読書メーター KADOKAWA Group

歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録 (フェニックスシリーズ)

感想・レビュー
39

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ぺと
新着
Audible
0255文字
Kiyoshi Utsugi
新着
ネタバレ著者の二人は「The Story of Civilization」という大作を書いたことで知られる方です。この本もイーロン・マスクの推薦図書ということでした。川崎図書館にはなかったので、やむなくアマゾンで購入。 表紙裏にも書かれているとおり「The Story of Civilization」のエッセンスを抽出して分析し、歴史から学べるレッスン(まさに本書のタイトル)という形で13 の章にまとめ上げたものになります。
0255文字
gender
新着
ナヴァル・ラヴィカントおすすめ本。著名な歴史家のエッセイをまとめたもの。あくまでエッセイの形を取っているので、学術的で大仰なものになっていないので読みやすかったけど、反面、非常に示唆に富んでいる内容でさくっと読めても消化しきれていないかも。これを読むと、昨今のロシアウクライナ戦争やトランプ政権発足による、専制政治への揺り戻しはまさにこれまでの人類の歴史の中でも繰り返されてきたことなんだなと実感。 まさに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」by ビスマルク(うろ覚え)といったところでしょうか。
0255文字
numainu
新着
評価C
0255文字
とり
新着
古今東西の歴史を、地球、生物学、人種、人の性質、モラル、収容、経済学、社会主義、政治、戦争といった観点からまとめたエッセイ。えらく話が壮大で濃厚だと思ったら、本書は、著者らのThe Story of Civilization(文明の話)という既刊10巻をまとめたものらしい。
0255文字
toshibo
新着
歴史学って意味があるのだろうか? そんな問から始まり、歴史学を各章で、地球、生物学、人種、人の性質、モラル、宗教、経済学、社会主義、政治、戦争との関係で説明している。いずれの章も興味深い内容だ。例えば経済学の章では、富の集中はごく自然な避けられないことで、暴力や平和的再配分によって緩和される。つまり、経済史とは、富の集中と強制的再配分という収縮、弛緩を繰り返す社会的有機体のゆっくりとした心臓の鼓動であるのだそうだ。そして最終章が素晴らしい。是非とも読んでおくべき本ですね。
0255文字
chang-3
新着
全10巻の歴史書をコンパクトな一冊に集約しただけあって、歴史の本質が鋭く炙り出されている。特に「生物学と歴史」「モラルと歴史」「進歩は本物か」の各章は圧巻。歴史から得られる生物学的教訓は、第一に人生は競争であること、第二に人生は淘汰であること(暴力が不平等を是正すると喝破したシャイデルは正しかった)、第三に生物は質より量の繁殖を志向していること。モラルコードは、狩猟段階、農耕段階、産業段階でそれぞれ異なるものだった。デカルトを始祖とする西欧近代的合理主義は、人類にとって本物の進歩をもたらしたのだろうか。
0255文字
Vulpes
新着
少し完全に言い切るような表現に疑問を挟むこともあったが調べる機会にもなりとても楽しめた 「自然は卵子に向かう精子を満足げに見ているだろう」、「歴史は色盲」、「不安は強欲の母」、「全ての悪徳は過去には徳だった」などのまとめ方がとても面白い 引用本もしっかり記述されていてマルサスの人口論は自分でも読んでみようと思いまた積読本が増えてしまいました
0255文字
33 kouch
新着
まさに人類の歴史を論点ごと章にまとめて語ってくれる。サピエンス全史、銃鉄病原菌、池上さんの世界シリーズを読んでいた身としてはおさらいになった。人類史の目次のような本。国家を人間のように欲でうごめく存在として見立てているのが発送として面白いと感じた。自由主義と社会主義がお互いに牽制し合うとともに融合してゆく流れも、人類の進化みたいでわかりやすかった。
0255文字
秋良
新着
歴史家で哲学者のデュラント夫妻による、歴史に関する著書のポイントを簡潔にまとめた一冊。資本主義経済において高所得者に富と権力は集中するが、不満をもって集まった低所得者の力はそれに匹敵する。のちに富は暴力的(革命)または平和的(政府の介入)に再分配されるが、補助が増えると経済力は弱くなる。自由と平等は並び立たない。歴史の流れでなく、人間と歴史の性質について論ずる良書。今の日本と違って人口増加に頭を痛めているところが興味深い。そして人口問題は教育が普及することで解決すると述べている。当たっている。
0255文字
( ^ω^)おーっ!
新着
歴史が私たちに何を教えてくれるかを語っている。「生物学と歴史」から、絶え間なく続く生存競争の存在を知る。「人の性質と歴史」から、私たちの行動に全く変化が無いと知る。「経済学と歴史」から、何時の時代でも富の集中は避けられないものだと知る。こうした様々な“点”から歴史を覗いて教訓を示している。
0255文字
かわかみ
新着
今年の読み納め(?)。一種の歴史哲学の書だが、歴史を何か指導的な理念に導かれるものだとか、質的に進歩あるいは量的に発展するものだとかは考えていない。浩瀚な知識を背景に、冷徹なリアリズムにもとづいて人間社会の試行錯誤を循環論的に捉えている。むしろ、歴史を通じて人間性を洞察している。
0255文字
satou
新着
人の歴史を紐解き、いつの時代もサイクルがあることを示す本。宗教vs 知性、戦争と平和異なる主義が台頭しては消えていくということを歴史からも確認する。そのサイクルを繰り返しながら少しずつ進歩している、自然/環境に対するコントロールをえてきているのが人の歴史。コントロールを追求した結果、環境の側が変化してきて、コントロールできなくなっている今を見ると、この点もサイクル。
0255文字
Mituya  Hasegawa
新着
少々難しゅうございました…😅
0255文字
kumokumot
新着
現代の問題もとっくの昔に何度となく繰り返されてきた問題であること、そしてそれらがそのときどきで解決された(あるいは解決に向けて少しは進んだ)ことで現代があるのだなーと実感した。何度も貧富の差が拡大して何度も共産主義に挑戦し、何度も腐敗していく国家。大局から眺めると、人間って面白いな、という感じ。
kumokumot

