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ゴースト

感想・レビュー
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きあ
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不思議な話
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まめぴよ
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ゴーストというわりに殆ど怖く感じなかったのは、ソレがただそこに残る想い出のようなものだったからだろう。そういったものがすぐそばに居ても不思議では無いし、大袈裟に怖がる必要もない。彼らの過ごした日々に思いを馳せるような物語でした。
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なにょう
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「きららの紙飛行機」よかったです。小さい子と幽霊の話。★「亡霊たち」帰って来れなかった人たち。★「キャンプ」いつの時代のどこの話か。ユダヤ人迫害、満州の逃避行、ベトナムの難民。あるいはいつの時代か、誰なのかは特定されない、あらゆる難民たちについての話なのか。★「ゴーストライター」死人は口なしだ。今までの人間の歴史の中で、たくさんの人が右往左往して、心残りを残して、話そうにも話せない思いをして。そうやって死んでいった人がたくさんいる。たくさんの人びとの営みがあって、自分がいる。
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わんつーろっく
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ネタバレたまたまお彼岸に読んでいた。どの短編も戦時期を彷彿とさせる。若者で賑わう原宿の路地裏で時代を超えた女性とのひととき。煌びやかなドレスから大勢の軍服や制帽を縫ったミシンの行く末。上野の浮浪児が心を通わせた女の子。復員した曽祖父の幻。そして引き揚げ時、離れ離れになった子供を案ずる母。学ぶことが許されなかった学徒出陣。来年は戦後80年。戦争反対と声高に叫ばない、叫べない声に耳を傾け、心を寄せる。悼むとはそうゆうことでしょうか。。。
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gorico
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彼岸に旅立ったはずの者&物たちが、現世に住むあれこれと束の間の交流を持つ……そんな不思議な短編が7作、どれも中島京子らしい余韻を残す作品。「ミシンの履歴」「きららの紙飛行機」がよかった。でも印象的なフレーズは、最終話「ゴーストライター」の「ゴーストは〈中略〉死んだらおしまい。誰かに乗り移ったり、怨念をまき散らしたり、そんなことはできない。ただ横にいて、思い出してもらうのを待ってる」だ。
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くろばぽん
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ゴーストにまつわる7話の短編集。テイストは様々ながらどの物語にも中島京子さんらしさを感じる不思議。どの物語もよかったが、一番のお気に入りは「亡霊たち」。曽祖父とひ孫の千夏の関係は決してべたべたしてはいないし、千夏はいつも一歩引いておじいちゃんを見てはいる、が、見えないリョウユーと交信?しているおじいちゃんを否定せず、その死後には「レイテ戦記」を読んで戦時下のおじいちゃんの想いに触れようとする、千夏の優しさ温かさが心地よかった。「ミシン」「きらら」「ゴーストライター」もよかったな。あらほとんどだね。
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栞
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タイトルと冒頭から怖い話かと思ったら、ホラー感はあんまり。どこまでも中島京子さんだった。歴史とその時代を現在から振り返って描くようなかんじがすごくうまい。よかったのは『ミシンの履歴』と『きららの紙飛行機』。『ミシンの履歴』はものから見た人々の歴史というか生きてきた証のような。ミシンに心があって人をいとおしく思っているようなかんじが好き。『きららの紙飛行機』は切なくて、それでいて優しくあたたかい話だった。きららにどうか、もっと大人の手が差し伸べられられますように。そう願わずにはいられない。
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かすてら
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全て「ゴースト」に関わる短編集でしたが、どのお話も全く似通ったところがなく、さすが作家さんだなぁと思いました。第二次世界大戦に関するものも多く、この時期に読めてよかったです。
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ともさん
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読みながら何処までが現実で何処からが幻想なのか判らなくなる。ただこの世とはそんなものかと思えたりして、逆に現実とはなんだろうと考える。自分が目にしている目の前の事だけが現実ではなく、見たことのない会ったこともない人の人生も現実なのだ。それが生きている人であれ既にこの世から消えた人であれ、そんな事は別にどうでもいいことなのかもしれない。 読み終えて「花桃実桃」の作者だったと知る。
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あーや
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ものと人の心の物語。 きららの紙飛行機が一番良かったなー
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ねこやなぎ
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幽霊と言いますか、個人的には魂の物語という印象でした。 『ミシンの履歴』の、擬人化されたミシンがかわいかったです。 戦中・戦後に関わる話が多かったので、途中やや単調に感じる部分もありましたが、『きららの紙飛行機』は切なくていちばん好きです。
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fukui42
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最終章「ゴーストライター」が好きかな。あとはミシンの話。ほぼどれも舞台設定が1940年頃なので、ちょっとわかりにくかった。
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Hiromi Okamoto
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想いを残して亡くなった方のゴーストの話。中島さんが淡々と場面の描写をされている中で 読み手の私はジワジワ感情が動かされます 誰にも気にされずに亡くなってしまう人の切なさが苦しくなるほど伝わりました
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かなこた
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ネタバレどの角度からゴーストが現れるかどんどんわからなくなるのでとても面白ろかった!いい意味でつかみどころがないです。きららちゃんがどうか幸せになってくれていますように。
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林芳
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中島さんの作品は、明治から戦争時代を扱う作品が多い印象があるけれど、この本の短編の中にも見られる。多分好きなんだろうなと思う。前の時代の人たちを取り上げるのが。そしてその人たちの声をすくい取ろうとする丹念さがある。そこが好み。短編の最後の「ゴーストライター」に描かれてあることが、既に亡くなった人たちへの中島さんの思いなのかもと思う。
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ウララ
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ネタバレいろいろなゴースト達が出てくる短編集。何度もこの世に出現する戦災孤児のケンタが出会った、親からネグレクトされているきららとの関わりを書いた「きららの紙飛行機」が一番好きだ。でも「キャンプ」も印象に残る話。キャンプ場がどこだかだんだんわかってきて、その世界にきたマツモト夫人の悲しい過去が浮かびあがってくる。このキャンプ場を出ていく日が生まれ変わる日なんだろうか?
