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盲目的な恋と友情(新潮文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
62

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takao
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ふむ
0255文字
凪
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あらすじも人物描写もがさすが!って感じ。更に二部構成?にしてるからこそ、二人の視点、感じ方の差が際立ち、後半部分からなんか落ち着かない気にさせられた。辻村作品って、グタグタ説明とかせすに、会話ややり取りの中で、表面に出てない、下手すると本人さえ気付いてない感情をサラッと書いてくるんで、ギョッっとなったり、うーんとなったり…まぁそこが一番好きな点だけど。
0255文字
RED FOX
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「人の心を蝕む甘美な思い出。たとえそこにもう甘い味など残っていなくとも」盲目的な恋vs盲目的な友情。「いやいやいやいや」と読みながら何度もツッコむ私は凡人でよかったのかも。
0255文字
Fruitsand
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とても苦しい話。 学生の頃は、たしかに親友という言葉をよく使っていたし、この子の1番の友達で理解者でありたいと願っていたこともあった。 恋に盲目という言葉はよく聞くけど、友情に盲目ということも怖い感情で色々と考えさせられた。
0255文字
かしゃ
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ネタバレ人間心理を巧みに使った、恐ろしい小説でした。盲目的になるのは恋だけじゃない。かけがえのない友人にさえ、ひとは盲目的になる。ゆりえの章が読んでてツラかったです。ゆりえ、愛されたかったんだろうなぁ……。
0255文字
キンチョール
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ネタバレうわああ!何というか誰も幸せにならない結末。美貌の主人公一瀬蘭花の美しい恋人茂美星近は上司の妻の愛人だし、容姿にコンプレックスを抱き、恋愛を諦めている傘沼留利絵は蘭花の一番の親友であり続けたい。盲目的に恋をする蘭花と盲目的に蘭花を支える留利絵。そのための悲劇。野次馬根性掻き立てられて、一気読みでした。エグイけど面白かった。
0255文字
auau
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ネタバレ蘭香は他人に視線が向けすぎていたし、留利絵は自分を可愛がりすぎたために迎えた破滅のように感じた。多分、蘭香は世にいう「見る目のない」人なのだと思う。自分のそばには自分自身が可愛くて仕方がないような人間は置くべきじゃないし、他人に何かを求めることは独りよがりな感情だという客観的な理解が必要なんじゃないかと思った。蘭香と留利絵と乙田くんはどうなんだろう。最後の最後の展開に思わず引き込まれてしまった。
0255文字
ミドゥーニャ
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ネタバレ前回読んだのが、ヘビーなところあったけどいい話やったからそういうの期待してたけど、人間の汚いところの話やった。
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LIBRA
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何だかドロドロ系で、ビックリした。
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ぴ!
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私はこういう話が大好きです。 恋と友情。友情には恋とはまた違う執着があって苦しんだり、想ったりしてしまう。自分は圧倒的に留利絵の人生に共感します。
0255文字
バーベナ
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美しい蘭花に吸い寄せられた瑠璃絵。美しい者を支配したい、一体化したい、もっと認められたい願望を持ちながら、ずっとそばにいる。蘭花の無邪気さ、悪意への無頓着さが悲劇を生んでいしまう、瑠璃絵は他の生き方ができなかったのかな、どうしたらよかったんだろう。瑠璃絵のコンプレックスを指摘する、美波の言葉を正面から受け止められていたら。と思わずにいられない。
0255文字
キヨ
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恋と友情に盲目的な女性二人の話。恋に盲目的な一瀬蘭花と蘭花の親友でありたいと執着する留利絵。激しい恋の終焉、そして真実。5年の歳月を異なる角度から描いた小説。二人の心情は理解し難いが、面白かった。
0255文字
gg
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ネタバレ本のイラストがヒグチユウコさんのだったので、何も考えずに図書館で借りてみた。前半、蘭花目線での恋を描いて、後半同時系列で瑠璃絵目線でという面白い作品でした。情熱と冷静の間で男と女を描いた作品も面白かったけど、同じ事象でも違う角度から見ると全く違う世界が見えるのは興味深いね。人間はやっぱり自分が中心だから、そういうことなんだろうけど。結局は蘭花がというのは意外だったな。
0255文字
いち.に.
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ネタバレ破滅的でもある恋と友情物語。蘭花と留利絵の視点によって捉え方が変わる同じある日の出来事の中で通奏低音のように茂実のクズっぷりだけがぶれない。菜々子の影が蘭花の次の恋愛の価値観にまで毒のように回っている。執着している相手がいて、邪魔な存在への探知性能は本能?
