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たまさか人形堂それから (文春文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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ラグド
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人形修復の話。知らずに二作品目から読んでしまいましたが問題なし。一作目も読もう。世界の色んな人形知識が語られていて楽しい。
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retro
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前作はバラエティに富んだ連作短編だったが本作は長編ともいえるような短編集。前作にあった毒は消されてほのぼのした。現実を踏み越えるのかという筋運びを見せつつ境界を越えずにユーモアの方に持って行かれた。人形店を澪さんが廃業しかけたのに,よかった!富永くんも師村さんもそのまま働いている。富永くんはマイペース,志村さんは真面目一方。束前さんと澪さんはツンデレごっこしているみたい。皆の人形に対する深い思い入れを澪さんも理解しようと木目込み人形の講習に通ったりしているが,手が器用でないのが致命的(笑)。
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myao
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1巻目を読んで、すぐさま続きが読みたくなったのは久しぶり。 ぜひ続編をお願いします。 登場人物たちみんな誰もが挫折しながら、支え合いながら、それでも個々の芯はしっかり持ってるっていうのは読んでて心地よかった。
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momoyama
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ネタバレ人形が出てくる話を読みたくなり、たまさか人形堂物語と同時に購入。こちらの方がほのぼのした話が多くて好きです。髪が伸びる市松人形の話、全部が落ち着く所に落ち着いたような綺麗な結末で良かった。最終章、お人形たち口悪いな〜笑でも、造り手に似て可愛い所もありました。
0255文字
rokoroko
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リカちゃん人形に油性マーカーは修復できないと初めて知った。前作より主人公の語りが多い。人形堂を経営してるけど人形を作れない主人公が木目込みを習いに行くところは笑えた。それで私は「来年の干支の木目込み作ろう」という講座申し込むの辞めた。魅力的だけど端切れ無駄にして手をべたべたにするのが見えたから。人形修復の短編面白かった
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Aminadab
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ネタバレ『物語』の感想から続く。短編連作だが各篇を貫く縦の要素がたくさん仕込まれていて、メインの三人以外の登場人物もとても大勢で賑やかだ。その中でもやはり魅力的なのは「分厚い眼鏡」で口が悪いラブドール制作者束前さん。かれとヒロインの澪さんと佐藤リカさんとの間には男女の三角関係の心理が誰も認めないうちに成立している、と書かれていると思う。そうでなければ「髪が伸びる」のロシア料理店での遭遇後に澪さんが食欲を失ってしまってボルシチとピロシキを食べ残す理由がないもの。束前さんも澪さんも可愛い。
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paxomnibus
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ヒロインの独白が少し大人っぽく、より深い心情にまで触れられるようになった。全体的にキャラクターが成長し、人間的な奥行きも出てきたようで、彼らの会話のやりとりが前作よりおもしろくなった。その分というかなんというか、事件性(?)は薄れ、日常性に重点がおかれているようなのが物足りないといえば物足りない。 だが、作家本人の心意気ともいうべき文章に触れられたのは嬉しい。それは登場人物の一人のセリフで 「暴力に屈していたら物作りなんてできません。こちらが不屈であることを無言で示すべきです」というもの。最高だと思った。
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たまさか人形堂それから (文春文庫)評価88感想・レビュー7