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損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

感想・レビュー
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PAN
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4
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やっこ
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ネタバレメモ 結婚を「所得連動型債券」と定義し、離婚時の婚姻費用支払いを長期にわたる債務と位置付ける。特に高収入者が離婚時に被る経済的負担を数式で可視化し、婚姻費用が慰謝料や財産分与を上回るケースが多いことを指摘。 収入に応じた婚姻費用の支払い義務が継続する現状を「コンピ地獄」と表現 少子化の一因を「婚姻制度の硬直性」に求め、婚姻費用廃止や事実婚の普及を主張。生物学的合理性に基づく「ゆるやかな一夫多妻制」の可能性に言及する。 「結婚相手選びは株式投資と同様のリスク管理が必要」と説き、現実主義を貫く
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りん
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コンピやばい。わからん事をするときはある程度勉強しなアカンな、結婚に限らず。
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アシアシ
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ネタバレ一言で言うと、結婚したくなくなる本(笑)。婚姻費用として、離婚するまで離婚前の夫婦の収入の平均で暮らさせてあげないという法律の悪用の結果、安定した年収の高い者が時にウン千万も損をする可能性を孕むという…いやはや想像を超えていました。他にもDNA検査を認めない古すぎる法律だったり、常識ではありえない罠があり過ぎる結婚。知れば知るほどに、「結婚したくな〜〜〜〜い!」に落ち着いてしまう。例えば、最近流行りのFIREを完了した状態でなら結婚してもいいが、相手にリスクを負わせることには変わらないので考えものだなぁ。
0255文字
煎茶
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婚活前にこの本を絶対に読んだ方がいい、特に女性。会計学を勉強したことがある人にとってはかなり読みやすい文体だと思う。著書が発行されてから8年も経ってしまっているので現民法上この本の情報が今もそのまま使えるのかは分からないが、婚外子はありだなあと思った。結婚への違和感(なぜ結婚なんてものが皆したいのだろうか?という疑念)が拭えなかったのはこのせいなのか、とも思った。
煎茶

離婚成立時の金銭分配は①離婚成立時までの婚姻費用(基礎収入)、②離婚時の共有財産の分与、③慰謝料(通常100-200万)の3つに分かれている。 離婚の原因がどっちにあるか(浮気した)というのはこのうち③にしか影響しない。①②はどちらが悪いかは考慮せず、所得の高い方が低い方に渡すというシステム。"所得"というのがここでの重要な点。決して資産ではない。況や親族の資産をば。著者が定義した「所得連動型の債権」という表現はかなりわかりやすい。

02/02 00:59
煎茶

なお、子供の養育費は離婚成立後に発生する。①婚姻費用の計算式に係数として子供分も含まれるが、微々たるもの。 養育費をもらっているシングルが2割(今はもっと高いのかな?)という数字は、徴求された側の低所得がゆえという可能性が指摘されている。ない袖は振れない。下方婚をするぐらいなら事実婚がいいと思うんだが、そんなことを公の場で言ったら顰蹙の目で見られるのだろうな。下方婚への忌避感が高まった一冊だった。

02/02 01:21
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ALBUS DUMBLEDORE
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ネタバレはじめに言っておくとこの本の前半7割は大嫌いだ。 結婚を金融商品と割り切ることにより、あくまで定量的に結婚制度の現状を分析し、離婚や養育費を考慮に入れた上で自らが手にする金銭的な利益を最大化するにはどうすべきかを論じているのだがまあ不快この上ない。 ところが5.6章では法律の問題点や生物学的な観点からの考察が綴られており全体としては非常に面白かった。私はこう見えて意外と思想が古い20代なのだが、本書を読んでからは現代において必ずしも結婚が正解とも思えなくなった。未婚の奴は全員読め!!と思うなど。
ALBUS DUMBLEDORE

読後でもにわかには信じがたい現状の結婚制度の闇がいくつも記されているので、未婚の方は一度でいいから目を通したほうがいいと思う。 余談だが、改めて経済学の勉強が絶望的に向いていないことに気づかされた。やはり文化や生物学、言語学について学んでいる時が一番楽しい。