0255文字
TR40
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これも凄い本でした。辻村さんの気合いの入った感が満載です。人生のプライオリティーはどう言う経緯を辿って決まって行くのでしょう?中学時代のトラウマとか、両親の性格とか、コンプレックスとか、独占欲とか、快楽とか・・。自分が正しいと思うプライオリティーを他人に要求する所から人間関係は破綻して行く。みんな自分のエゴとプライドに苦労しているのですね。さすがの辻村さんのエンディング。毎作このクオリティーだったら凄いことですよ。
0255文字
Kunihiro Tobita
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“好き”って全てに優先するのかぁ。人生一択になっちゃってて両手で恋を抱きしめて…さらに全身全霊で捧げるもんなぁ。それが友情にも現れるんだなぁ。お互い同量の愛ならバランスバッチリなんだろうけど…なかなか上手くいかなくてねぇ。どうしたって盲目的な方が熱量も期待度も高いから、破綻に向かっちゃうんだろなぁ。永く維持したけりゃ盲目的側が気持ちセーブしてコントロールして行かねばなぁ。🎶わかっちゎいるけど🎶だわなぁ。トホホ。 にんげんだもの。 であります。
0255文字
優さん@はいカード
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ネタバレ「恋」と「友情」の二部構成。官能的なシーンや、ややドロドロみのある人間関係の描写など、デビュー作から読んでると本当に巧みになられてるなぁ、と尊敬。 純粋に恋愛小説のつもりで読み進め、切り替わりの時に、ああ辻村センセはミステリの人だったと改めて知らされた。
0255文字
しおん
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ネタバレ感想で「女は怖い」ってよく見かけたけど私が怖いと感じたのは執着に対してだなぁ。だって男の星近もそうとうやばかったし。 留利絵は見返りを求めてる時点で純粋な愛情(友情)ではないなぁ。蘭花が美人のお嬢様でなかったらこうはなってなかった気もする。 モヤモヤする終わり方ではあるものの伏線というか真実がわかった時はすっかり騙されたなと爽快感はあった。
0255文字
Shoko  Ochi
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ネタバレ恋愛と友情。どちらも思いが強くなればなるほど、私は怖さを感じてしまいます。女同士の会話も、それぞれの視点で読めば、その真意のすれ違いにひやりとします。それでも思いはつながり、最後の結婚式での微笑み。人の情は本当に深く、恐ろしい。
0255文字
黒まじ
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ネタバレ恋愛の経験値が低いため盲目的な恋をする蘭花。 コンプレックスから自分を守りすぎて嘘の友情に陥いっている留利絵。 恋人を大切にできず結果自分の首をしめてしまう星近。 この3人のちょっと救えない感じが辛い。 美波からの視点で見てみたらどうなんだろう。何もかも見抜いていそう。
0255文字
さくら
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ネタバレ★★★前半は蘭香が、大学オケにやってきた将来有望な指揮者、茂実に溺れる話。茂実は師匠の奥さんに遊ばれていて、蘭香と付き合い始めたのもその奥さんの戯れ。でも奥さんとは結婚できないのだからと蘭香はボロボロになっても茂実にしがみつく。そうこうするうちに不倫がばれ、茂実転落。あれる茂実。そして自殺?してしまう。後半は蘭香の友達。ブサイクなことをコンプレックスにしていた留利絵視点。
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セビィ
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美しい旋律を奏でる美人と、彼女をリードする容姿端麗な指揮者。「美人は性格が悪い」なんて言うけど、嘘だ。あの子はとっても可愛くて、だから私が何としてでも守ってあげなくちゃ。見ておかないと、ダメになっちゃうもの…。
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さんかく
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ネタバレ初っ端から不穏な感じがありつつも、最初の方は、恋愛小説かと思ったが、菜々子さんが出てきてから辻村作品の影が見えてきた。 前半は蘭花の話だったが、キラキラしていた頃の星近の甘い蜜を吸ってしまい、相手に執着し、都合の良い存在になってしまった。 後半は、蘭花の親友、留利絵の話で、留利絵も美人な親友に心躍り高望みした。 といっても、たわいも無い周囲の会話が自分に向けられたものだと誤解するのは良く判る。蘭花に求めすぎてしまうのも。 どんでん返しが最後に続き、気持ちの良い終わり方ではなかったが、最後まで面白かった。
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夏海
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重い。 だけど、コンプレックスは時にこんなにも執着を生んでしまうことがあるのかと思った。
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さくさく
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狂気的。
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しげりん
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ネタバレ蘭花は初めての恋に酔って執着している。普通なら相手の裏切りを知ったとき心は離れていくはず。茂実の何に惹かれたのか。容姿か指揮者という肩書か。師の奥さんとの関係は不潔すぎる。(しかも精神的にも年上の彼女に支配されている。)また蘭花は留利絵のことなど都合の良い友人の一人ぐらいにしか考えていない。が留利絵は初めてできた美しい蘭花との友情に執着している。一番の親友と認められることが彼女の生きがいだ。しかし独りよがりで捻じれている。彼女が結婚で離れていこうとしたときにそれを阻止した。正義ではなく自分の為に。
0255文字
Thinline
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ネタバレ読んでる間が退屈でしたが終盤でタイトルと一致してスッキリしたようなスッキリしないような。イヤミスでした。
0255文字
りり
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女って怖い。 るりえの蘭花に対する執着がすごい。これは友情と言えるんだろうか?
