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サトウハチローものがたり

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サトル
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小中学生向けに書かれているようだが、サトウハチローの生涯を知るには申し分のない内容となっている。とにかく破天荒な人生で武勇伝の塊のような人だったのだろう。父の佐藤紅緑の不貞で一家離散、ハチローは不良少年の道まっしぐらで落第3回転校8回、西条八十に弟子入りして処女詩集「爪色の雨」から流行歌の詩人へ手を広げたところ人気作家への階段を次々と昇り始め、父と同じように不貞を働きながら「うれしいひな祭り」「リンゴの唄」「長崎の鐘」「ちいさい秋みつけた」等の抒情歌を作ってゆくのだから呆れるばかり、これぞ天晴な人生だ。
0255文字
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サトウハチローものがたり評価67感想・レビュー1