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いまさら翼といわれても

感想・レビュー
2317

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栫
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2年生になってからの古典部の面々の変化が書かれた短編集。「長い休日」が1番好きだ、ほうたろうの姉ちゃん、扱いは雑だけどちゃんと愛情を感じるんだよね。あと、まやか絡みで書かれる物語は本当に息苦しくなってしまう。因みに、読書感想文についてはなるほどってなったし、これを選出する先生もさぞ変わり者だろうなと。
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QP
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やっと古典部シリーズを読了。前半は折木と千反田の影が薄かった。短編集なのでそうかと思っていると、後半の「長い休日」と「いまさら翼といわれても」は二人のお互いの気持ちを察するシーンが満ちていた。千反田が翼で自由に飛び立つ続きを読んでみたい。それとは別に伊原と河内先輩の伝説の一冊の紆余曲折も知りたい。
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き
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「鏡には映らない」「長い休日」は折木の人間性が垣間見えて特に好み。
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かつての読書家
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オーディブルにて。 面白かった。 これで古典部シリーズ既刊全て読んだ。 アニメって原作のエピソード、「二人の距離の概算」以外ほとんど全部網羅してたんだなと分かった。 キャラへの愛着もあるし、そろそろ古典豚肉シリーズの新作出てもいいんじゃない?と強く思った。
かつての読書家

古典豚肉じゃない。古典部だ。

04/12 13:18
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kooya
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ネタバレシリーズで一番それぞれの登場人物の核心に触れる話が多かった。 安定の安楽椅子なお話から、事実を明らかにするために行動する所まで。本当に変わったねホータロー…。 タイトルにもなっている話は、名家に生まれた千反田えるが合唱祭の本番を前に行方知れずになるという話。ラストの終わり方がになんとも言えない静けさがあって、これぞ米澤穂信さんだなと思った。
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pagu
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ネタバレ長年積読にしてしまっていたのをようやく消化出来た。そうそう古典部シリーズってこういう感じだったと懐かしい気持ちに。「長い休日」が好きだったな。表題作は千反田がどこに行ったのかと思ったけれどそういうことだったのか…。
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ばりぐあち
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ネタバレ3月12~14日で読了。古典部シリーズ第六弾。第四弾に続くシリーズ中短編集の第二弾。今回はホータローとか摩耶花を主人公とする6つの短編からなる。個人的には摩耶花をさゆじんこうとする2つの短編が好き。どちらもミステリーではあるけど、メインはビターな青春群像劇(でも、結構ドロドロ)。後は、表題作以外は箸休めの作品。そして表題作は、内容的には、合唱大会本番前に行方不明となったえるをホータローが探すというタイムリミットサスペンスだけど、ラストがこれまたほろ苦い。そう、この短編はどれも青春のほろ苦さが強調される。
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満月
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★★★★(2025)
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たく
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『きつい思いをした後に誰かが迎えに来てくれるのは嬉しいものだ。だったら行ってやるのは、あながち、やらなくてもいいこととは言えないだろう。』
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淡紅
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ネタバレ読み終わってしまった。ホータローも里志も摩耶花も千反田さんも、みんなそれぞれカッコいいとこあって好き。穂信様、2022年に古典部シリーズの長編出すってツイートされてましたから、もう出ても良い頃だと思うのです。まだでしょうか。千反田さんのその後が気になります。しっかり前を向いて羽ばたいていてほしいです。ホータローが交通事故にあって大学受験ができず一浪を余儀なくされて、千反田さんは一足先に京都の大学に進学することになって、「待ってます、折木さん。私の次善。」って言う新作でも私はウェルカムです。
淡紅

林檎さん、シリーズ読み終わってしまいました。淋しいです。はい❣️楽しみにしましょう♪

01/29 13:36
淡紅

奉太郎がそのモットーも持つに至った理由には共感するところがある。ただ、奉太郎はそんなモットーを持っていても、人を傷つけることに無関心なわけではないことはヘリ好きだと言った教師や卒業記念の鏡のエピソードで痛く伝わる。小学生の奉太郎は心が傷ついて、お姉さんはそれを理解して言葉をかけたんだね。中学で眠らせた心を、高校での古典部がリハビリになって、自分や他者をきちんと理解していけるだろうな。

