形式:文庫
出版社:新潮社
やや読みづらいのが難点だが、ストーリー自体は好み。「いなか、の、じけん」はショートショート風で、コミカルなものも多く読みやすい。夫婦の虚空蔵、一ぷく三杯、蟻と蠅、郵便局、あたりが好み。「怪夢」もショートショート風だが、こちらは夢野久作の幻想的な作風がより現れている。工場、病院、七本の海藻、硝子世界、あたりが好みだった。
『瓶詰地獄』の第一の手紙の中で前半後半で「お父さま/お母さま」「お父様/お母様」と表記が変わっていることも気になります。深読みしすぎか?
『怪夢』はどれもビジュアルが浮かびやすく、恐らく何らかのメタファーもこめられているのだろうが、夢の話なので、実はそこまで意味は無いのかもしれない。デビュー作となる『あやかしの鼓』は、ちょっと長さを感じてしまった。というか、これはミステリーなのか?まだ夢野久作の文体に慣れていない感じがあるので、もう一、二冊読んでから『ドグラ〜』に行きたいと思います。
生きたい?わからない。人肌でイきたいときはある。いい気になってないつもり。でもイキってるいつも。息してる酸欠でも。死んでもいいけど殺し合いだけは御免だ。死にたくなくないのに死なせたくないのは矛盾なのか?だから音楽と物語に縋ってる。
ロックは死なないから。そんなの、ロッカーなら、とっくに知ってるな?死にたくないし、何も、死ぬな。
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やや読みづらいのが難点だが、ストーリー自体は好み。「いなか、の、じけん」はショートショート風で、コミカルなものも多く読みやすい。夫婦の虚空蔵、一ぷく三杯、蟻と蠅、郵便局、あたりが好み。「怪夢」もショートショート風だが、こちらは夢野久作の幻想的な作風がより現れている。工場、病院、七本の海藻、硝子世界、あたりが好みだった。