世界史をこういう眼で眺めたら楽しかっただろうなと思い、改めて世界史関連本を何冊か買ってみた。

04/16 15:18
kumokumot

どうでもいいけどパンローリングは投資本じゃないもの(しかも1200円という良心的価格)も出しているのか

04/16 15:19
0255文字
yc
新着
序盤はいけるかと思いましたがやはり評価通り世界史を少しはやってないと難しいですね。それでも気に入ったのは2章と7章でした。経済力が平均以下の者だけが平等を求め、自分の優れた能力に気づいている者は自由を求める(2章より)。短いものの骨太な1冊だと感じます。
0255文字
にげねこ
新着
人類の過去の行動が総括的に語られているが、なにぶん歴史に対する知識が乏しく十分には理解できなかった。これからも歴史を学ぶ必要性を痛感した。
0255文字
homhom2453
新着
ネタバレ・長い歴史の中で人間の性質は変わらない  ・モラルコードの低下は文明衰退の可能性がある  ・富の集中は避けられず、暴力や平和的な再配分によって時々緩和される  これくらいのページ数だと本当に掻い摘んで本質論をさらうくらいしかできないが、とはいえ長い歴史の中で人間の本質はうまくまとまっているように思える。原著の"The story of civilization"の和訳がほしいところではあるかなという感じではある。
0255文字
hide
新着
『記憶が連続していれば人の正気が保たれるように、集団の正気は伝統が受け継がれることで保たれる。個人でも集団でも、その鎖が途切れると神経症的な常軌を逸した反応が起きる。』/ピュリツァー賞受賞の歴史家が長年書き続けた自著を短くまとめたエッセイ集で、サクサク読めた。冒頭引用から分かるように著者の思想は保守的なもので、様々な文明が生存競争した結果これまでの歴史が形作られたというストーリが色濃い。著者の主張の論拠として歴史用語がほぼ説明なしに連続するため、上級者向けかも。
hide