01/30 11:59
3件のコメントを全て見る
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はすや
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古典部員それぞれが主役の短編集…と、表現するにはあまりにも内容が濃い。奉太郎の面倒くさがりや、井原のツンツンした性格など、今までキャラクター的個性と見ていた部分が掘り下げられており、読了後、一層古典部シリーズが好きになった。 表題の翼という言葉は、将来とか進路とか、そういうものを表している。ふたりの距離の概算や、遠回りする雛では成長の葛藤や迷いが描かれていたが、今作では進路に向けてもう少し成熟した古典部員達が描かれていた。感慨深い。 ともあれ、やらなくていいことは――のモットーを得た経緯は必見。
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ゆーちん
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古典部の続編。よくこんな日常に溶け込んでいる謎とも呼べない見過ごしてしまうような部分を掬い取ってミステリーとして成立させるなと感心した。漫研の部長のキャラがおっとりしたお嬢さんかと思っていたら、全然違っていてびっくりした。オタク気質でこんな気が強い人達が集まるもんなのか?って少し違和感。
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鈴純
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ネタバレ『氷菓』を読まずに読了。たぶん面白さは半減している。でも、『わたしたちの伝説の一冊』は面白かった。
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悠灯
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Audibleで読了
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人工べん
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高校の日常を題材にした謎や悩みが十分出ている。性格もそれぞれ違って、話の中での役割がうまく割り当てられている。 刑事事件や暴力などの不穏な話はないので軽く読むことができる。
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5〇5
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~「丸尾くん(ちびまる子ちゃん)」調で~                                     「いまさら翼といわれても。ズバリ、後の祭りでしょう!」d(@_@;) ズバリ!
5〇5

この物語の最後で衝撃を受けたのは、千反田えるなのである。彼女の中で何かが大きく動くきっかけとなったのである。だが、心配はいらない。雨降って地固まるという言葉があるではないか。物語は一区切りついたが、新たな始まりがあるに違いない。続編へ続く…

11/07 20:08
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hiro040
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audible
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toto
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ネタバレシリーズ6弾。回想シーンが多く、これを楽しめるのは読み続けた者の特権♪と嬉しくなる。今回は『理解者最強』てな印象。 ホータローが省エネ主義になった経緯はあんまりだよ、と切なくなるけど、姉貴の「長い休日に入るのね、そうするといい」「きっと誰かが終わらせるはずだから」の言葉にじいいいん。 そのホータローは、いじめを受けていた同級生を救うため悪役を受け入れていたし、マヤカの漫研退部して一緒に描こうと伝えた先輩も凜々しかった。 そしてそして、最終話で「今さら…」と混乱したエルの理解者は言わずもがなでしょう。
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ぱーこ
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ネタバレ最後のページを捲って「えっ」と言ってしまった。その後どうなったんやろうか。次巻を楽しみに待ちます 収録の短編どれも好きやった。特に鏡と、漫研のやつが好きだった。
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オーリ
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★★★☆古典部シリーズ最新刊。久しぶりに読んだシリーズだけど、米澤さんは本当に青少年の言葉にできない感情を書くのがうまいと思う。そんなこともあるだろうな、と思わせてしまうところがある。ミステリー自体は特に大仕掛けがあるわけではないけど丁寧で、「鏡には映らない」にはハッとさせられ、「長い休日」には、奉太郎の主義の理由が描かれており、なるほどねぇ、と納得させられる。次がすでに読みたい。だって、最終話…ということなら、また人間模様も変わるだろうしねぇ。
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sakai
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ホータローが書いた「走れメロス」の感想文に、いちばん心引かれた。あんな捉え方もできるんだ、と感心すると同時に、読書の魅力を改めて感じた。自由な感想をもてばいいんだと。古典部シリーズに登場する高校生たちは、哲学的で面白い。高校を卒業してからの彼らの物語を読んでみたい。
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Masa  Naka
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ネタバレ翼とは自由を意味する。千反田えるが、後を継がなくても良いと言われる悩み、合唱に参加しない話。
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藤瀬こうたろー
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「遠まわりする雛」と同じく短編集。いやー、良かった!今現在、シリーズ最新作にして、シリーズ中一番好きかも。ぶっちゃけ、前作の「ふたりの距離の概算」はちょっと好みではなかったので・・・。今回の短編の中では、伊原摩耶花が主役となってホータローの過去を探る、ちょっと異色の短編「鏡には映らない」が特に良かった。当初、伊原がホータローに尋常じゃなく冷たかった理由がわかった気がする。伊原主役バージョンの短編はもう一つ「わたしたちの伝説の一冊」もあったけど、これも良かった。さて、千反田の今後もあるし、次回作はいつ?
tonpie

