…? 下巻へ→
0255文字
ゆお
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戦後当時の軍艦島が稼働していた時代。その時代の人々の暮らしがよくわかって読んでいて楽しい🎶鉱員、職員、組夫といろんな階級の中、特殊な隔離された島の暮らしぶりに魅せられる。こんな狭い世界で事件を追う刑事、彼女は自殺じゃないのか?殺されたのか?犯人はいったい誰なのか?下巻へ→
0255文字
かきし
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軍艦島に赴任する警官、荒巻の物語。 炭鉱で成り立つ小さな島全体が一つの組織。 警察の存在も本土の扱われ方とは違い、会社の自治会の方が権力強め。 当時の人口密度世界一、小さな島に5000人以上も住んでいたというのだからプライバシーもあったもんじゃ無い、と思うのですが事故では片付けられなさそうな事件が。。。 昔から端島には興味があり、ネットで良く画像検索していたので島の細部まで描かれていて読んでいて興味深い。 下巻へ続く。
0255文字
JUNKO
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軍艦島。5000人もの人々が暮らす小さな炭鉱の島。昭和34年、少女の遺体が見つかった。赴任したての若い警察官 荒巻は不審に思い独自に調べ始める。下巻へ続く・・・
0255文字
ひろ
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軍艦島を舞台とした少女の溺死にまつわる話。軍艦島の生活のイメージが広がる描写。
0255文字
じんじゃーえーる
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軍艦島に勤務となった若手警察官が主人公の物語。軍艦島の住生活環境や職務によるヒエラルキーを知れるドキュメンタリー的な面白さが先ずある。そして、事故か自殺か不明な少女の死が、時間をかけて殺人の可能性が高まっていく展開にスリルを感じる。最初から殺人事件だと、外部から来た探偵役が解決するミステリーものと割り切るまで早いが、軍艦島の独特のルールを覚えたり、島の人間関係を把握する若手警官としての日常を描いてから不審死が発生する展開が効果的。
0255文字
あい
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昭和の軍艦島が舞台のミステリィです。わたしは馴染みがなかったのですが、文章を読むと、ぎゅっと人が集まって暮らしていた当時の生活を想像できました。海釣りに行く場面なんかわたしも近くにいるように感じれた。初めて大沢さんの作品を読みましたが、凄い筆力でございますね。そしてなんとも男らしい作品!男臭いです。男男してます。下巻も楽しみです。
0255文字
蝸牛
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よむーくフェアに乗せられて、高校生の頃読んでた新宿鮫以来の大沢在昌著。 上巻終わって、やっと状況説明とこ人物紹介が終わった感じかな。さてさてこれからどうなるか。
0255文字
トシヒーロー
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軍艦島を舞台にしたしかも全盛期頃である時期で、概要がそうであったかの様に感じる様に読み進める。事件が起こるまでは、島の説明パートで退屈であったが、この描写があったおかげか後半あたりはすっかりと馴染んで読めている。未だ犯人は不明な状態で二つ目の事件?が起こり、どうなるのか楽しみ。
0255文字
スナイデル
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3.5
0255文字
烏龍茶
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感想は下巻に譲る。
0255文字
ふぃえ
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昭和30年代、長崎の人工の島、軍艦島を舞台に、新しく赴任してきた巡査が、少女の事故死に疑問を持ち、独自に調査をするお話。実際の軍艦島のことはまったく知らないので、描かれている様子がまるで事実のように感じてしまいます。いまのところは、まったく一人で妄想しているかような状態なのだけど、下巻でどうなるのか、楽しみです。
0255文字
那由多
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世界一の人口密度だった昭和34年の軍艦島で一人の少女の遺体が見つかる。赴任したばかりの警官が1人、密かに調べるうち8年前にも似たような事件があったと知る。島全部が一企業の敷地という特殊さから、検屍も捜査もなぁなぁで納めてしまう異常さが普通に罷り通る。更に警察が警察として機能せず、全ては会社主体で稼働する島。このまま下巻へ。
0255文字
ツーラン
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ネタバレ軍艦島に赴任した警官が島独自のルールを覚えつつ少女の不審死が起きて捜査する話。軍艦島が世界一人口密度高い時代に島に赴任にして社員や組夫、鉱員などのそれぞれの立場がありつつ。少女が水死体で見つかり事故なのか身投げなのかとなるけど、主人公だけが事件性を感じて、主人公に話しかけてきた不審な男を尾行したり。検死したときの看護婦に聞き込みをして過去にも少女の水死体が上がって髪の毛が切られる似た事件があって…。さらに鉱員や組夫の喧嘩から刺されたうんぬんの事件があるまで。
0255文字
umico
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軍艦島…ずっと行ってみたいと思ってた。状況が特殊すぎて、何も起こらないわけがないやろうと思わせる。新米時代の話…という設定もまた上手い。不穏な空気にじわじわと侵されていくような。下へ。
0255文字
白猫
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あっという間に上巻読み終わってしまった! 続きがきになる〜。 初読みの著者だったけど読みやすいなぁ
0255文字
タナー
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以前から気にはなっていたが、なかなかてを出せずにいた作品。読み始めてみたら面白くて、一気にイケちゃいそうなくらい。流石は大沢先生。下巻ではどんな展開を見せるのか!?
0255文字
higassi
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★★★★☆ 高校生だった1990年頃に「アルバイト探偵」を読んで以来、たまに読みたくなる大沢在昌さん。昭和30年代の長崎・軍艦島を舞台に、島という「密室」での事件を追いかけるミステリー。上下巻で読み応えのあるボリュームです。下巻へ。
0255文字
Chiyo K.
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ネタバレ職場の先生が貸してくれた。この作家さんは初読。昭和30年代、炭鉱産業最盛期の軍艦島が舞台。少女の溺死体が見つかり事故として処理されるが、赴任したばかりの新米巡査には色々腑に落ちない。それでも公に捜査に乗り出せないのは、島が民間企業のものであるということと、島独特の住民構成や秩序維持の方法が確立しているからで、それは法律や公権力などというものの埒外にあるのだ。つまりうやむやにするのが一番問題がないという...。こういう閉じられた社会で独特のルールがあるというのは、本当にありそうと思った。一気読み、下巻へ。
0255文字
のびすけ
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物語の舞台は長崎県の端島、通称「軍艦島」。狭い島内に五千人以上が暮らす炭鉱の島。そこには、島を所有する三菱の社員を最上層とした炭鉱に関わる人々のヒエラルキーが確立した特殊な閉鎖社会があった。そこで起きた少女の事故死。島に赴任してきた警察官・荒巻は、少女の死に隠された謎を探るうち、8年前の少女の事故死と幾つかの共通点に気付く…。島が活気に充ちていた当時の人々の暮らしや島の情景の描写が素晴らしい!「軍艦島」を舞台にした小説を読みたいと思って見つけた本作。大沢在昌さんは初読みですが面白いです。いざ下巻へ!
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あっきょ
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大沢氏の作品初読です。職員・鉱員・組夫の区別がやっとついてきたところで😅下巻へ〜
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