『厳格主義と快楽主義(気持ちや欲望の抑圧と表出)は歴史の中で交互に生じている。一般的に、法の力が弱くモラルによって社会秩序を維持しなければならないとき、宗教と厳格主義が勢いを得る。一方、法と政治が力を増し、教会、家庭、モラルの力が社会の安定を脅かさない程度に落ちるとき、懐疑主義と快楽主義が広がる。』法と政治が力を弱めて、道徳による統治が台頭しつつあるのを日々感じる。

01/08 14:58
0255文字
ナンピン13
新着
人が生物である限り、これからも繁栄と衰退を繰り返しそのまま絶滅するのが分かる。そんな渦の中のちっぽけな存在として日々の成長と幸せを噛み締めながら楽しく生きるのが自分にできる最適解という投げやり気味な教訓を得ました。
0255文字
okaryo
新着
Audibleにて。13のトピックを切り口としていろんな角度から歴史の大局を見渡す。文明の発展と衰退、宗教や社会主義の話など個人的に面白いトピックはいくつかあったが、内容としては割と歴史の知識やコンテキストを読者が持っている前提で進んでいるので人によっては難しいのではないかと思った。
0255文字
Y2
新着
よくわからなかった。
0255文字
houraiken
新着
新世代によるモラルの実験が行われると、伝統がゆらぎ、伝統から利益を得ている人々を脅かす、というあたりはコロナで加速した現在の日本の働き方や雇用制度の変換を表しているように感じました。 集団、あるいは文明が衰退するのはリーダーが変化に伴う問題に対処できないからである、という部分は非常にしっくりきました。変化に対応できないと企業やひょっとすると日本が衰退するのは当然ですし、無理に延命すればリソースが取られてさらに取り返しがつかない状態になるのを危惧します。
0255文字
uttyoung
新着
ネタバレ 歴史を天文学、地質学、地理学、生物学など自然レベルだったり人種学、心理学、道徳、宗教、経済学、政治学、戦争など人間の営みの面から洞察しています。  人間はもともと不平等で、結局財産や特権に隔たりが生じ、新たな少数者が権力の座につくことが繰り返されているとの記述には人間の不完全さ、残虐さ、弱さといった本質をあらためて思い知らされました。  一方で、社会は慣習と創造の相互作用によって進化する。歴史を学ぶ意義は、創造的な人々がいたことを記憶し、豊かな遺産として伝え活用することだとの著者の結論に安心しました。
0255文字
アキ
新着
ウィリアム・ジェームズ・デュラントとアリエル・デュラントという米国人歴史学者・哲学者の夫妻に共著。政治と経済に関する部分が面白かった。個人も集団も国家も、皆同じで、進化して後退するのだな。
0255文字
ぴー
新着
歴史が苦手でさっぱりわかんなくても読めた。宗教や政治、はては生物学までを含めて様々な歴史を分析してきたエッセンスが書かれていた。著者のフィルターを通してる以上、何かしらのバイアスはかかってるだろうけど、真実味があった。経済や政治のところでやはり重要なことは富の再配分。資本主義の世の中である以上、そうなんだろうな。経済学部を選んだのも、そこに興味があったからのはずなのに勉強しなかった大学時代を恥じる...。進歩とは「環境をコントロールする力が増すこと」であり、教育はその力を増すための源であることがわかった
0255文字
Akiro OUED
新着
この本は1970年代に書かれたんだね。歴史家としての著者の予言『経済が産み出す富の配分がうまくいかないと、独裁者が台頭する』は、ロシアと中国で紆余曲折して相成ったけど、母国アメリカでも当たったとは夢思わなかったろうね。世界的なポピュリズム台頭は、資本主義蔓延に対する報いなのか?
0255文字
かいけん
新着
歴史は円環ではなく螺旋である。
0255文字
やまうち
新着
☆5
0255文字
Jack Amano
新着