01/07 16:28
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Hiro
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ネタバレ筆者の最終的な主張が、男女の交際、子育ての多様性、それぞれの家庭の形を認めようという点でまとまっていた。例で示されているように世界各国でこのトレンドはスタンダードになりつつあるので、この点については私も多様性を認めていくべきだと感じる。より突き詰めて考えていくと、結婚とお金は切り離せない。結婚生活や子育てにはお金がかかり、離婚となった場合は主に慰謝料や養育費、そして婚姻費用がかかる。結婚だけに縛られず、それぞれが、それぞれの幸せな形を育んでいければいいと思う。
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むにむに
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婚姻制度について、経済的、文化的、生物学的な観点で解像度を上げられる本。面白い。これは未婚の時に読みたかった。このような社会の仕組みについては、学生の時にだれかが教えてほしい。
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ひぐ
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離婚すると多額の慰謝料を請求されると思ってたんだけだど実は違うみたい、衝撃。 収入や財産に差がある人と結婚すると色々不都合が生じてくるんだなぁって思った。
ゆみば

共有口座があったら折半になり不利になるってことですか?

10/01 22:22
ひぐ

単純に財産が半分になると思ってくれて良い

10/02 20:30
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ピザまん
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財産分与はよく聞く言葉だけど、婚姻費用も忘れてはいけない。結婚とは債券の一つであると言い切る筆者の見方は全面的には合意できないが、アンチテーゼとしては面白い。
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ガラパゴスたいき
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本当に面白かった。 離婚時不倫側が払う慰謝料は100万程で大した問題ではない。 婚姻費用(コンピ):一番怖い。(相手の生活を自分と同レベルまで保証)を離婚が成立する2年程保証が怖いから年収に差がありすぎる人と結婚するなという本。 財産分与:結婚後のCF(ストックでは無く、結婚してからのフローであることが大事)が離婚時に分散されるから自分の全盛期(ピーク)に結婚しろ。同棲という事実が婚姻関係には重要。 筆者:一夫多妻制や、愛人、妾を推奨しているのが何とも面白かった。
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検非違使
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筆者が離婚に詳しいのは驚いたが、あまり新味がなかった。特に男は高給なほど結婚が早く、女は逆に高給なほど縁遠いというのは全く新味がなかった。筆者の他の本に比べて切れ味が悪いのでは。
0255文字
metapa
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日本の政策ってつくづく的外れ。大学教育及びその後の就活で所謂得点ゲームのように伺われる”ガクチカ”においても思いを馳せる。海外ではガクチカよりも研究重視→大学教育の質も上がり、優秀な研究者が来る。
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ちりとてhello
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へぇー、そんな法律があるんですね。高収入の人が、そうでない人と結婚する時は(将来離婚するかもしれない可能性を考えて)気をつけなきゃ。 後半、日本の少子化の原因についての話が興味深かった。なるほど、若い男性が結婚できる収入を得ることが結婚を促し、出産を促すと。 ただ、海外で暮らしていると、事実婚は当たり前。むしろ同居してみて、子供が出来て「やっていける」と判断してから結婚する順番の方が正解ではないかと思う。 日本と韓国だけが婚外子たった2%。政府の少子化対策はまったく的外れってことね。
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makimakimasa
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知らない事が沢山あった。離婚で大きな金が動くのは財産分与と婚姻費用であり、慰謝料自体は100~200万円と非常に安い。財産とは結婚後に形成された夫婦の共有財産であり、結婚前の貯金は含まれない。最重要とされるコンピ(夫婦の生活レベルは同等であるべきと規定する民法が根拠)は、夫婦の基礎収入を公式に当てはめて算出(サラリーマンか自営業かで係数が異なる)。これは有責配偶者がどちらかといった問題は関係無く、また夫婦各々の貯金額よりもその時点での所得の多寡によって決定される。なお夫婦関係の破綻は要別居5~10年。
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ロークンKSC
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ネタバレ (気づき・印象に残ったこと) ・結婚する相手を間違えると人生が終わる ・婚姻費用(離婚が決まるまで何年もお金を払い続ける) ・財産分与(結婚してから稼いだお金は、すべて半分こする) ・「専業主婦になりたい」という女性と結婚しない ・女性が結婚してはいけない男「低収入で怠け者の男性」 ・お金持ちの女性は結婚しなくなる ・お金持ちは事実婚がしたい ・結婚が少子化が加速する原因
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まろんぬ