大沢さんといえば、やっぱ代表作は新宿鮫シリーズですかね~♪警察ものやハードボイルドものが苦手じゃなければ楽しめると思いますよ♪写真は好きでよく撮るんですが、花もアップで撮ると随分雰囲気変わりますよね(^^♪一眼とかだとレンズ変えられるけど、デジカメとかなら接写モードとかで試してみては!(^^)!

06/11 18:30
あっきょ

あさひさん、ご丁寧に有難うございます🙇‍♀️ハードボイルド大好物です!また読んでみます。カメラはデジカメすら持ってなく、iPhoneのみです😅またあさひさんのを参考に撮り方を色々工夫してみます✊

06/11 20:31
7件のコメントを全て見る
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よし
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特になし
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ミーコ
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いつものハードボイルド系かと思って手にしました。最初入り込めなくて、挫折してしまうかも⁉️と思ったのですが、中盤から引き込まれ読了しました。面白い‼︎ 先が気になります。引き続き下巻へ。。。
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きのぴ
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軍艦島で少女の遺体が見つかった。彼女の事故死を疑い、島に赴任したばかりの荒巻が独自に捜査を開始する。軍艦島がこんなにも閉鎖的な島だとは知らなかった。でも、小さな土地に多くの人が暮らしていると、お互い監視し合うようになってしまうのはもはや必然だなと。警察よりも炭鉱の外勤係の方が力を持つ島にで荒巻は事件の真相に辿り着けるのか。
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さめ
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軍艦島を土台にした大沢在昌の小説。あの異常な空間を舞台にした大沢作品なんで、まずは読んでみないとってことで買いました。 島での生活がなかなか感覚として掴みづらいけど、すごい世界なんだろうなー。圧縮した人間関係の中、どうなっていくのか。。。、下巻に期待。 実際のところは、やっぱりこういう生活だったんだろうか。
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montetsutsu
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かなり久しぶりに読む大沢在昌の作品。昭和34年の軍艦島が舞台。派手さはないけどグングン読ませる。事件が起きてどう展開していくのか楽しみなところで下巻に。
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yan
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N県にあるH島。通称「軍艦島」炭鉱の島で最盛期には5000人以上が住み人口密度で世界一にまでなった島。その島に昭和34年1人の巡査が赴任する。名前は荒巻。赴任そうそう女子中学生の水死体が上がる。事故として処理はされるが荒巻は不審に思い単独で調べ始める。そこで思い知るこの島独自のシステム。職員・鉱員・組夫のパワーバランス。そして8年前の事故。13歳の女子、満月、髪。符合する2つの事件。大沢さんはハードボイルドというイメージしかなかったのでこういうミステリーはとても新鮮で面白い。後半へ続く。
あすなろ

