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脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ (河出文庫 リ 3-2)

感想・レビュー
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猫
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ネタバレ記憶、感情、感覚や性に関することなど、脳について今わかっていることやわかりかけていることなど色々。脳の進化において、古い設備は排除できず、建て増ししていった結果が「人間らしさ」が生まれた、という。記憶は脳の色々な場所が関わっていて、それはシナプスのつながりであり電気信号である。と端的に言ってしまうと、前世の記憶って何なんだろうなと改めて疑問に思ったり。
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りっとう ゆき
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脳の構造、記憶、睡眠、性差など、興味深いトピックばかり。とにかくこんな精緻でありながら、構造は進化ごとに古い脳に新しいものを積み上げていっただけということに驚く。そしてその構造が、無意識の行動にもつながるんだな。簡単に記憶捏造しちゃうとこ、人の作品を自分のオリジナルと思いこむとか、たしかに悪気なくてある。そう思うと、人の理性って信用ならないよなあ、となる。
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akon
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ネタバレ個々の感覚器からの情報は分かれて処理され、脳内で混じり合う →この感覚間の連携が一般人より進んでいる人が共感覚 https://akon.hatenablog.com/entry/2022/09/12/084407
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コットン
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色々な脳の関しての話。同時に複数種の感覚が本人の意思とは関係なく反応してしまうという共感覚の話が面白い。例えば個々の音にたいして、色が見える。(ドの音なら赤、ファ#なら紫というように)。この共感覚を持った人が200人に1人ぐらいではないかといわれているのが多い気がする。ほかにもニューロンやシナプスの振る舞いについても詳しく書かれている。
コットン

きょうさん、不謹慎にも(あくまで脳の話としてで)面白いと書いてしましましたが当人については大変だと思います。確かに対応策出てきてほしいですね。

03/26 17:52
きょう

面白がってこそ、研究する人もいるわけで。不謹慎とは思いませんよ(^^)d 可哀想がったり自分は違っててヨカッタ、と他人ごとにするのが一番良くないのでは。

03/26 23:01
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しも3
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なかなか 脳について 記憶 夢、宗教含めて 知的好奇心のために 一気に読むことができました
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まつのや
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ネタバレこの部位は、快い感覚に強く反応する。実はヘロインやコカインによって活性化される部位も、主にここなのだ。ヘロインやコカインを使った場合と同様、恋愛初期にいる人には、判断力が極端に低下するという現象が見られる。特に、恋愛の対象に関する判断力は低くなってしまう。こうした点から、ロキシーミュージックの歌詞は少なくとも一面では正しいと言えるだろう。愛は確かに強力な麻薬なのだ。その効き目はそう長くは続かない。これも麻薬に似ている。
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keroppi
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読友さんのレビューを読んで、人間の脳と心にとても興味があり、読んでみた。人間の脳は、その場しのぎや場当たり的な進化によってもたらされたという。そんな進化を経た脳は、人間ならではのセックスや宗教や夢を生んでゆく。図解も多用しながら科学的に分析していく説明は、脳の不可思議さをあらためて実感する。人間の脳と心というものには興味が尽きない。
keroppi

Vakiraさん、「快感回路」読みました!なかなか興味深い内容でした。

05/09 11:05
Vakira

Keroppiの感想から興味深さ伝わってきました。読んでみたいです。

05/09 11:47
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Hiroyuki
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リンデンシリーズでまず初めに読むべき一冊。同著者の「快感回路」、「触れることの科学」はこの本の内容を前提に議論を展開しているので、まずこの本から読むことを強くお勧めしたい。脳はある意味最も身近な存在(というか自分自身)だが、そのメカニズムは謎に満ちている。本書では分子科学レベルの脳の働きをこれまでの研究結果踏まえて丁寧に解説している。非常に知的好奇心をくすぐられる一冊。
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Vakira
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意識の存在、進化と思考、愛と生殖、睡眠と夢。僕が非常に興味のあるところ。この辺がテーマとして掲載されている本は思わず読んでしまう。この本、題名からは想像できませんでしたが、掲載内容はジャストマッチ。リンデンさん図を使用して脳科学を判り易く説明。今回の収穫、①人間の形成(知能、運動神経、性格等)は遺伝か?環境か?②愛は麻薬か?③夢と宗教の関係。非常に腑に落ちました。脳は決して素晴らしくデザインされたものではなく悠久の時間の中で淘汰を繰り返し今に至る。爬虫類が持ってる部分が未だ残っていたりする。
keroppi