0255文字
alison
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ヒグチユウコの表紙が素晴らしい。留利絵が思うほど美波に悪意はないのに、自意識過剰にそう深読みしちゃう気持ちは分かる。トイレの会話はすごい。ラストは余計な事せずに蘭花を幸せにさせてあげて欲しかったけど留利絵は彼女から離れられないんですね。あと、「やっぱり女は怖い〜」っていう感想は陳腐なんでやめてね。
0255文字
しま
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ネタバレ恋をすると周りが見えなくなりその人の事ばかり考えてしまうというのは自分も経験があり、蘭花の気持ちは少しわかった。客観的に見れば別れるべきであっても離れるのって難しい。 留利絵の言う「友情」は友情ではないと思った。自分を虐めた相手を見返す為に蘭花を見せびらかしたいとか、自分が支えてきたという過信から蘭花に感謝を求めたり…損得や見返りではないのに。容姿を気にするあまり上手く友情を築いてこれなかったのは可哀想。 弱い蘭花と歪んだ留利絵。留利絵ではなく美波のような友人が蘭花を近くで支えてくれていたら…と思った。
0255文字
ぺち
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最初はよくある話かなと思って読んでたんですが後から惹き込まれました。 女って怖いですね、、。ここまで深い女関係は初めてです笑
0255文字
パフちゃん@かのん変更
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留利絵ちゃん怖いよ。頭はいいが途轍もなくプライドの高い女性だったんだなと思う。蘭花が留利絵のことを本当はどう思っていたのかよくわからない。留利絵とずっと一緒に暮らすのは大変だろうと思うけど。
0255文字
いよ
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女ってこわい。留利絵の気持ちもわからなくはない。そして、結婚式の件はすごくよくわかる。なんか、辻村さんっぽくないなって思いながら読み進めたけど、読み終わったらやっぱ辻村さんだと思った。いろんな意味で。
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朝陽
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【図書館】★★★職を失った茂実、留利絵の蘭花への執着が怖かった。
0255文字
Cidenon/土曜朝10時読書配信
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前半の恋する女性の視点と後半のそれを傍から眺める友人の視点で構成され、同じ時系列の中で対比されているのがおもしろい。恋は盲目というが、盲目になるのは恋だけではなく友人関係やあらゆる人間関係でそうなのかもしれない。特定の人間にこだわって周りが見えなくなり、ぐちゃぐちゃになっていく人物たちが描かれる。恋が優先されて友人関係がどうでもいいものになってしまったり、周りへの迷惑を顧みなくなってしまう。人間はよく描かれているが、物語としてはダメ男に溺れる女の話でしかないし、読んでいて気持ちのいい展開ではない。
0255文字
margaret
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女って怖いなぁと改めて感じました。友人関係や恋人関係において見返りを求めてはいけないし、見返りを求めるような関係はそもそも健全ではないのですね。人生は一度きりだからこそ、偽りのない関係を築きながら過ごしたいものです。
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ダーブラ
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ネタバレ最近,たまたま湊かなえさんの本を読んだので,この作品も最初は湊かなえさんが作者ではないかと勘違いしておりました.すなわちそんな内容でした.
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クレヨン
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誰かを大切にする気持ち、固執する気持ち。愛って紙一重。何がその人にとって幸せなのか。 身近に感じられるような話から、一気に読み終えた。
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yako
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『蘭花』視点の〈恋〉と『留利絵』視点の〈友情〉の二部構成。ミステリ要素もあり事件の意外な真相がわかるのが後半の『留利絵』視点です。友情のダークな部分には息が詰まりそうになったが、視点を変えると違う景色が見えてくるというのは非常に面白かったです。
0255文字
ゆきねこ
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ブラック辻村深月。夢中になって読み進め、読後は毒にやられノックダウンする。こんなに女って醜いのか?劣等感でこんなことする?鬼気迫ります。辻村さんの作品には嫉妬心で人生を破壊する人が出てくるけど、人生に費やすエネルギーが根本的に違うような気がします。でも、息もつかせず一気に読み進めざるを得ない魅力は、自分の中にもある醜さを自覚しているからでしょう。人間は弱くて脆い。3人の女性たち、みんな個性的で、みんな変。最後まで気を抜かないで読み進めるべし。立派なイヤミスの完成形です。
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