この作品は面白いです。オススメです!^ ^

08/25 08:41
yan

あすなろさん、下巻も楽しみです♪

08/25 22:47
3件のコメントを全て見る
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バジル
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何にしろ軍艦島という場面設定が際立っています。なかなか事件が起こらず島の情況説明が続きますが、それはそれで興味深いです。そういえば新宿鮫なんかも、警察やら新宿やらの説明部分長かったわ~などと思いながら読みました。ですので上巻終了時点ではまだ始まったばかりという感じ、下巻に物凄く期待してしまいます。
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美味しい渋谷
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大沢在昌先生の長崎県軍艦島を舞台にした長編。上下巻の先ずは上巻から。
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Ryutaro Kashima
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スタートはなかなか進まなかったが、状況を理解できたらどんどん引き込まれていく。
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森オサム
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上巻読了。第48回吉川英治文学賞受賞作。舞台は昭和34年の「軍艦島」。当時炭鉱の島として絶頂期で有ったこの島では、あくまでも島のルール、炭鉱を経営する企業のルールが上位にある。たとえ警察官で有っても、その下で波風を立てず粛々と務める事を求められる。そこに新任としてやってきたのが、主人公荒巻。少女が死体で発見されたが、事故と扱われた物を、納得せず独自に捜査を開始する。こんなハネッ返りは住民全員に取って邪魔でしか無い。上巻はここまで。とにかく島の情景描写が素晴らしく、まるで見て来た様に生き生きしている。凄い。
★Masako★

上巻は面白かったようですね(^-^) 軍艦島が舞台というだけでワクワクします!下巻のレビューも楽しみにしていま~す♪

05/17 22:46
森オサム

まさこさん、さすが大沢さんですよー(^-^)。

05/17 23:57
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よっし~
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読書会「Smalltalk」(vol.6) 読み友さん推薦本。昭和三十年代の島・軍艦島が舞台のミステリー。僅かな土地に5,000人以上が住み学校や神社まである世界一の人口密集率の島の中で起こった不審死に、配属されたばかりの若手警官・荒巻が己の未熟さと格闘しながらその核心に迫る。久々の大沢在昌本。上巻では事件の発生と閉塞すると思われた捜査に思わぬ展開が生じるところまで。早く下巻を手配しなくては(笑)。紹介してくださった読み友さんに感謝(^^)
0255文字
紫綺
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単行本にて読了。感想は下巻に。
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sau
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先日軍艦島へ行き、父からそれならと貸してくれた本。 訪れたばかりの場所だからか、没入感が半端ない。冒頭に出てくる料亭も行こうと思っていたところで驚いた。 主人公も新米警察官だからか、読者の推理のが半歩先行く感じも読んでいて楽しい。 2019/9/26
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東森久利斗
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執筆当時の世相や考慮したのだろうか? 軍艦島(端島)をH島、長崎県をN県、とするなど安物の三面記事なみの意味のない仮称がやや興ざめの思い。世界遺産となった今日であれば、舞台として正々堂々と利用できたのだろうか? 作者の意図が不明。
0255文字
Atsushi
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ネタバレ昭和34年、最盛期を迎えた軍艦島で発生した少女の不審死。事故死に疑問を持った若き警察官が真相に迫る。満月の夜と切られた髪の謎が解けないもどかしさ。このまま下巻に突入だ。当時の島の人口密度は東京都区部の9倍、世界一だったというから驚いた。
0255文字
naoっぴ
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面白い!昭和30年代の炭鉱の小島・軍艦島で暮らすひとりの少女が海で溺死、赴任したばかりの若手警察官・荒巻には事故とは思えず、ひとり捜査を始める。軍艦島という独特な場所の描写が実に興味深い。入り組んだ建物、迷路のような坂道。風が吹けば建物には雨のように波が降り注ぎ、密集した建物の中には生活に必要な施設が全て揃い、島独特の規律に従って五千人もの人が住む。どこか荒唐無稽で、まるでなにかのSFを読んでいるようにも思えるが、これが実際に存在した島なのだから驚いてしまう。少女の死は事故か、殺人か。すぐに下巻へ。
ちゃかちん

あぁ、早く読みたいです〜。積読の奥から前の方に移動させました(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )

06/30 21:50
naoっぴ

ちゃかちゃん、軍艦島に興味あるならおすすめ(^ー^) 物語もぐいぐい読めます。

06/30 22:23
5件のコメントを全て見る
0255文字
かおりんご
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小説。ずっと読みたいと思っていた本をやっと読了。舞台は昭和30年代の端島、通称軍艦島。そこに赴任した新米巡査の話。島に住む職員、鉱員、組夫との確執や、島ならではの特殊事情を盛り込みつつ、ある少女の死から、刑事事件が始まる。波風を立てたくない島民と、正義感溢れる巡査。先日2度目の軍艦島上陸を果たし、さらにデジタルミュージアムで詳しく歴史について学んだ私には、最高に面白かったです。目の前に情景が浮かび、ページをめくる手が止まらなかったです。下巻に続く。
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