古典部シリーズ、6冊目があったんですね。教えていただき、ありがとうございます!

09/14 22:07
藤瀬こうたろー

2016年に刊行された本作が最新作みたいですねー。かれこれもう8年近くなるからそろそろ次回作が読みたいところです笑

09/15 06:56
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はる
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ネタバレ(9)折木「全ての規則が完全に守られるわけではないし、そもそも規則の完全な周知は不可能だ。」同「次のバス停がアナウンスされ、降車ボタンが押される。二人が降りて一人が乗ってくる。その次のバス停でも停車する。腕時計を見ようとして、俺は強いて時計から目を逸らした。いくつかある移動手段の中で、俺はもうバスを選んだのだ。時刻を見れば焦るだろうが、どれだけ焦っても、このまま乗り続けるより速く移動する方法はない。」折木「嘘は、心に負担をかける。」
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はる
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ネタバレ(8)『いまさら翼といわれても』福『うーん、じゃあ、打ち合わせの日程はまた今度決めようか。電話でも大丈夫だよね』折「さりげなく言うが、連絡の取りまとめは自分がやると表明しているのだ。里志のこまめさと、人よりも労力をかけていることを表に出さない振る舞いを、俺は尊敬している。」折木「横手さんの腿の上に置かれた手が強ばっているのがわかる。ここであっさり認めてもらえれば話は早いが、それは望みが薄いだろう。俺はこの人の信頼を勝ち得るようなことを何一つしていないのだから。」
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はる
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ネタバレ(7)折木「それ自体は別によかった。一つ一つはたいした手間じゃない。引き受けて損したとか、あいつらばかり楽をしやがってとか、そういうことを考えたわけではない。ただ、自分は便利に使われていたんだ、と気づいたのだ。」折木(小学生)「お互い様だから手助けしようと思っても、相手もお互い様だと思ってくれるとは限らない。感謝して欲しかった訳じゃない。ただ、ばかにされるとは思っていなかった。」
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はる
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ネタバレ(6)『長い休日』折木「となると、どこか本を読める場所がいい。河川敷を考えたが、そろそろ蚊が出る季節だけに水のそばは嫌な気がする。それに河川敷は見通しがよくて、けっこう人目につく。俺はそれほど他人の目を気にする方ではないが、それでも限度というものがある。」十文字『無理にとは言わないけど、袖振り合うも多生の縁って言うし』折木「けっこう、学ぶことが多かったよ。何かを毎日やるよりも、何かをやる必要があるのか毎日判断する方が面倒だってこととかな。」
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はる
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ネタバレ(5)折『宿題は五枚以上だと思っていたから、きっちり五枚書いたんだ。そうしたら、実際は五枚以下だった。いくらでも手抜きできたのに無駄なことをしたのが悔しくてな、どこか削ってやろうかと思ったよ』伊『後から削ったって、手抜きにはならないでしょ……』「あきれてそう言う傍らで、ふくちゃんが深く頷いた。」福『でも、気持ちはわかるなあ。僕だったら実際に削ったかもね』伊「手を抜くためには手を抜かないということだろうか。」
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はる
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ネタバレ(4)『わたしたちの伝説の一冊』伊原『わたしも読んでいいの?』「折木はむっつりと不満を表情に表しながらも、『公開したものだからな』と言った。単に読まれたくないとは言わず、読まれたくないけれど公開されたものである以上は読むなとは言えない、という含意がこもっているのが、なんとも折木らしい。」
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はる
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ネタバレ(3)折木「里志は優しい男ではないし親切でもなく、律儀でもない。だが、顔には出さないが、不正義とか理不尽とかへの嫌悪感は人一倍強いように思う。俺だったら「まあそんなもんだよ」と流してしまうようなことにも眉をひそめ、そして自分に出来る範囲でそれらを正そうとするのだ。物事がもっぱら道理に沿って進んでいるからこそ、自分がふざけていられるのだと言わんばかりに。」
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はる