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古い法律に支えられた結婚制度の限界、その制度に足を引っ張られる日本の文化的慣習、経済成長まで踏み込んだ金融工学のプロならではの視点が面白かった
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ゆる読書家
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結婚は相応の覚悟がいる。こんなお金の話知らなかった!
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あ
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離婚に伴うお金の現実と日本の婚姻制度の欠点について述べた本。
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双海(ふたみ)
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筆者曰く、「結婚とは「所得連動型の債券」という金融商品である」。なかなか説得力のある、というか理解しやすい譬えだった。男女のどちらが浮気などで離婚の原因を作ったかどうかは関係なく、非がなくても財産分与と婚姻費用の支払いが発生するというのはどうかと思う。しかも収入の多いほうが多額の支払いになるという。慰謝料がたかだか100~200万円であるのに対して結婚費用は数千万になることも。これではしっかり働いている人のほうが結婚したくなくなるよ。法律婚は大変だな。結婚の制度的欠陥だろう…という感じを受けた。
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庭子
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金融商品として見た場合、結婚は自分が得するかどうかをしっかりと考えてしなければいけないとわかった。ただ、結婚とはそれだけを見て考えることなのだろうか?そこが疑問。
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参謀
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結婚・離婚を金融商品視点は珍しかった。離婚すると発生するお金は①慰謝料②財産分与③婚姻費用があり、①は普通100万円程度で、残りの2つが重要なのだそう。ただし財産分与も結婚後分だけなので要注意。婚姻費用は不貞をした側でもごねることによって、離婚までに定期的な費用を搾り取れる制度になってしまっているというのは驚きだ。有名人の離婚騒動を例に挙げて説明してあるのも面白い。海外では婚外子比率が50%越えも多いらしい。男女格差指数と関連?でも子供の出生と育児責任さえしっかりしてれば、結婚のメリットって確かにないな…
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ナナシノゴンベ-
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ネタバレ「夫が成功してから捨てられる糟糠の妻は、見方によっては、結婚で最大の価値を得ることになるのだ」
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すったけ
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非常に論理的で読みやすかった。 やっぱ結婚はしない。
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nf
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婚姻費用と養育費の解説。男女とも婚姻期間に収入が高い人と結婚するのが経済的に得。資産があっても婚姻期間に収入がない人と結婚すると、自分が損。ゆるやかな一夫多妻制の提案。
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oko1977
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少子化の原因は結婚という金融商品の欠陥である。 理想の母系社会がなくなったのは戦争のせい。
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ひろチッチ
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自分と同じ程度の収入がある人でないと結婚することはリスクが大きいなと。職業「家事手伝い」はリスクが大きいと言われているが、納得である。
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Mitsuaki  Kitagawa
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著者のTwitterをフォローしていて気になったので購読。日本の婚姻制度から離婚時の実際について解説しており、勉強になった。高所得者は大変なのですね…。自分は未婚で年収も並であるが、万が一の離婚リスクを考えるとある程度年収もバランスの取れた相手が望ましいと感じた。また、終盤では様々な結婚しないパートナーとの在り方について著者の考えが述べられていたが、日本においてはしばらくは婚外子の割合は増えていかないだろうと感じる。
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わたあめ
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ネタバレお金持ちであるほど、結婚するリスクが高いということを学べた内容でした。反対にいえば、伴侶が自分より多く稼いでいれば(男女問わず)いるほど結婚する恩恵が大きいということも学べました。 また、女性は収入の高い男性を求める傾向があることから、上位3割の男性しか女性と付き合えない方向になっていることも確かになとかなり自分の中で腑に落ちた内容でした。 →稼いでいる人と結婚までいけば、離婚したとしても日本の法律的に裁判である程度の収入が保証されるので利にもかなっている それは少子化も進むなと納得する部分がありました。