歴史を学ぶ意味というのは、どういうことのなか、という疑問は、私も持ち続けていました。歴史は繰り返すというけど、かなりメタなレベルで繰り返すことは分からないではないけど、それをどうとらえるか、そしてそれをどう生かすか、ということはとても難しい。とても多くの示唆をしてくれます。認めたくない部分もなくはないですが、現実はそうなんだろうな、という部分も含めて。一つ上のレベルから俯瞰するような形で歴史を見る視座とその意味を教えてくれます。
0255文字
Masayuki Shimura
新着
【歴史は繰り返す。だが、それは概略においてのみである】(文中より引用) 「そもそも歴史を学ぶことの意味とは何なのか」という本質的な点に始まり、歴史における宗教や政治・経済、そして文明の意義にまで言及する盛りだくさんの作品。決して分厚い本ではないのですが、広い視野をお手軽に養うことのできる良作でした。 今度は大著の方に手を出してみたい☆5つ
0255文字
あおば
新着
ネタバレ歴史家のエッセイということで気になって読んでみた。原著の出版がかなり前なのもあり情報が古い感は否めない。だが、ところどころにでる言葉の数々に歴史を愛する感覚が宿っている。また、最終章にはすごく印象に残る言葉が記されていた。「教育とは、事実やデータ、王の在位期間を頭に詰め込むことではない。社会に出て稼ぐのに必要な準備をすることでもない。知的、道徳的、技術的、美的遺産をできるだけ多くの人に引き渡すこと、それが教育である。それによって、よりよく人生を理解し、コントロールし、彩りを添えて楽しむことが可能になる」
0255文字
まめタンク
新着
2019年41冊目。すごい、170ページほどの本なのに大部分が理解できない。
0255文字
全力たぬき
新着
Audible で聴きました。 サピエンス全史を読んだあとだったので、ああこれはあのとき出てきた話だな、とニヤリすることも多々あり。 飢饉と疫病と戦争。どれも悲惨ものだけど、もしかしたら人類の自浄作用なのかもと聴いたときは、ちょっと怖かった。インフェルノに出てくるゾブリストのような考え方。果たしてそれは真か…
0255文字
Darbytime
新着
歴史自体ではなく、その背後の流れの話。人間の動物的な部分は同じなので、歴史的な出来事もやり方や細々とした用語は違えど同内容のことが繰り返される。そして適者生存、自然淘汰の方向性は幸福という要素を配慮しないので、進歩=幸福とはならない。だが、過去の人から受け継がれる物が蓄積されている分、少なくとも過去よりは豊かだ。歴史が善悪、好悪ではなく結果であるという点で、以前呼んだ遺伝子の川と似ている。
0255文字
ジョバンニさん
新着
師匠に薦められて本作品を知りました。著者のデュラント夫妻の著作は初めて読みましたが、俄然他の作品も読みたくなりました。タイトル通りに社会のあらゆる事象について過去の歴史から学ぶことの出来ます。さらっと書いてありますがその前提となる情報は膨大なものがあります。「歴史は繰り返す」その言葉が、本作を読んだ後により我々の胸に刻まれます。
0255文字
かじかじ。
新着
世界の歴史を各観点においてまとめてある本となる。本のタイトル通り詳細な歴史に関する説明ではなく、戦争や政治などの観点に絞った上で、その中の歴史を1つ1つ繋ぎ合わせて、その中から見える過去の教訓をえるような内容となっている。前提として歴史に関する知識がないと読みにくいところもあるが、わからないところを調べながら読むのが楽しくなる。やはり歴史は繰り返されるというべきか、人間の脳は約1万2千年前から変わっていないというか、基本的には同じことの繰り返しに見えてしまう。その意味で、過去なら学ぶことの大切さがわかる。
0255文字
全39件中 1-39 件を表示
歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録 (フェニックスシリーズ)評価73感想・レビュー39