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妖怪研究 (青空文庫POD(ポケット版))

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やんも
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読んだのは電子書籍版。自ら設計した建物に、動物や怪物の意匠を多く用いた著者だけに、妖怪も形の面白さに注目。日本は小さな島国で、妖怪は小規模で古代の神々も人の姿をしていることが多く、面白くない。エジプトの神々も頭部が動物と言うつぎはぎの姿で幼稚だと言い切るところがスゴイ。著者によれば、妖怪の宝庫はインドや中国の南部と言ったアジアの南部とのこと。また、千手観音だって、異形なのだが、その仏像はその異形を貴い姿にするのだから、芸術の力はスゴイと褒めている。なんにしてもまず視覚的おもしろさが重要なのであろう。
やんも

「化物學というものがあれば」とも語っていたが、同時代には妖怪博士こと井上円了が活躍されていたのだが、方向性が異なるためか、または単に知らなかっただけなのか、触れることはなかった。

10/17 23:06
0255文字
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