巻第十三恋歌三の巻軸に据ゑたのももつともな話です。しかしかういふ名作が生まれるためには、男も女も『源氏物語』を日夜読みふけり、自分自身を物語の作中人物とすることに慣れてゐなければなりませんでした。」丸谷才一「むらさきの色こき時」『樹液そして果実』集英社 2011.7 p.135 https://bookmeter.com/reviews/12656735 丸谷才一(1925-1912)を読んでいると新古今和歌集を、源氏物語を読んでみたくなります。文庫版『打ちのめされるようなすごい本』巻末解説も丸谷才一。
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