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ランラララン
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地縛霊ー定点観測の安心と退屈。 浮遊霊ー神出鬼没の新鮮と不自由。 なるならどっち?と昼休みのひとネタで無駄な時間を過ごした事がある。 どっちにしても時の経過を他人と共有できない孤独に耐えられなさそう。 幽霊の無念は「孤独の辛さ」なのかも。 ちなみに本作は空虚な読後感伴う刹那話です。
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みほ
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優しいゴーストの世界は生きている現実世界とパラレルワールドになっている。この本を読むと自然に受け入れることが出来そうだ。
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青ミッフィー
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不思議で少し怖くもあるが、じんわりと暖かさ、切なさが染み込んできた。
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子どもたちのママ
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ネタバレ戦争によって人生を狂わされたんだもの、この世に未練があって当たり前。気付かないだけでそこら中に彼ら・戦争の犠牲者(幽霊)がいて、生きることができなかった各々の人生を、ただ全うするために出てくるのかも…こんなことを思って読んでいたら、最終章で“誰もが自叙伝を出すわけでも、人に気にされる人生を送るわけでもない。誰にも思い出されない、そういう死んだ者がいっぱいいる”と幽霊と思しき女。そういう女のような存在を思い出したり覚えていて、と。特定の誰かでない犠牲者を悼むことがどういうことか、理解できたような気がする。
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えつ
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中島さん、アンソロジー以外では初めまして。 タイトルはゴーストだけど、まったく怖い話ではない。なんなら、ちょっと温かい気持ちになれるような7つの短編集。 わたしは「ミシンの履歴」「きららの紙飛行機」「廃墟」が好きだったかな。アンソロジーで読んだお話は好きだったけど、これは少し苦手だったかも…。
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なほみ
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おばけに纏わる短編集。どれも好きな感じ。このエピソードはジョージの作者夫妻みたい、と思ったらまさかおさるのジョージの名前が。私の好きな作家さんと子どもの好きなキャラクターのコラボでした笑
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キクラゲ
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4
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ちゅうおうせん
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戦争に関するエピソードを集めた短編集ですが、ゴーストらしいゴーストは登場しませんでした。 GHQ接収住宅 戦前に作られた蛇の目ミシン 戦争孤児 徴兵された曽祖父との思い出 戦時中と思われるキャンプ地 戦争前からあった古い学生寮 ゴーストライターの矜持 個人的には蛇の目ミシンと学生寮の話が印象的だった。中島さんの情景描写が分かり易くて大好き。
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ヤボ
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★★★☆☆
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みにもる
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他の読者さんと同じ感想になってしまいますが、「ミシンの履歴」と「きららの紙飛行機」が良かったです。
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chimako
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〈幽霊〉と言うよりも〈残された想い〉を感じる短編集。「亡霊たちは」重く辛いがおじいさんの飄々とした雰囲気と孫である語り手の穏やかさが救い。ネグレクトで世話をされない女の子と戦後のゴタゴタから時空を越えてくる幽霊ケンタの話は切ない終わり。あの世とこの世の間のキャンプは母の気持ちが悲しい。その他に「廃墟」「ゴーストライター」 ミシンの話が好きだった。ミシンが語るミシンの一生。シンガーミシン、家にもあったな、足踏みの。戦争絡みの短編が多く、沈んだ気分になる。死ぬときは想いを残さずさっぱりあの世に行きたいなぁ。
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red falcon
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時代の大きなうねりの中に生まれ、そして死んでいった名もなき人々の物語7編。とてもよかった。第7話の「誰もが自叙伝を出すわけではないし、誰もが人に気にされる人生を送るわけではない。むしろなにも書かず、誰にも気にされずに一生を終わる人がほとんどなのだ。(p215)」がこの短編集のテーマだと思う。『ミシンの履歴』、『きららの紙飛行機』がよかった。
