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恐怖箱 醜怪 (竹書房文庫)

感想・レビュー
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TNdler
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長編で王道の祟り系怪談ともいえる「無形様」、男根を取り込んでパワーを得る「俺のものになれ」、呪いの石棺「可否」、サイコパスvsマフィアの「熊沢」が特に印象的だった。
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眠る山猫屋
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相変わらず神沼さんはエグいなぁ。とある団地の各個の扉に「可」「否」と描かれ、否定された家族には不気味な顛末が訪れる話は厭だったなぁ。釣り場で知り合った少女に引かれる話『魚籠』、新築の家に何かが宿る『その土地』など地場に根ざした怪異が怖かった。そして悪魔のような男・熊沢が、マフィアの男から面白半分で奪った呪札の顛末『熊沢』。ソシオパスな熊沢、なかなか稀な悪党。彼のその後を知ることはもう出来ないのだろうな。
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海星梨
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KU。神沼さんだー。暗く澱むような、上質の怪談。
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ちかぽん
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本当に井戸は怖い。 土地の因縁は怖い、神様は怖い 人間も怖い
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ふるい
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「死臭の濃い」話ばかり集めたということで、理不尽な死や祟りに見舞われる話が多い。どれも良いが、特に後半の「可否」「無形様」「魚籠」など少し長めの話が特に好みだった。「可否」の団地から掘り出された石棺、何入ってたんだろ…怖。そういえば、工事現場の人が怪異に遭遇してしまう話がいくつかあったが、やばい土地の事情を知らずに仕事で掘ったり埋めたりして祟られるのはほんと理不尽だなと思った。
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夢追人009
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実は竹書房文庫の実話怪談作家には「神」の文字の付く作家さんが多い事に今更ながらに気づきましたね。偶然なのですが今月だけで本書を含め実に4人の方の本を読んでいますよ。もしかすると神様だけに怪異に強くて作家を守るご利益があるのかも知れませんね。何回か書いていますが、共にお笑い分野の方の関西の上沼恵美子さんと関東の林家三平さんを足して字だけが少し違う名前の著者は今回お笑いの要素が微塵もない鬼のような鬼気迫る物語に徹して勝負されています。『無形様』神崎の一族の家では、子供は先天的に障害を持って生まれて来るのです。
グレ

僕も『無形様』だけは読みました。神様を怒らすと、こんなとんでもないことになるのですねえ・・・。

03/11 19:07
夢追人009

グレさん、こんばんは。筋書きを端折っているので穏やかに書いていますが、私はこの神主が人間として冷た過ぎる最低の奴ちゃなと思いますよ。何とか困った人を助けるのが神職ではないのでしょうかね。でも本当に打つ手なしなんてマジで殺生な話ですよね。後は妖怪ポストに手紙を書いたら「ゲゲゲの鬼太郎」に助けてもらえませんかねえ。

03/12 19:00
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あすみ
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ネタバレなんとも言えない後味の話ばかり。その中でも海曳きや無形様の話が凄い。神様相手じゃどうにもならない...
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さりぃ
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#恐怖箱 醜怪 #神沼三平太 なかなか粒揃いな感じの話が多かった。 なんというか、人の心の醜さとかそういう話も多かったと思う。 『五歳児』『されこうべ』『ファミレス』『俺のものになれ』『砂利山』『海曳き』『無形様』『熊沢』 辺りが好き。
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ギタバリョー
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怪談ジャンキーの下心を焚きつける「必要なんでしょう?酷い話が」との導入から始まる本作は、所謂「連れて行かれる」系の話が多く収録されており、ページごとの平均死者数もバッドラック鬼盛りの罰あたり大サービス。決して期待を裏切りません。賢明なオカルト狂いならば某掲示板の家あげますの家の周辺に出ると噂される異形、もしくは妖怪ぬっぺふほふを思い浮かべたであろう「無形様」の呪いは終焉するのか否か。呪われた一族の血が途絶した場合、呪いはどこへ向かうのか。それだけが気がかりであります。
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Okazzchan
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★★★☆☆
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yi120
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タイトル通りのイヤホラ短編集。家系怪談が何作か収録されているが少ないページ数だがかなりおぞましい。「母」これはもう・・やっとれんわなあ。「臭塊」「痰」この系統は苦手やなあ。怖いというよりエグイ。救いのない「無形様」目が点になった「俺のものになれ」読了後の感想は恐怖と不快は紙一重。
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ぺろん
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ネタバレ普通にお化けが出て人を脅かすような話ではなく陰湿に追い詰めていくような話が多い。一言で云うとエグい。 わざわざ呪いを使わなくても大陸系ならさらって絞めちゃった方がいいような「熊沢」。 死んだ婆が入院中の夫に向けて痰を吐き続ける「痰」なんて 婆の嫌がらせの話じゃねーかとw 結局心不全で死ぬんですけどね。 「海曳き」と「無形様」は根絶やし的な話。 この本、人はたくさん死んでいくんだけど自分の恐怖のツボとは少し違ったかも。
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hannahhannah
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神沼三平太によるオカルトホラー。今回も祟りで酷い目に遭う怪談がメイン。しかも祟りを成すものの正体が明かされない話が多かったり、唐突に話が終わったりして不気味さを煽る。「俺のものになれ」はサイコ要素が入ったオカルトホラー。「母」は女性の最後のセリフが絶望的。「ビッグになる男」は平山夢明の話に出てきそうなダメ人間が描かれる。「海曳き」や「無形様」は代々祟るようなとんでもない神様も出てくる。ラストの「熊沢」から滲み出るアウトロウ臭が良い。神沼さんが個人的に呼んでいる、「憂怪」シリーズは本作品で一区切りだそうだ。
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王天上
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怖さと不思議さの配分が絶妙。
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やんも
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共著とは違って、単著は断然あと味の悪い怪談が多い。あまりその手の話は好きではないが、なぜか読んでいる。そんな話の中にも自分の好む話が混じっており、それは暗い藪の中をかき分けて、ようやく見つけた螢飛び交う淵のようなものだ。螢に誘われて淵にはまれば、もう帰れない。本書と前後して読んだ本の影響か『海曳き』と『無形様』の話が印象に残った。人ではない異界のモノと関わりを持ってしまった人々の体験。どうあっても逃げきれないという諦め混じりの、それでも生き残ろうとするあがくさまがよい、と思うのだが、我ながら悪趣味か・・・
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buchi
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ネタバレ大好きな書き手さん。土地にまつわる・やばい・人間の気持ち悪い部分をえぐる三拍子。 連れに来る「道切り」「アソボウヨ」「されこうべ」、蠱毒失敗「潮騒」、男子力欲しい「俺のものになれ」、まずインチキを始末「笑顔の家」、のまれる「砂利山」、焼死体の地層「埋蔵物」、通知「可否」、 因習系「海曳き」「無形様」精神構造の違う人たち「ビッグになる男」「臭塊」「熊沢」すごかった。
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ニコ子
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図書館。 「ペンション」や その土地」 みたいに、明らかに 怪しいサインを出してる物件話を読むと、本当に怖い。きっと判断力を奪われてしまうのだ、うん。 「無形様」も面白かった。
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HANA
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実話怪談集。醜い話を集めていると前書きでさんざん期待値を上げてくれたので、こちらもそれに応じて期待しつつ読む。確かに嫌な話はおおいのだが、どちらかというと玉石混交。最初は大人しい話が多かったのであるが、「アソボウヨ」「されこうべ」辺りから怪談的にイイ話が多くなってくる。「無形様」や「その土地」の様な応報系もいい味を出しているが、「母」「可否」「海曳き」のような突然降りかかってくる理由のない悪意もまた素晴らしい。一番琴線に触れたのはひたすら絶望しかない「潮騒」だけど。やはり悪意に満ちた怪談はいいものである。
鷺@みんさー

