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チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来 上 (ハヤカワ文庫 NF 491 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

感想・レビュー
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kamekichi29
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コンピュータの創世記。フォン・ノイマンとその周りの人たちによるコンピュータ創造の伝記のような感じ。各人のエピソードなど、かなり詳しく描かれていて、よくここまでわかるものだと思いながらも、読むのが大変なのでかなりすっ飛ばしました。。下巻へ続く。
0255文字
ひめの
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第二次世界大戦末、原子爆弾の開発に伴いその爆発を計算するためのコンピュータの開発が進められた。現在、核が世界を破滅させる力を持つのに対し、コンピュータはなくてはならない存在となっている。本書はコンピュータの開発の歴史をフォン・ノイマンを中心とした様々な人物の動向から記述する。非常に多数の証言、資料により作られているが、多数の人物が出てくる他、章ごとに年数が巻き戻り少し混乱する。またコンピュータの構造や仕組みは簡潔な説明で素人にはわかりにくい。ただ、多数の知能の結晶であり様々なドラマがあったことが読み取れた
0255文字
レイノー
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2017年(底本2013年。訳出前原本「TURING’S CATHEDRAL The Origins of the Digital Universe」12年)刊行。著者は米国人科学史家。◇図。上下巻中の上巻。◆WWⅡの頃から進んできたアラン・チューリング型コンピューターの開発・製造に尽力した数学者・電子計算工学者達(特にジョン・フォン・ノイマン)の群像模様を、書簡やインタビューなどの結果をふんだんに用いて追跡したもの。あるいはコンピューターの具体的な成果(上巻では気象予報に触れる)も言及されている。
レイノー

また、こういう人が子供の頃にしていたラジオなどの分解もしたことはない。つまり理詰めの部分を具体的なマシーンに落とし込むことに対するイメージがどうしても沸かないのだ。つまり個人的難易度高し、再読必須の一書である。◆以下、本書から得られた点に関する若干の備忘録。①1953年に始まった3つの技術革命。熱核兵器、プログラム内蔵型コンピューター、DNAの二重螺旋構造論。②ノイマンを見出した?、というか機会を与えたのが、あの「有閑階級の理論」を著したソースティン・ヴィヴレンの甥、オズワルド・ヴィヴレンらしい。

01/13 19:10
レイノー

このヴィヴレン一家、というか一族の波乱万丈ぶりも興味深い。◆下巻(ISBN415050492X)。 https://bookmeter.com/reviews/103755424  ◇なお単行本(ISBN4152093595)あり。

01/15 20:19
5件のコメントを全て見る
0255文字
EMI
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チューリングの構想から始まったコンピュータの創世記。科学者や技術者達はどのようにコンピュータの開発を進め、どのような偉業を成し遂げたのか?開発の中心地、プリンストンの高等研究所は、アインシュタインはじめ当時最高の天才達が集った頭脳の殿堂でした。著者はこの高等研究所の豊富な資料を元に、これまで必ずしも明らかでなかった歴史事情や人々のエピソードを描き出します。
0255文字
でろり~ん
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労作。翻訳は平明だが、読み進めるのに時間がかかりました。登場人物がやたらと多いので、その一人ひとりの来し方に触れていけば焦点がぼやけるのもやむを得ないんでしょうけれどね。当たり前のように人間生活に浸透しているコンピュータ。アイディアから理論になり、工学的に試みられ、電子学として進化し続けている。この巻ではそれを知性として扱っていますが、確かにね、この頃ではAIがもてはやされていますからね。701が突然完成しているようなこの巻はノイマンがセイジカとして活躍してましたが、下巻では誰がメインとなるんでしょうか。
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飯田一史
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フォン・ノイマンを軸に第二次大戦中から戦後にかけてのコンピュータ創世記の群像劇と、理論と製作の往還を描く。
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まーくん
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いつの間にか世間はコンピュータで溢れている。これはその源流となった、アラン・チューリングが考案しフォン・ノイマンが実現させたプログラム内蔵型コンピュータ創造の物語。プリンストン高等研究所に招聘されたフォン・ノイマンを中心に、それに関わった多くの人々の知の戦い。「何かを意味する数」と「何かを行う数」との区別をなくし、構造として具現化したビットをメモリとして、シーケンスとして具現化したビットをコードとして認識・・と、判じ物のようだが、これが設計思想の真髄!!のよう、多分。この万能マシンは1953年に生まれた。
0255文字
DualBlueMoon
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歴史書です。技術的な要素はあまり出てきません。
0255文字
roughfractus02
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第二次大戦での反ナチス闘争と戦後のアメリカへの人材移動がプリンストン高等研究所を舞台とした核兵器とコンピュータ開発、DNAの解明を推し進める基盤となる。そのメンバーだったフリーマン・ダイソンの息子である著者は、自らの記憶に留まらず膨大なインタビューや資料からその始まりを1953年とし、コンピュータ科学中心の創世記を編む。主人公はフォン・ノイマンだが、表題のチューリングなしにこの「大聖堂」はない。彼は一次元コンピュータで出来事の表現だった数を出来事の要因に変えた(プログラム)。上巻は気象現象に挑む9章まで。
0255文字
MGM0133
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感想は下巻を読んだあとに纏めて書きます。「量子コンピュータとは何か」も読みたくなりました。
0255文字
Kiyoshi Utsugi
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デジタルコンピュータの開発物語です。ただし、一番最初にコンピュータを作ったと言われているペンシルベニア大学のENIACの話ではなく、プリンストンにあるプリンストン高等研究所においてフォン・ノイマンを中心に作られたコンピュータの開発物語になります。 プリンストン高等研究所がどのような経緯で作られたのかから始まり、コンピュータ開発に関わる人たちをどのように集め、開発が進められたかが書かれています。 今まであまりよく知らなかったため、ノイマンの人柄含めて興味深く読んでいます。
0255文字
くま
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電子計算機の黎明期と、天才フォン・ノイマンについて色々教えてもらえます。でも、チューリングは脇役じゃん・・・なんで、このタイトルなんだろう?
0255文字
ふたば@睡眠の質改善に当たって、一番肝心なことから目を逸らしていてはいけない わかってるんだろ?
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コンピュータの開発がどのように進んでいったのか、興味深く読んだ。まだ、下巻が残っているので、今後どのように展開していくかが楽しみ。しかし、時間がかかった。間に休憩と称して、他の本をずいぶん読んでしまった。下巻も同じくらいかかるのだろうか・・・
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