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忘却のパズル (創元推理文庫)

感想・レビュー
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あっこ
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アルツハイマー型認知症を患う元整形外科医に殺人容疑がかけられる。被害者は彼女の友人。2人の間に何があったのか……。。。認知症の主人公の語りで展開していくので、時々抽象的で、話がつかみづらい。でもきっと驚愕のラストが待っている!!と思って頑張って読みました。が、まぁ、、、、ありがちな展開でした。引っ張ってこれか、みたいな。私介護士なので、スタッフとのやりとりとか、「あるある」みたいなところが興味深かったりはしました。んーでもそれくらいかな。。。
0255文字
いぬすけ
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ネタバレ自己が崩れていく様子は『アルジャーノンに花束を』を思い出した。最後の方の描写には、自分でいるということ、生きるということはどういうことなのかなあと思ってしまった。自分が認知症になったらという恐怖も含めて。ストーリーは…うーん、ちょっと長すぎる。電車での通勤読書には向いていない。
0255文字
Tomio
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アルツハイマー病の主人公が語る物語なので、描写されている内容と物語の筋がぼやぼやしている。 それこそパズルを組み立てるように、真実を憶測する。 しかし、わけがわからなくてつらい。ページ数はやたら分厚く、展開も遅い。 しかし、あらすじにある〈衝撃の真相〉とやらが気になる。 早く読み終わりたい。頼むよ、〈衝撃の真相〉よ。最後の最後に、あっと驚かせておくれ。と、じりじりと読み進めた結果、 〈衝撃の真相〉のインパクトの薄さに衝撃を受けた。 アルツハイマー病の追体験はできるのかもしれない。
0255文字
カクテキ
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愛する人を守りたい想いは病をも超越するという、ミステリ?
0255文字
キエリボウシミミズク
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殺人事件の容疑者とされたジェニファーはアルツハイマー性痴ほう症を患っており、正確な記憶を保てていない。はたして事件の真相は? ジェニファー視点で進行する物語の中で彼女の痴ほうが悪化していく様子がよくわかり、単にミステリとして読む以外にもいろいろと考えさせられる一冊でした。
0255文字
J・P・フリーマン
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殺人容疑をかけられた認知症患者の主観という作品は初めてでした。小説というのはおおむね物語のラインが存在してそれに沿って話が進みますが、この作品はジグソーパズルの欠片を一つずつ見ているようなものです。彼女の認知症は程度が軽い日もあれば重い日もある。家族のことがわからなければ、過去に飛んでいく日もある。殺人の容疑者なんだけど、彼女はそれすらも理解していない。認知症のリアルがあります。ただそれだけに非常に読むのに疲れるものとなっています。人間は「わたし」がなくなったら何が残るのか。そう考えさせられる作品でした。
0255文字
えびみりん
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ネタバレ認知症の主人公の手記といった感じの作風。どんなに物忘れがひどくなっても、誰が誰か分からなくなっても、大切な人を守りたいって気持ちだけを忘れない事がせつない。
0255文字
涼
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電子書籍。語り手がアルツハイマー病の女性という斬新な話。ミステリーとしては複雑怪奇なものではないけれど、語り手の意識があちこに飛んでしまうので真相が見えない。むしろ、アルツハイマー病が進行していく過程だとか、日によって違う態度、そういう自分を自覚している時、曖昧でも合わせようとする時、合わせるどころではない時、そういうリアリティな心情や、住み込みの介護人、息子や娘、職員の対応など、これでもかと描かれ、圧倒される。何を忘れ、何を覚えていて、何を忘れられずにいるのか、そんなことも考えてしまう話でした。
0255文字
タマ
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認知症の描写がリアルで怖い。
0255文字
ふぃすか
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原題は"Turn of Mind" 単行本のタイトルは『忘却の声』あおりは相変わらずミステリ色を前面に押し出してるけど、もうだまされないぞ! 「衝撃の真相」って言葉をお手軽に使うのやめてくれ。衝撃っていうかとりあえず下手人はとっとと自首しようね!かこつけてるけど単なる保身だよね? 人間の認知機能はもともといくばくかの空白が発生する不完全なもので、その隙間を埋めるのは推測。認知症患者も同じことをしているだけなんだけど、捏造部分が多くなるとは百害あって一利なしだよなぁ。お近づきになりたい人がいない話だったな。
0255文字
三毛太郎
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怖い。いやこれは怖い。母が認知症なのだけれども挙動が全く同じだ。あれを内面から描かれるのがこんなに怖いとは。家族に認知症患者のいる人はいっそ読まない方がいいんじゃないかってくらい怖い。
0255文字
UN
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『忘却の声』をずっと読みたい本に入れていたら(改題)文庫化された。こういう手があったかとミステリーの書き方には感心したが、アルツハイマーの老女を語り手にするのは読者(私)にとってしんどい。真似をする人も現れないだろうが今後は忌避したい。アルツハイマーとはこういう病気なのだというのはいやというほどわかったが。
0255文字
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忘却のパズル (創元推理文庫)評価100感想・レビュー14