Vakiraさん、読みました。人間の脳って、ホントに面白いですね。

04/27 18:23
Vakira

keroppiさん その場しのぎの進化に感謝ですね。

04/28 07:56
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SAKU
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ネタバレ タイトルどおり、脳はその場しのぎ、複雑というよりは、非効率的にできていることが分かった。そのほか、性、夢、宗教など、脳科学との繋がりが気になるトピックスが満載。今は下火かもしれないが、テレビを賑わした脳科学?で言うような明確な因果関係が分かっていないことのほうが多いようである。また、最後の進化論VS創造論の飽くなき闘いは、現代アメリカにおいても宗教の持つ力がいかに凄まじいかが分かる。何かごった煮で途中、専門的過ぎてついて行けなかったが、全体的には面白かった。
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roughfractus02
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視点運動実験では、眼球の断片的画像情報を脳が後から切れ目ないストーリーに編集していることがわかる。ストーリーから構成された世界をもとに、認知は直観的な情報処理を行う。が、ランダムな情報を不眠不休で意味づけ、ストーリー化する際の夢は、古い脳の処理能力をカバーするために生じている(レム睡眠の発見)。ここから本書は脳が、インテリジェントデザインのような神の設計ではなく、クラゲと同等のニューロン構造で高機能の情報処理を行うために、複雑で膨大な相互接続によって付け足しながら巨大化した進化の産物であることを跡付ける。
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nomore
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人間の脳について根本的な仕組みも加えて専門としている著者が解説する本。一般的なイメージと違っていることを強調するためにあえて「脳はいい加減にできてる」と乱暴な表現を使っている。脳の機能は原始的なものを残したままひたすら足していること。我々が意識することのできる、大脳皮質外で処理されている情報が多いこと。ストーリーで保管する性質があることが印象的。
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藤井宏
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(1) 感覚情報は、すでに感情や行動意思などと完全に混ざり合った状態で提示される。脳で処理済みの情報だけを提示される。(2) 睡眠中にレム睡眠などの睡眠ステージが存在することが明らかになったのは、1952年。いったん深くなった眠りは覚醒まで持続すると考えられており、記録紙の節約のため、脳電図を止めるのが普通であったが、大学院生のアセリンスキーは何気なく記録を続け、レム睡眠を発見した。
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こうきち
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なるほど!難しいけど面白いですねー
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てつこ
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脳は古い構造に新しい部分が積み重なってできた、付け足しだらけの産物だそう。設計としてはダメダメなのになぜか精密に働く脳の不思議を解説した本。専門的な箇所もあり難しかった。脳のいいかげんさの良い例が、認識した出来事に対して無意識に辻褄合わせをしてしまうといったもの。左脳がストーリーを勝手に作り上げ、その脳の持ち主がストーリーを信じ込んでしまうといった例が複数紹介されていて面白かった。
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どどんぱ
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脳というのは、進化の過程で積み上げ方式で創られてきているので、設計としては洗練さに欠けるものだそうです。それが故の人間らしさなのかもしれません。人の認識はそもそも客観的にはならないので、大勢の人と意見を交わし、議論することが重要なのではないかと感じました。
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Tourbillon Praline
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脳関係の積ん読本一掃。これで終わり。もう当分読みません。新ネタがないので飽きました。
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こうきち
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難しくて、面白いけど、これを知っても活かすことが難しい。
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とんぼめがね
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タイトルで読みたくなった本だが、原題とは全然違う。そのせいで読みたくなったのだから邦題の付け方としては成功したと言える。私のようなド素人には専門的なハナシが多くて正直理解出来なかった部分が多いが、なんとなくは人間の脳というものが理解出来たような気になった。
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カエル子
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【自分で一万円選書⑫】いわた書店で買ってきた12/12冊目。やっと最後の一冊。重かった。タイトルどおり、人間の脳の作りは案外適当でして…という話を、著者も訳者も頑張って噛み砕いて説明してくれているのだけど、如何せん難しすぎる。シナプスとかニューロンとか完全にお手上げでした笑。でも、p.340にある図9-2が、著者も書いているとおり完璧な要約になっていて、これが超絶わかりやすい! この図が手に入っただけで、本書を買って良かったと思えるレベル。人間が神を求めるのも脳の進化上の制約に由来するとはね。
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jugemu
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タイトルが違う(脳ではなく「この本」)。最新脳科学の成果を期待すると間違う。著者は神経科学者らしいが脳科学者ではない。あちこちの脳科学解説書の説明をつないで、自分のいいかげんな主張を書いているだけ。自己の研究成果が開示されているに非ず。英語でSee/Hear/SmellはSeeが上位に来るから視覚が最も重要だと馬鹿げたことを説き、特定宗教の基本を成す歴史的事実を否定する科学の研究成果を以て宗教否定の根拠にならぬとも。固有の主張を除去して読めば20数年前の脳科学の常識は分かるだろうが、除去しきれるかが問題。
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ふぃすか
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脳科学の本読みすぎてそろそろ読んだことある話が多くなってきた。必要と思われるものをあとから増設していった結果こんなんできました!っていうのが生物の脳らしい。やみくもに増築していった家屋みたいだ。その時点でインテリジェント・デザイン論はアウトだな。「いいかげん」だからこそ代替もきくのだと思えば非効率も悪くない。これ一冊で別の何冊かで読んだ内容が網羅されてるのがありがたい。p340の表がすばらしくコンパクト。やっぱり脳はおもしろい。
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TONTON
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前書きに書いてあるよりも、内容はかなり専門的でしたが、たまたま読了した日に映画「秘密 THE TOP SECRET」を見たので、導入部分も何となくフムフムと理解できたような気がしました。
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むう
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面白いが、やや専門的なところが多く、読むのが停滞しがちだった。だんだん、適当に読み飛ばしても内容が分かるようになって楽になった。
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ゆんろん
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おもしろかったが、知識の確認に終わってしまった感も。具体的な記述に意味があったかも。
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吟遊
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地位を築いた脳科学者が、一般向けに書いた本。脳は、進化の過程で、古い部分に継ぎ足し、継ぎ足しでできているため、最初から素晴らしい機能的なものとして出来上がったのとは反対だ、と。ニューロンの電気信号伝達速度も遅い、と。とはいえ、ポリコレを厳守しながら、脳科学の楽しさを伝えようとしてくれる本。
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のがみ太郎@Twiitterやっています
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これが書かれた時系列を考えるといろいろ配慮するところがあるが、ヒトの脳の不完全さを知るにはとても参考になる一般向けの本だった。 「愛とセックス」の章は、生物学的な男女を理解するのに、とても役に立った。 書籍案内もあって、とても良い本だった。
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脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ (河出文庫 リ 3-2)評価58感想・レビュー28