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怪盗ニック全仕事4 (創元推理文庫)

感想・レビュー
41

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みすみ
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怪盗ニックシリーズ4作目。シリーズも折り返しに来て、ライバル役の美女怪盗・サンドラ登場という激アツ展開。そのサンドラはもう少し個性が強くても良かったけど、マンネリ防止のためにこうやって新手を打ってくれるのは読者からするとありがたい限り。今回は「人気作家の消しゴムを盗め」と、ラストで鮮やかに物語を回収していった「空っぽの鳥籠を盗め」がお気に入り。
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ダリア
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白の女王のメニュー/売れない原稿/ハロウィーンのかぼちゃ/図書館の本/枯れた鉢植え/使い古された撚り糸玉/紙細工の城/人気作家の消しゴム/臭腺を持つスカンク/消えた女のハイヒール/闘牛士のケープ/社長のバースデイケーキ/色あせた国旗/医師の中華箸/空っぽの鳥籠
0255文字
颯
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ライバル出現したり恋人のグロリアに心変わりされたり美人な依頼人に現抜かしたり、わりと女性に翻弄されてたりします。
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nemuro
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海外本も随分ご無沙汰だなぁと眺めた本棚にて発見。そうかニックがいたゾ。創元推理文庫より「全87編ある怪盗ニックものの短編全作品を発表順に収録し6巻に分けて刊行」のシリーズ。ゆっくり読み進めながら順次買い揃える作戦。第1巻(2020年12月9日に読了)を皮切りにのんびりと。本書には巻頭の「白の女王のメニューを盗め」にライバル、女怪盗サンドラ・パリスが初登場。ほか3話にも顔を出していて愉しい。さて、困った。入手済みはここまで。そろそろ列車旅と書店巡りを再開しジュンク堂書店(札幌・旭川)あたりを覗いてみようか。
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左近
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ライバルでありながら時には手を組んだりもする、女怪盗サンドラ・パリス登場。そして、長年連れ添ったニックとグロリアに危機が…色々な意味で女性関係のトラブルが起きる全集第4巻。解説によれば、1980年代は社会の動きを反映して、行動的な強い女性主人公が描かれるようになった時代とのこと。確かに、キンジー・ミルホーン(スー・グラフトン)やV・I・ウォーショースキー(サラ・パレツキー)等々、ハードボイルド系の女性探偵が、この頃から続々と登場してるもんなあ。
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ナツ
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価値の無い物だけを盗む怪盗ニック。今までは「なぜそんな物を?」な疑問や「どうやって盗むんだろう?」の興味が大きかったけれど、ニックのライバル白の女王が登場した今作は、駆け引き面等も面白くて、結末に思わずにんまりした(笑)白の女王のモットー「不可能を朝食前に」がオシャレで好き。あと、ニックとグロリア、この時代に20年も結婚せず子供も居ないパートナーな二人の関係性っていうの、ちょっと意外で驚きなんだけど、逆に普通だったのかなぁ?
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spica
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ネタバレ久しぶりにニック。この巻から白の女王が登場する。ニックも中年か……と各話おなじみの苦い結末がよりしみじみとしみわたる。グロリアもアラフォーって、たしかにそうだが、古い時代なのに結婚もしない関係に驚いた。ニックがだまされて危機に陥る展開が多い気がした。図書館の本、枯れた鉢植え、消しゴム、スカンク、鳥籠が特に好き。闘牛士のケープはスパイものっぽくておもしろかった。しかし時代性か、みんなお人好しすぎ、セキュリティ甘すぎ。大使館でもゆるゆるなのがすごい。
