形式:単行本
出版社:KADOKAWA
形式:文庫
「大人」になるため、挑まなければいけない謎。待望の〈古典部〉最新作!累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作!誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ!神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘――折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)時間は進む、わかっているはずなのに。奉太郎、える、里志、摩耶花――〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。
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古典豚肉じゃない。古典部だ。
林檎さん、シリーズ読み終わってしまいました。淋しいです。はい❣️楽しみにしましょう♪
奉太郎がそのモットーも持つに至った理由には共感するところがある。ただ、奉太郎はそんなモットーを持っていても、人を傷つけることに無関心なわけではないことはヘリ好きだと言った教師や卒業記念の鏡のエピソードで痛く伝わる。小学生の奉太郎は心が傷ついて、お姉さんはそれを理解して言葉をかけたんだね。中学で眠らせた心を、高校での古典部がリハビリになって、自分や他者をきちんと理解していけるだろうな。
この物語の最後で衝撃を受けたのは、千反田えるなのである。彼女の中で何かが大きく動くきっかけとなったのである。だが、心配はいらない。雨降って地固まるという言葉があるではないか。物語は一区切りついたが、新たな始まりがあるに違いない。続編へ続く…
古典部シリーズ、6冊目があったんですね。教えていただき、ありがとうございます!
2016年に刊行された本作が最新作みたいですねー。かれこれもう8年近くなるからそろそろ次回作が読みたいところです笑
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