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椎名誠 超常小説ベストセレクション (角川文庫)

感想・レビュー
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まひはる
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『月の夜のわらい猫』と『水の上で火が踊る』を合本。
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てっちゃん
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おそらく椎名誠さんの本を読むのは初めてだと思う。超常小説とうたわれているけど、ある種SFの範疇に入る作品なのかな?最初はとまどう話がわりと多かったけど、慣れてくると非常に個性的で面白い作品が多かった。個人的趣味としては。「ぐじ」がモロに好みで解説で最後の3行が怖いという事が書かれていたけど本当にその通り。癖になりそうな面白さだった。
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るい
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ネタバレ初読みの作家さん。(こんなに有名な方なのにね)シーナワールド・不思議世界の物語19編。1981年~2010年に各某誌に掲載。ダークで気味が悪い話がいっぱい。未来の大戦争終了後、DNA再生人間やら機械人間やら得体の知れない生き物やら・・・。こういった話を創るアイディアはもちろん凄いが、場所、人名、その他諸々細部に至るまでのネイミングの面白さにクスッとしてしまった。
りょうけん

Ruiさん,シーナ兄いは根はとても明るい人柄なのが そのエッセイなどを読むとすぐと分かります。でもこういうSFめいた小説はほとんどがこういう負の感じなのです。これでこそ 作家さん と僕は勝手に思っています。

06/27 22:16
るい

りょうけんさん、椎名さんのプロフを読むとマルチな方だとわかります。多くの経験・体験をなさっていらして引き出しが広い方なのでしょうね。別の魅力に又お会いしてみたいです。

06/27 22:18
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りょうけん
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<選> ベストセレクション! どの作品も僕は過去に一度ならず読んでいる事を十全に分かった上でこの本を手に入れた。一冊に合成する際に直元本となった『月の夜のわらいネコ』と『水の上で火が躍る』もおそらく僕は読んでいる。でも読書記録があるははずの読書コミュでは最近は市場に無い本は検索できなくなってしまってそこに無い本の読書記録など簡単には見つかるわけなく証拠探しは困難を極める。
るい

りょうけんさん、たくさん感想を書き足していらしたのに気づかなくて今読ませてもらいました。veryvery慌て者です。実は、この本、予約してるんですがまだまだ届かない。ということはわが町の図書館に無くてよそから借り寄せているのでしょう。そこそこに本は揃えているわが図書館なのですがね。眠れなくなりそうな作品もあるとのこと。怖がりではありますが、チャレンジしてみます。玉砕したらすまぬ。

06/18 13:14
りょうけん

Ruiさん こんばんは。コメントありがとうございます。自分の書いた文章をこういうきっかけで読み返してみるとなんだか恥ずかしい感じです。誤字や脱字も目立つし。僕も普段はTSKで借りて読みますがこの本は最初から絶対に買おう! と思って手に入れました。もちろんセコハンですが。笑う。

06/18 21:24
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Mingus
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こんなシーナが読みたかった、がこれみよがしにボリューム満点に詰まった珠玉の短編集。SFというよりは超常と名付けられるだけあって、非現実性の中にリアリズムの骨子がしっかりあるのはやはり筆者の超常的な冒険の経験値がモノを言わせてる。そしてこの多様性、とんでもなく下らなくて、可笑しくて、シリアスであったり、穏やかになれたり、 時として恐ろしく、不思議なフルスイングな物語たち。個人的に‘雨がやんだら’はズバ抜けた傑作である。私が好きな蚊も収録されていて満足。抱貝やぐじも唸らせる。続きが読みたい魅力的な作品も多い。
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ゆうと
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「"不思議世界"の物語」との謳い文句に誘われたら大変な目にあいました。不思議は不思議でも、どこか狂気・恐怖に満ちた不思議。後味悪い系SFに、ある種の昭和的狂気を孕ませて、それを臨場感たっぷりに目の前に並べられるような。独特の世界観と説明しきられない曖昧さ、異様な行動の連続に翻弄されました。やや乱暴に言ってしまえば、クトゥルフ以上にSAN値が削られました。さらに「蚊」を読んで以来、身体がむず痒くてたまりません。 おそらく良作揃いであるが故に、与えられる衝撃や影響力も強いと見え、楽しくはあれどグッタリです。
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白色うさぎ
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「超常小説」という、聞き慣れない呼び名が付けられていますが、要するに椎名誠による”ちょっぴり不思議なSF”短編集です。ともかく筆任せに書き進めている印象で、着地点が定まらず、読んでいるこちらも迷走し、ラストになって「え? これってそういう話なの(;^ω^)?」と困惑する……そんな流れの読めない短篇が詰まっています。「スキヤキ」「中国の鳥人」あたりの雰囲気は好きですが、私は怖いとは思いませんでした。似たようなテイストでいえば筒井康隆でしょうが、個人的には筒井康隆の方がオチが締まっていて、面白いです。
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けいちゃっぷ
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近作を除けばほとんどが既読なので、お得だったかどうか分かりかねますが、こうして久々に読み返すのも悪くないですね。 本当は「北政府」ものだけを時系列にして読んでみたかった。 収録中ではやはり「いそしぎ」と「雨がやんだら」が特に好きだな。 だいたい発表順に並んでいるようだが、後になるほど(筆者が年を取るほど)面白味が薄くなる。 パワーあふれる作品は、若いときじゃないと書けないという事か。 本のタイトルが奇数ページの上に書かれているが、短編集の時は短編のタイトルを載せてくれた方が探しやすい。 469ページ
けいちゃっぷ

「いそしぎ」、「雨がやんだら」、「蚊」、「胃袋を買いに。」、「ニワトリ」、「ねじのかいてん」、「猫舐祭」、「スキヤキ」、「中国の鳥人」、「みるなの木」、「ねずみ」、「赤腹のむし」、「海月狩り」、「餛飩商売」、「漂着者」、「飛ぶ男」、「ぐじ」、「問題食堂」

03/21 20:27
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春風
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臭いや痛みなど身体感覚に訴える描写が秀逸だけど、最近の作品ほど淡泊になっている。しかし解説で「脂の乗り切った時期に刊行された作品集ですら、すべてが傑作であるケースは少ない」とか書いちゃうのはさすが北上次郎。
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ふみ乃や文屋
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文体は確かにシーナ体。この手のものはあまり読まないせいか、1編1編気持ち高ぶりながら読んでいった。じわじわ怖い、あるいは、恐怖が迫りくる、という感じ。でも、私が好きなのは恐怖色の薄い「スキヤキ」です。
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