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qoop
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女怪盗登場編。ライバルのようでいてあやしい関係…というには主人公が案外潔癖で、馴れ合わない点が主人公像を損なっていない。正体バレ過ぎながら捕まらないというのもキャラ立ち含めて説得力がある。風格のある小物とでもいった立ち位置が面白い。本館では女怪盗との差異が如実に分かる〈白の女王のメニューを盗め〉、シチュエーションに無理を感じつつ面白さに惹かれる〈人気作家の消しゴムを盗め〉、スピード感がたまらない〈消えた女のハイヒールを盗め〉の三編が印象に残った。
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いつき
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前回読んだのが4だったのに、間違えて5を登録してしまった。 ので、本当はちゃんと順番通りに読んでますw
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蒼生
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ネタバレまだまだネタがつきないようで楽しい。人死にが出る仕事よりも、解明されないままの謎が残る話のほうが読後感が悪い。サンドラの存在はスパイスにはなるけど、ニックには誰かと組んだりせず単独で仕事をして欲しい。
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しばっち
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価値のないものだけを盗む事が身上の、怪盗ニック・ヴェルヴェットの短編集。NO1から飛んでNO4。華麗に軽やかに盗みをこなしたNO1に比べると、ライバルの女盗賊が出てきたり、ガールフレンドとの別れと再会など、主人公の人間臭さが現れてきたような気がします。端々に出てくる表現で、短編ごとに年齢や経験を重ねているのが読んで取れましたね。
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深川拓
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無価値なものだけ盗む泥棒ニックの活躍を集めた日本オリジナル作品集第4巻。ずっと変わらぬスタンスで来ましたが、今回初めてライヴァルの登場と、長年連れ添ってきたパートナーとの危機という波乱が。ただし、“どうしてそんなものを盗むのか?”という1点を軸に様々なシチュエーションを展開する基本は不変。相変わらず安定のクオリティですが、重大な変化の訪れた『枯れた鉢植えを盗め』がいちばん印象的。
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COLD SWEAT
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3巻から、未読作品が多くなってきた。これを読み終えて、あと2冊。残りが減っていくのが悲しいほど好き。
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Ab
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怪盗ものといえばまずはルパンとか二十面相ですが詳しくないのでちょっと昔のマンガ、さいとうたかをの「シュガー」を思い出してください。シュガーの場合は「万人にとって価値のあるもの」を「奇想天外な方法で」盗み出すわけですが、ニックの場合は「一般には価値のないもの」を「何の工夫もない月並みな方法で」盗み出す話だったわけで、シュガーはHOWが、ニックはWHYが面白かったのです。さて4冊目ともなるとWHYだけでは飽きられると感じたのか、HOWやWHOも少し盛り込んできたのが新しく嬉しいところでした。あと2冊位でそう。
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ホームズ
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ネタバレ相変わらず面白いな。怪盗ニックの好敵手サンドラが登場人物。互いに同じ獲物を狙い最初はサンドラを監獄に送ったりしたけど、ニックは監獄から脱出させてもらったり協力してもらったり争うだけでなく上手くやってる感じが良いですね。グロリアも新しい彼氏を作り出ていったりして関係がギクシャクしたりして色々マンネリ化から逃れようとしてる感じかな。
tekuno0260