0255文字
星群
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幽霊と戦争を掛け合わせた優しくも切ない7つの物語たち。7篇ある短編で、どれに対しても怖いと思う感情は起こらず、良い意味で想像を超えていました。彼らが奪われた人生のうえに、私達は生きていると想うと一日一日大切に過ごさなくてはならないという気持ちを改めて噛み締めました。中でも特に『きららの紙飛行機』が印象的です。
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kei
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不思議で難しくて不安で孤独感もあるけれど、孤独でもないというか。うまくまとめることが出来ないけれど、4話目物語のおじいちゃんの最後の一文が切ない。
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おでんのたまご
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何気ない風景と戦争の記憶。それと知らなければ知らないままの風景。「原宿の家」と「廃墟」がとくに好き。接収住宅も学生寮も、そういう場所があったって私は知らなかった。そして知らない人がこれからたくさん増えてくる。でも忘れてはいけないけど、”利用する”のもなんか違う。だからこそ最後の話があるんだろうな、と思った。私もこの話を時々思い出すだろう。
おでんのたまご

あと一応もじってはいるものの、誰が読んでもわかるような大物作家がゴーストライターをやってた、と書かれているけどいいのかな。そんなに驚くような話でもないのかもしれないけど…。

07/13 23:08
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チーママ
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人の思いは、亡くなってからも物や場所に残り続けるものなのかもしれない。第二次大戦前後を舞台にした短編集なので、現代とは比べようのないくらい過酷で、生き辛かった時代。そんな中で短い生涯を送らざるをえなかった人々が、大切にしていた物や離れ難い場所に強い執着を持つのは当然のことのように思える。廃墟の話も出てくるが、マニアの人々がそこを訪れるのも、当時生きていた人々の息遣いや気配みたいなものを感じ取りたいから?なんて想像してしまう。どの話も深くて。思いに耽ってしまった。
0255文字
nightflight
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その名のとおり「ゴースト」を共通のテーマにした短編集であるが、わたしの拙い言葉ではなんとも表現しがたい。どの作品もとても好きだった。 短い走馬灯のような物語のなかに、歴史にも残らない、市井の人々の生活、人生そのものが凝縮されているように感じた。 様々な感情が浮かんだが、それは消えることなくうっすらと余韻があり、確かにわたしの中に残っている。それこそゴーストのように。 「死んだ者のイメージを都合よく利用したいときだけ、生きてる人は死んだ人を思い出したふりをする」 一気読みするのはもったいないと思った。
0255文字
ゆきねこ
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ネタバレ幽霊と言うよりも死者の魂の物語。昭和初期、戦時中の人々の喜びや悲しみを描くのが上手な中島さん、今回もほろりとさせられました。「原宿の家」は縦壊されたはずの家と女性が蘇り、恋愛もするが、相手の実際の年齢は・・・。「きららの紙飛行機」は闇市時代に事故死した少年が1日だけ蘇る。ネグレクトされている少女を救う。銭湯の人たちが温かい。「キャンプ」は、おそらく天国がキャンプ。満州から引き上げる途中に殺されてしまった母親が異国の人たちと難民キャンプにいる。彼女と子どもたちが受けた仕打ちがむごたらしい。戦争は絶対にダメ。
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イチ
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7話で綴られた連作集。表題はゴーストだが、怖さなどは微塵もなく切なく胸を打つ短篇ばかりだ。どのラストも余韻に浸ってしまう。いづれも異なる視点から描く物語は"幽霊"などと思えないほど人間味に溢れている。中でも2篇は秀逸。「ミシンの履歴」ミシンの想いを綴った話。実家にあった足踏みミシンを思い出し、幼少の懐かしい記憶とともに亡き母を思い出した。「キャンプ」は子を思う母の姿に落涙。藤原てい著「流れる星は生きている」が重なった。中島さんはまだ3冊目だがどの作品も素晴らしい。中でも本作はイチオシ。
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水の都
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「ゴースト」を7方面から滅多切りの7話収録。予想もつかぬ展開に戸惑いながらの1編1編。そうこうしてたら最終話って感じ。ひねりに笑いも入りお見事!中島作品は「かたづの!」に続く2冊目。
0255文字
ととゆゆ
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★★★☆☆
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はちみつぶるどっぐ
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戦争で亡くなった方の幽霊は本当にやりきれない。
0255文字
tami
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中古品よく買うけど、どんな人に使われたか、そこまで考えたことなかった。戦争前後の暮らしもなんとなく想像できて面白い。
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