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Sapiens: A Brief History of Humankind

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くにお
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地球の生態系の中で何ら特別な存在でなかったサピエンスが言語を手に入れ世界中に広まり(認知革命)、「今、ここ」にないもの・ことを思考する力を手に入れることで大規模な組織化を可能にし「農耕革命」を成し遂げる。近代に入り「科学革命」と「産業革命」が起こるとサピエンスの地球への影響は決定的かつ不可逆的に加速。21世紀、ついにサピエンスという種自体を変革する力を手にした人類は第二の「認知革命」の帰路に立っている。フィクションという人間の能力を中心に据え、多様性から統一に向かう歴史の力学を壮大なスケールで描いた大作。
くにお

B.アンダーソンは「想像の共同体」という概念を近代の国民国家に限定して論じたが、本書は人類史の始まりからそれを中心に据えたところに面白さがある。生物、考古、宗教、社会、経済、政治、科学、テクノロジー、等々、知の大海に放り込まれるような本だが、すばらしくオーガナイズされていて安心して読み進めることができる。歴史の本は「知らなかったことを知る」ことを目的に手に取ることが多いが、この本はそれ以上に、知っていた(つもりだった)ことを全く新しい視点で見直させてくれる知的刺激に満ちた一冊。

02/08 01:43
くにお

英語版はイギリスで最初に出たみたい。こちらはアメリカのハーパー社の出版。全ページ光沢紙のカラー印刷で重さ1キロ以上!リアル本好きにはうれしい重厚感。アメリカでは今月末に続編Homo Deusも出るらしいのでとても楽しみ。

02/08 01:52
0255文字
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