グロリア関連でオタオタする、ニックも、一人の男性なんだなぁ、としみじみ。 破局でもめた回でも、解消せずに、ひきづるのも、リアル。

10/18 21:20
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
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この巻から「白の女王」サンドラ・パリスが登場する。サンドラ・パリスとは互いによくライバルなのだが(だけあって?)、出し抜き出し抜かれを繰り返しながら、いざというときには互いに助け合う。ニックなんぞ、刑務所から脱獄させてもらうんだから。好敵手とは、こうでなくっちゃ。 この巻は政治がからむ話が多い。銀行の頭取がてすさびで書いた若い頃の小説からアメリカに潜むナチスの残党の存在が明らかになる「売れない原稿を盗め」、テロがからむ「闘牛士のケープを盗め」などは、読後感がほろ苦い。
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ゆんろん
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ニックがどのように仕事をこなすか、だけでなく、なぜ、そんな依頼がなされたのか、の謎がほぐれてくるのが楽しい。
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みみみ
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第4弾。白の女王登場でマンネリ感を払拭。最初の頃のような小気味よいエピソードは減ったが、それでも明るく楽しく読了。『紙細工の城を盗め』のサンドラとグロリアのタッグが素敵だ。
J・P・フリーマン

確かに最初のころのワクワク感はなくなりましたね。それでも次作も購入予定ですけど。

08/05 23:21
みみみ

そうですよねー、あと2冊だし。とりあえず全巻読まずにはいられませんよねえ。

08/06 09:04
6件のコメントを全て見る
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てんつく
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作品中に言われてたように、ニックは怪盗より探偵の方が良いのでは。グロリアに捨てられかけたり、ライバルというべきサンドラは登場するし、女難の巻かも(笑)。
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stobe1904
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怪盗ニックシリーズの4作目。中年に差し掛かってきたニックにライバルとなるサンドラ・パリスが登場したり、グロリアとの一時的な別れがあったり、価値のないものを盗む本業に加え、プライベートでも変化の多いタイミングのようである。単なる盗みだけではなく、探偵役も担い事件を解き明かす切れ味は相変わらず良い。ホーソンシリーズと同様、お気に入りの作品群を堪能した。★★★★☆
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みき☆
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今回は、ニューヨーク州やニュージャージー州、フロリダ州、カナダ、シカゴ、スペインのパンプローナetcいろんなところにニックは行ってますね☆そして、白の女王サンドラ・パリスが出てきたり、ニックがグロリアと1度別れたり、ピンチに陥ったり、ハラハラドキドキでした。
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rosetta
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★★★☆☆価値のないものしか盗まない怪盗ニックも四巻まで来るともういいお年。毎回自分で下見に行って顔を覚えられてたらそのうち捕まるはずだろう!と言うツッコミはなしで(笑)それにしても自分でも簡単に盗めそうなものにも25000㌦も払うなんて、アメリカ人の金銭感覚は理解できないわ^_^;
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たち
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あのグロリアに捨てられるわ、強力な商売敵が現れるわ、ニック・ヴェルヴェット、大ピンチ‼今回も大変面白かったです。特に、匿われた男のトリックが意外だった「使い古された撚り糸玉を盗め」とスカンクを盗むために四苦八苦する「臭腺をもつスカンクを盗め」が楽しかった。それにしても、ニックにはグロリアがいなくちゃダメですね。グロリアが戻ってきて、ホントよかった~。
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Naoko Takemoto
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壮年となり些か体力の衰えを感じ始めたニック。年のせいか感情移入まで。ライバル『白の女王』まで登場し、切なさを感じながら読んでいた。でも、経験値ってあるもので、円熟味っていうのかな、そういう読み口を感じながら楽しんだ。とりあえず全仕事6刊まではいけそうなので楽しみにしている。いやあ、グロリアさんは出来た女性だよ。ある時点から達観したのかもしれないけど。
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hazama
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白の女王に想像が膨らむ4巻目。他の方の感想で残り2巻分と知って少し悲しい。もっと読みたいです。
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二葉
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初訳も増えたシリーズ4作目。初訳と新訳/改訳で作品の雰囲気が微妙に違う感じがする。ホック以降、全作読みたくなるほど気に入った海外作家がなかなか見つからない。
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J・P・フリーマン
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今回からニックの商売敵で、<白の女王>の異名を持つサンドラ・パリスという女怪盗が登場します。ここにきて新キャラクターを登場させるのは、ライバルを登場させることで物語に新しいバリエーションを与えようとする試みがあるのだと思います。初期の作品に比べると、盗むものは相変わらず価値のないものですが、目を見張るような珍品はなく、ニックの盗み方も、まず身分を偽って下見をして、仕事にかかるというパターンにほぼ固定されています。盗みの面では息切れが見られますが、事件を解決するニックの思考は相変わらず冴えわたっています。
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中原れい
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ネタバレグロリアに新しい恋人が!?年齢を考えると…てセリフが胸に迫りました。かたやニックには新キャラサンドラが妖しく接近して…時に敵たまに味方(驚きの雇い主!!)に翻弄されつつお仕事する姿を楽しみました。出ていきながらもいい仕事してニックを助けるグロリアが最高ですけどね。はじめて身内が登場しますが、彼の絶妙な犯罪感覚もクセモノでした。
中原れい

