読書メーター KADOKAWA Group

訳せない日本語: 日本人の言葉と心

感想・レビュー
13

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
たろーたん
新着
面白かったのは「行ってきます」を「See you later(また後で会いましょう)」と訳していたこと。行ってきますは行くよりも「戻ってくるからね」の意味なのだ。だから、その根底は「I will be back(戻ってきます)」である。そのため、「いってらっしゃい」は「Come back safely(無事に戻ってきてね)」になる。なるほど、と思った。(続)
たろーたん

あと、好きだったのが「しょうがない」。「It can`t be helped(避けることができない、助けられない、手段がない)」と直訳するのは少し違って、ネイティブだと「That`s life(それが人生だ)」、「That`s the way it goes(そうなるようになっているんだ)」となる。確かに、この諦めさせる感がある方が「しょうがない」のニュアンスるがある。そして、私もよく使うのだが、微妙は「Yes and no」でちょっと笑ってしまった。

10/12 21:36
たろーたん

微妙は他にも「That`s a bitiffy(ややこしい)」「It`s touchy(敏感、気難しい)もあったが、とにかく訳しづらそう。「失礼します」ってよくよく考えると、「他人のもとを去る時の言い方」と「軽く謝ること」があって、よくよく考えると、この二つが一緒なのって結構変だよね。そして、「すいません」も「謝罪」「感謝」「依頼」がある。

10/12 21:36
3件のコメントを全て見る
0255文字
kaho
新着
’82年生まれのお坊様が書かれた一冊。アメリカへ留学した経験から、日本語から英語に訳せずにモヤモヤ感を残す言葉の数々をあらためて取り上げることで、日本人らしさ…日本人が胸中に無意識に抱いている感性のようなもの をその言葉夫々の由来から起こしつつ考える、若干ビジネス書的な日本文化論系でもある一冊。文章のニュアンスからは、私のような年寄りよりも もっと若い読者を想定して書かれているように感じたが、「どっこいしょ」の由来が「六根清浄」、幽霊の絵画形式(ロングヘア・手ぶらりん・足無)の意味、等など何れも興味深い。
推理

kaho様。おやくに立てたようで嬉しいです。こちらこそいつもありがとうございます。

03/30 11:00
kaho

推理さま またちょくちょくとお世話になると思います、どうぞ宜しくお願いいたします🌷

03/30 15:10
3件のコメントを全て見る
0255文字
推理
新着
ネタバレいただきます、命を/ご馳走様でした=食材集めた感謝/行って来ます=戻って再会願う。どこへ行こうが会える/お帰り=戻る場所に包む/よろしくお願いします=依頼~初対面挨拶~面接挨拶。よろしく→相互に便宜→こちらこそよろしく/お疲れ様=苦労ねぎらい~挨拶/失礼します=無礼予告~去る挨拶~入る挨拶~割込謝る/済みません=謝罪~感謝~依頼前の呼びかけ=自責/しょうがない=仕様がない=避けられない~諦める~受け入れる/せっかく=苦労~幸運=縁起の集まり。縁起=偶然無数重なり/大丈夫=安全安心確か=菩薩/
推理

敷居が高い=負い目がある~x高級すぎる/おもてなし=接待~お客様への待遇~サービス~思いやり~心に寄り添う/気が利く=相手を思い心を行き届かせる~しゃれてる。

05/18 10:11
kaho

推理さん こんばんは⭐️ この度も、面白い本を教えて頂きました。 いつもありがとうございます!🍀

03/29 21:22
3件のコメントを全て見る
0255文字
ふも
新着
英語と日本語と仏教。ある日本語を英単語に訳して、その英語を日本語に戻そうとするときに、最初の日本語に戻らないなと感じることがある。その違和感を著者が仏教用語を交えながら解説している。自分の母国語をこんな風に解き明かしていくと、いかに自分が言葉を深く考えもせず使っているか実感する。こうやって日本語を学び直すことはとても楽しい。
0255文字
kinta
新着
僧侶で翻訳・通訳家の著者が語る日本語の意味を綴る。仏教思想が思いのほか深くしみ込んだ思想から出る言葉があることを日本人として改めて噛み締める感覚を味わった。多言語に訳すとえらく説明的になるし、個々人によっても思いの重点が異なるが故に、訳が変わっていくと推測される。また説明する相手によっても訳するポイントは違うはず。とりあえず自分はいま、どう思って事のコトバを使うのか、という自省する一助になるかと。ただ、編集部の方針であろうか、必要なところを太字にしたがる。しかもかなりの多さ。⇒
kinta

読書する人間は、翻訳と同様に自分自身の中で太字を作っていくものだし、何度も読むうちに変化していくのを楽しむものかと。それを押し付けると、説教臭いだけになるじゃないか。編集部の押し付けが「気付き」の面白さを半減した上、読み難くくさせた気がする。

10/05 10:51
0255文字
liverary
新着
ネタバレ「言葉は文化」だと思った。奥が深い。
0255文字
カエル子
新着
結論から言うとちょっと説教じみているけど笑、英語(外国語)をきちんと日本語にしよう(あるいは逆)と思ったら、まず母国語のほうをしっかり理解しないとならない。若かりし頃、通訳目指して勉強を始めたときに先生に言われたことをはっきりと思い出しました。それと、日常語とおもっている表現の中に仏教語に由来するものが実に多いということ。日本語を話す以上は、知らずに仏教に触れているということなんだよな、というのも忘れがちなことの一つ。これからも日本語の本をたくさん読もう!
0255文字
つちのこ
新着
僧侶で留学経験あり、住職の傍ら通訳・翻訳の仕事もしている。なんと貴重な人物だろう。 内容に関しては主観的な印象が主流になっている感も否めないが「著者がその日本語をどう捉えているか」というのが分って面白い。 命を奪っておいて「ごめん」もないもんだと私は思っているので、私の「いただきます」は 'Thank you for giving me your lives to let me live.' と訳すだろう。 読んだ人それぞれが訳してみて、自分がその言葉をどう捉えているのかを発見するのも面白いと思う。
0255文字
水月
新着
海外留学・海外の仕事を通して、僧侶である著者が「訳せない」と感じた言葉の深淵を仏教用語を絡めて紹介するもの。もちろん、英語で一言でそれと対になる言葉はなく、訳語として利用されているものでもニュアンスとしてもっと違うものがあるのではないか、というような、経験と気づきから書かれている。日常語の中で、これだけ習慣等の違いがあるのだと思うと、異文化交流の必要性は、近年いや増していく。日本人の好きな言葉をアンケートに取ったら、選ばれそうな言葉だった。
0255文字
かりんとー
新着
仏教からきた日本語。
0255文字
奈良坂葵
新着
著者は僧侶で翻訳家でもある。いただきます、よろしくお願いします、お疲れさまなどぴったりと訳せる英語はない。思いやりやおもてなしの心が言葉に込められているから。
0255文字
壱萬参仟縁
新着
いただきます、は、I am so sorry for taking your life and greatly appreciate receiving your life.(16頁) こつこつ、は、steadily, untiringly, laboriously, a little by little, step by step(132頁)。
0255文字
キンセンカ
新着
普段何気なく使っている言葉の本当の意味を理解してこそ、言葉の持つ力が生かされるのだなぁ。
0255文字
全13件中 1-13 件を表示
訳せない日本語: 日本人の言葉と心評価76感想・レビュー13