形式:文庫
出版社:KADOKAWA
脚本・大根仁自らが書き下ろした、映画原作小説!「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか、平べったいのか?」夏の花火大会の日、港町で暮らす典道は幼なじみと灯台に登って花火を横から見る約束をする。その日の夕方、密かに想いを寄せる同級生のなずなから突然「かけおち」に誘われる。なずなが母親に連れ戻されて「かけおち」は失敗し、二人は離れ離れに。彼女を取り戻すため、典道はもう一度同じ日をやり直すことを願うが――。繰り返す夏休みの1日、ふたりが最後に見る花火のかたちは――?
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うか?かけおち系ねー。って思いながら読んでました。星2.5 お勧めというお薦めではないとわたしは考察します。
映画を見た方がいいのか?なんて思う方も続出なのではないでしょうか?↑←追記失礼します。
アニメ映画版のノベライズとあるので突っ込んでいいと思うのだが、なぜ中盤までヒロインなずなは「三つ編み」表記なのだろう。どういう整合性の取り方か。筆者は執筆時50歳だが「コメディシーン=どん引くセクハラor下ネタ」、「少年たちの日常会話=ずっと逆ギレ怒鳴りあい」、という場面作りの引き出しの狭さが辛い。教養や洞察を欠くと頭に浮かぶシーン処理がすべてこれらになる…というのは囁かれることだが、その典型になってしまっており、原作者ノベライズ版では同じシーンでもそれらを回避した上で紡がれているので、力の差を感じる。
実写原作からの改編が、①ループによる未来改変、②運命の二人化、③色気と性的なネタの追加、④現代化、⑤逆張り なのだが、どれも改悪レベルに感じる。正ルートが「なずなは、勝った方をかけおちにさそった(男はほぼ誰でもいい)」はそのままなので、②や①との相性は悪い。③は映像映え優先的なものに加えて、「誰もがあけすけな下品な会話をする」=リアリティ拡充、深みが出る……というような勘違いを感じた。④は携帯電話が出てくるのだが、連絡用途ではなく隠し撮り遊びという根本的なズレを感じる改変。⑤は身長など。地力不足に感じた。
https://waku2trailers.com/uchiagehanabi
考察色々読んだけどこの人の考察がすき
私は、中学生時代に図書室で借りて読みました。でも、また読みたいです。
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