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ネタバレ(2)文庫本を取り合い、その直後に譲り合った秋であるとかーーこうした記憶と、忘れてしまった無数の経験とはどこが違うのだろう?」福部『選管の委員長ってのが、遠まわしに言って、あんまり好感の持てるタイプじゃなくってね。いばるんだよ、とにかく。たかだか高校の委員会ぐらいでさ。なんていうのかなあ、ふつうに作業してる人に『もたもたするな』って言わないと気が済まないタイプ。口癖は『勝手なことをするな』と『自分で判断しろよ』で、今日の開票だけで五回は聞いたよ』
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はる
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ネタバレ(1)『箱の中の欠落』折木「なんら特別なことがなく、その当時としてはごく当たり前の何もないに等しい一日の、ほんのひとかけらをはっきりと憶えていることもあると気づく。イベントに対する雑誌記事のような記憶とは異なり、至極断片的で前後の脈絡が欠けていて、でも忘がたい、捨てるに捨てられない古い写真のような記憶ーーたとえば、用水路の水がぶつかってできる渦をずっと飽きずに見つめていた夏とか、図書館の手の届かない本棚に並ぶおどろおどろしい書名に想像をたくましくした冬とか、学友と立ち寄った本屋で一冊しか入荷しなかった⇒
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YN
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久しぶりの古典部シリーズ最新作。 1番いいのは卒業制作の話。 ちょっと優しすぎ泣
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らんこ
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高校生のころに古典部シリーズはよく読んでいた。古本屋でたまたま見つけて2016年発売とあったので、多分読んでないだろうと思い久々に古典部メンバーとの邂逅を果たした。奉太郎に里志に摩耶花そして、える。みんな久しぶりだったけれど、各短編を読んでいるとあっという間に、あぁこんな感じだったなぁと物語の雰囲気が蘇ってきた。表題の短編はタイトル的にもうっすらラストを予感させる内容だったけれど、結果として奉太郎とえるの新しい未来に期待できるものな気がした。
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acacia
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千反田さんが直面した生き方の悩み、心の悩み。誰に助けを求めていいかもわからない寄る辺のなさに、自然体で寄り添ってくれる折木くんの優しさの距離が素敵すぎて素敵すぎました。 ……つ、続きは!?2016年刊行から現在に至るまでこの続きはないというのはどういうことなのですか!?( ゜ω゜)
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クレソン
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高校生の日常に起こる、ミステリーなできごとを、古典部の仲間が解いていく。大人が読んでも面白い。 イヤな人と思っていた彼は、実は優しい気持ちから行動していたのに、誤解されていた‥など全6話。 既に出ている古典部シリーズを、始めから読みたいと思いました。
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ハリー
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ネタバレ折木の株がグッと上がった一巻。 すごいいい奴だし、普段のスカした態度にも理由があった。 長い休日から目覚めたホータローと、千反田のこれからが気になります。
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禿童子
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ネタバレ古典部シリーズの最終巻?折木奉太郎の屈折した信条の由来と「長い休日」の終り。積極的に人を助ける(義侠心とも取れる)姿勢の発露が見られる。一方、伊原摩耶花は不毛な対立から抜け出すために漫画研究会を辞めて本格的に漫画創作の道に進むことを決意する。終章の千反田えるの葛藤は、シリーズ全篇を通して描かれた名家の跡継としての責任から解放されて、むしろ自分の生き方が見えなくなったことによる。千反田を縛り付けていた何かに対する折木の激しい憤りは、「氷菓」の絶叫に通じる米澤さんのメッセージと感じた。
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たむ
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ネタバレ2024.6.10-2024.6.24。久しぶりの古典部。短編集だがかなり人間模様が変化していく。まやかの退部、奉太郎の過去など。特に表題作は、余韻を残す終わり方で続きが気になる。
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