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【新装版】ナチスドイツと障害者「安楽死」計画

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くり坊
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ネタバレ「1943年4月15日、ハダマ―は子供の殺人施設として機能し始めた。幼児だけではない。子供、ティーンネイジャーも殺された。身体障害者、知的障害者だけではない。孤児院や青少年療養施設の入所者が判定の対象となり、トラブルメーカーとみなされた多くの健康な子供が死を迎えた」(24頁)この本は、その問題に一章を設けており(第四章「子供計画」)、現代、行われている「出生前診断」という優生思想が行使されている最前線と、似通った価値判断を多分に感じた。この問題は、今もって新しいと、そう感じさせる1冊だった。
0255文字
Shun
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ネタバレ思わずゾッとする表題。日本も旧優生保護法と云う悲しい過去を持つ。今でこそ、「人権蹂躙」と言えるが、パラダイムによっては、そうと言い切れない。この障害者暗殺計画はナチスドイツが提唱して始まった訳ではなく、それ以前からあり、戦後暫くも医療行為と称して続いていたというから驚きである。決してナチスドイツに責任転嫁できる問題ではないし、人間の本性を垣間見たように感じた。その一方で、身体的な不利を抱えた個体を助ける動物社会は多くあるそう。これには勇気付けられた。 普段口にする『障害』とは極めて社会的な概念だと感じた。
0255文字
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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優性思想の恐ろしさ。優性保護法なんて言葉があった日本も、その考え方とは無縁とはいえませんよね。
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【新装版】ナチスドイツと障害者「安楽死」計画評価40感想・レビュー5