なんか、三世さんのノリっぽかったよサンドラの部分…

06/10 18:00
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ptyx
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★★★☆
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hill.384
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ネタバレ創元社のニック全集も折り返しに突入。敵時々味方な「白の女王」ことサンドラ・パリスも初登場。今巻のニックは肝心の盗みに関しては精彩を欠く話が多い…のだが、事件の全貌を見抜く推理の方は名探偵も顔負けのそれであり、登場人物の誰かじゃないがお前の本職は探偵なのかと言いたくなってしまう。洒落たオチの利いている『白の女王のメニューを盗め』、ここまでのシリーズ随一の悲劇で幕を下ろす『闘牛士のケープを盗め』、サンドラとのタッグが鮮やかな『紙細工の城を盗め』など。
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霧島
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全集第4弾。今回の目玉はやはり遂に登場した女怪盗サンドラ・パリス!似た境遇の立場からニックの味方をしたり、同じ獲物を奪い合ったりと今までなかった展開が増え、4巻にも関わらず新鮮な気持ちで読めた。サンドラが登場しない話でもグロリアの兄が依頼人として登場したり、相変わらずユニークな獲物が出てきたりと全く飽きることがなく、ホックのアイデアの無尽蔵ぶりには驚く他ない。5巻以降もどんな依頼(災難)がニックに降りかかるか楽しみだ。ちなみに今回のマイベストはラストでのニックの企みが鮮やかな「白の女王のメニューを盗め」。
0255文字
葛井 基
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いよいよ白の女王が登場する。いっぺん一変がひらめきに満ちているミステリ短篇集の傑作。こんなのを毎月のように書いていたホックはすごい。ハヤカワの選集はこのあたりまでなので、このあと未訳が増える。あと二巻か。非常に楽しみ。
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kanamori
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☆☆☆
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踊るらいぶらりあん
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「価値のない物」だけを盗む泥棒、ニック・ヴェルヴェット。その活躍を描いた第四弾だそうですが初読みです(←ちゃんと1から読め)。「価値のない物」なのに盗みだす手数料が2万5千ドルという高値なので、依頼人の方がうさん臭さ飽和状態というのが面白く感じます。手際は鮮やかなのに見つかる回数も多く、依頼人の事情は詮索しないと公言する割には背景を探る物語も多くて、ニックは怪盗よりも探偵の方が向いているのではないかと思いました。
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999
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スマート。 この一言に尽きる。 ドグラ・マグラや壁を読んだ後だからこそそう思うのかもしれない。 必要なのは美女と盗みの依頼だけ。30ページ程で一つの依頼を完了するオムニバス形式で進んでいく。 一巻を読んだときの衝撃を忘れない。 無価値な物だけを盗むニックが何を盗む様に依頼され、どんなやり方で盗むのか注目してしまう。 メリーゴーランドの木馬を依頼されたりするのだ。 そして度々出るクールな文句は真似をするなと忠告するように響いてくる。
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tamusyu
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ドートマンダー、バーニイ・ローデンバーと並ぶマイラブ3大怪盗が一人、ニック・ヴェルヴェットの完全版第四弾。ハードボイルドの主人公は空き家で必ず頭を殴られて気絶しなくてはならないという不文律があるが、ニックは盗み先で必ず誰かに見つかってハンズアップしなければならないようで、相変わらず盗みの現場を見つかりまくりで、本当に有能なのか感が否めない。今作では盗みの手口も完全にサンドラの後塵を拝しており、逆に見つかってからの推理披露のほうがメインの仕事になってて、お前の本職はなんなんだ感が楽しめる。あと二作も楽しみ。
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harukawani
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発表順に刊行されてきたこのシリーズもついに第4巻。45作目から59作目を収録しているということで、まぁシリーズもここまで続くとさすがにマンネリ化したり読者にも飽きがきたり……は全くしない!!ただただ楽しい全15編。最高です。ライバル、サンドラ・パリスの初登場作にして傑作の「白の女王のメニューを盗め」が巻頭を飾り、それ以降も手を替え品を替え、あらゆる形で楽しませてくれる名編揃い。コメディを基調としながらも、中にはシリアスなものもあったりして、色も多彩なのが素晴らしい。あと2巻で終わると思うと早くも寂しさが…
harukawani

マイベストは「白の女王〜」だけど、シリアスな展開の「売れない原稿を盗め」、グロリアとの関係に変化が起こる「枯れた鉢植えを盗め」、サンドラ・パリスの活躍にシビれる「紙細工の城を盗め」、シリーズ中最も印象的なラストが待つ「闘牛士のケープを盗め」、チャイナタウンの雰囲気が色濃くどこか哀感漂う「空っぽの鳥籠を盗め」あたりが特に大好き。

04/29 23:55
0255文字
ほんだや
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白の女王登場です。朝飯前な女史。サンドラとの関係もちょっとこじれたりで…怪盗も長くやってるといろいろあるんですなぁ…。使い古された撚り糸玉を盗めがうまくだまされてしまったので好きです。
0255文字
やっす
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怪盗ニックの活躍を作品発表順に集成するシリーズ第4巻。今回はほとんどが単書初収録か本邦初訳の為、これまでで最も楽しめたと言っていいでしょう。ここまできても尚マンネリに陥る事なく、あの手この手で読者を楽しませてくれるホックのアイディアの多彩さに感心する事しきり。『枯れた鉢植えを盗め』『使い古された撚り糸玉を盗め』『人気作家の消しゴムを盗め』『臭腺を持つスカンクを盗め』『消えた女のハイヒールを盗め』等々、お気に入りの作品もいっぱい。【お買い得すぎて、盗めない。“怪盗ニック談”】の帯も納得ですね。
やっす

巻末の最新チェックリストを見ると、あと二冊程でシリーズもコンプリート出来そうな感じですね。コンプリートしたあかつきには、その勢いでレオポルド警部やジェフリー・ランドのシリーズなんかもまとめて欲しい。

04/27 20:12
0255文字
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怪盗ニック全仕事4 (創元推理文庫)評価87感想・レビュー41