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ぷー
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タイトルで想像するよりすごい本だった。なんで言えばいいかわかんなくて、とにかくすごい本。
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げんき
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高所得者(およびその配偶者)にとっての結婚の損得の話であって、日本の平均的な夫婦に対してはあまり関係ない本かもしれない。とはいえ、別に億万長者などではなくてもある程度収入が安定したサラリーマンや士業の人は全員が潜在的な当事者となる程度に対象が広い。(本文中にそのように明示的に書かれた箇所は一文字もないのだが)著者に女性蔑視を煽る下品な意図があるのは明らか。しかし、だからといって本書の内容に明白な嘘や誤りはおそらく(少なくとも本質的な部分では)存在しないのが難点。
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ak
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収入が多い人にとって損する結婚、収入が少ない人にとって儲かる離婚。結婚や離婚は感情が絡むことが多いからこそ冷静な時に知っておくべき。
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でにす
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離婚にかかるコスト(時間とお金)について学べた。考えてみれば、離婚は勝手に行えるものではなく双方の同意が無いといけない。片方が同意しなかった場合、手続きにこれほどの手間がかかるのだということを知れて良かった。
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みくじら
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パートナーよりも稼いでいる全男女が読んだほうがいい。
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ねこ5号
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結婚は一種のクーポン付債券である、と刺激的に始まります。離婚には慰謝料、財産分与、婚姻費用(コンピ)の3つの費用があり、コンピのため調停はできるだけ長くする傾向にあるとのこと。また結婚はむりやり一夫一妻制度を強制することにより、あふれる男性をなくそう、という制度であるとの意見。Irelandでは既に婚外子が60%超であり、結婚という制度自身が自由な恋愛市場になると、上記費用を鑑みてもなじまない(貧乏な男性より、お金持ちの婚外子)とのこと。多様な家族形態を認めるべきとの点は賛成ですが、なかなか刺激的でした。
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ゆうはるあさ
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高裁でひっくり返ることまずない。ボンボンおいしくない→婚姻以後の財産分与。
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時田桜
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普通に面白いというか、勉強になった。割と人生において大事な話だった。結婚は損得だけじゃないとは思うんだけど、損得だけじゃないって言ってみる前に知る必要のあることだった。
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大先生
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面白い。結婚を金融商品に例えて説明しています。結婚前にきちんとデューデリジェンスすべきですね(笑)結論からいうと、【自分より収入が低い人と結婚するのはリスク大。結婚するなら自分より稼ぎのいい相手】ということになります。この本を読んで離婚で稼ぐ人(結婚しちゃう結婚詐欺師)が出てこないといいのですが(汗)離婚というとすぐに慰謝料と財産分与が思いつくと思いますが、実は婚姻費用がくせ者。勝手に家を出ていった相手に対しても支払う必要が生じますからね…。ところで、裁判所の右陪席と左陪席は「見習い裁判官」ではありません
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ふみ
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ネタバレ実例と定量的な評価を交えて、結婚•離婚ならびに別居•同居などいくつかのケーススタディにおける、金銭的なメリットデメリットにわかりやすくフォーカスしている。さらには女性•男性、家計の主体者にフォーカスした分析も大変参考になる。本書の結論として、既成概念にとらわれない結婚観を薦めているところも非常に国際的なトレンドと照らし合わせて頷けることが多く、大変な名著と感じた。
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aki
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絶賛婚活中ですが読んでよかったです。間違った判断するとすさまじい年月とお金を失ってしまうことがよくわかりました。 また,活字を通して著者の人となりがかなり伺えたような気がします。前半は法律についての著者の考え方,後半は生物論と社会制度についての考え方,どちらもどのようなお考えか文字にはなっていないけれど,言いたいことがありありと伝わってきました。後半の生物論・社会制度は大変面白かったです!勉強になりました。
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損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)評価70感想・レビュー241