いいですよねぇ。悪意×怪談。

04/17 23:54
HANA

いいですよねぇ。やっぱり怪談って人を怖がらせてナンボ、不快にさせてナンボみたいなところがあると思うんです。最初からハートフルな方向なのは別として。

04/18 05:39
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kukeiha
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●「爛れた顔」異口同音による怪異の立体化はこのジャンルの醍醐味。●「俺のものになれ」突然で極端な異文化怪異、必読。●怪異にも理はある、と心のどこかで思っている。しかし「母」からは長い積み重ねあっての自覚無い虐待と被虐待者の依存により彼方此方それぞれが等しく崩れたバランスで成立していて我々の理が通用しない無力さを見せ付ける。 ●「ビックになる男」怪異のビジュアルとシチュエーションが新しい。平安貴族の借金取り ●「可否」「海曳き」「魚篭」読み応えあり。
kukeiha

●「潮騒」が特に印象深い。復讐の物語は刃をゾリゾリ研ぐ描写や、やがて来るその日の為に自身や武器を鍛える過程が面白いのだが、もし使い方を失敗していたら?という、もしも話になっていて自分の育てた武器を持て余し振り回されるくだりが無修正の昔ばなしみたいでゾクゾクした。

04/06 06:18
kukeiha

もしも話とか言ってスミマセン

04/06 06:19
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Kavi
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ネタバレこの人の怪談はこわくておもしろい。不謹慎だけど人が死んでいく重たい話がたくさん盛り込まれている。海に散骨した祖父「カナヅチ」、2年ごとのバイトの生贄「ファミレス」、蟲毒の誤用「潮騒」、SEX中に嚙みついてくる「母」、海藻の化け物「海曳き」、くっさいきもい「臭塊」、それはヒルコの祟り?「無形様」、死んでヨシ!「熊沢」がお気に入り。
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奈良 楓
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【〇】得体のしれない神様など、嫌な怖さが多く面白かったです。
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qoop
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嫌な読み心地になる酷い怪談を集めるという趣向は他にもありそうだが、よくぞここまで!というクォリティとバラエティが素晴らしい。収録作はどれも(うわぁ…)と眉をしかめたくなるような醜作揃いだが、中でも悪意のなさが怖い〈カナヅチ〉、救いなくむごい〈母〉が秀逸。怪異の内容もさることながら、それを浮き立たせる心理のキワが嫌な気持ちにさせる。〈魚籠〉は出来過ぎの感もあるが、このラインナップの中だと特に光る。構成の妙というべきか。印象に残った。
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澤水月
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個人的には代々の因果が…な話はそういう家に生まれ育ってるため受け付けないので後半つらい。タイトル通りイヤで醜い話好きにオススメ。畳み掛ける中、魚籠のボーイミーツガールの叙情はいい、幻想小説。ある話では井戸の叙述順がおかしい気がする、これは編集が指摘すべきところ
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柊よつか
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「崩怪」から始まった、神沼さん単著のエグみあるシリーズ、これでひと区切りの四冊目。丁度百話というのが素敵。これまで同様厭な話が主軸なのだが、何だろう、何かが違う気がする。でも何を違うと感じているのか、上手く言えずにもやもやする。まえがきの〈死臭〉というキーワードを借りるなら、〈恐怖〉よりも〈死〉に近い…そんな感覚だろうか。特に印象的な話は、叶わぬ復讐の成れの果て「潮騒」。インチキ対ホンモノ「笑顔の家」。そういうものを埋める場所が気になる「可否」。人体パッチワークの「無形様」。意外な展開で読ませる「熊沢」。
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