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深紅の碑文(下) (ハヤカワ文庫JA)(Kindle版)

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やすお
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人類は対立しないと自分のアイデンティティを確立できないようだ。そのために血みどろの戦いを求めているかのようにも思える。“深紅”にはこれまで人類が流してきた血という意味もあろう。その流れた血の上に現在があり、さらに未来を見ることになる。人類滅亡の可能性がある〈大異変〉の到来前に、海上民のザフィール(ラブカのリーダー)、青澄(救援団体理事長)、星川ユイ(宇宙船建造関係者)を中心とした活躍が下巻で動く。長めのスパンの活躍を描き、それぞれの生き方など人間ドラマも面白い。
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nonbiri nonta
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第一作華竜の宮、そして続編(だよね、スピンオフにしては大作過ぎる)の深紅の碑文上下と一気読みしました。 SFってどうしても大作になりますよね。 地殻変動によって地上の大半が水没した地球で人間は自らを生体改造して海上民として生き延びる。しかし陸上民とのし烈な対立を繰り返す中新たな地殻変動は地球を滅亡へと導く。 果たして人類はどういう形で生き延びるのか、そして何に夢を託すのか。
0255文字
埋草甚一(U.J.)
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大異変を前にあたふたする人類。海上民と陸上民の行き違いは解消せず、滅びに向かう。 しかし 最新短編集『獣たちの海』には、ザフィールのその後が描かれているが、ルーシーとツキソメと思しき女性と出遭う。まだまだ世界は広がる。 この物語はアキーリ号計画が主眼だ。唯一の希望が太陽系外の宇宙へ飛び出すことだ。 地球の知性は宇宙を目指す。それは進化の必然で、義務である。
0255文字
BookAnt
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年月は人を変えていく。作品のテーマとはいえ、前作の彼らが好きな者からすると複雑だ。また、前作とは違い、分かりやすいクライマックスは無い。
0255文字
まなな
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ネタバレ設定がメインでなく人がメインで群像劇的で前作と違うので入り込みにくかったけど、解説によると意図的のようで  みんなの信念がすごい  青澄に思い入れができちゃってるから泣いた リリエンタールの末裔のあの子出てる!あっちではかなりファンタジーぽく感じたのに
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らいしょらいしょ
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なんとも壮大だった。大異変という、漠然とえがく地球の最後は、わずかに残った陸地と、海を住処とする者たちとのあいだにどんな悲劇を生むのか。悲劇でしかない、殺戮のシーンは胸が痛んだ。リーダーが有能であればあるほど、やりきれない思いが残る。そんな中でもアキーリ号をなんとか飛ばそうとする一部の人たち、批判を受けるのもわかるが、そういう人たちもいてほしい。それ以前に、取り返しのつかないことになる前に、地球を守らなきゃいけないんでは。SFなんだろうけど、それを超えた意義あるものかも。タイトルの意味も、ようやく分かる。
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peanweb
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ネタバレ人類の歴史というか、叙事詩...?的な厚みに圧倒されて没頭して読みました。なんつーか、いろんな人がいて色んな思いで生まれて戦って死んでいくんだなー、と。その刹那の煌めきのようなものが眩しかったです。青澄にはアニスとうまくいって欲しかったですなー。大人なほろ苦い関係もありなんですが、なんかねー、もちっと個人として幸せになってもええやん、と。2人とも。あと、人は外界のマクロに振り回されてもそれでも必死で生きていく生き物なんだなと思いました。陸と海の対立には生きるかいってなんだろうね?と考えさせられたり
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nick2208
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ネタバレDSRDの理念に共感しきれず、ユイのパートにはイマイチ入り込めなかった。どうしても「金持ちの道楽」みたいに思えてしまう……。青澄とザフィールのパートは好き。
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