形式:Kindle版
出版社:幻冬舎
形式:新書
この本を読みながら重要なところに線を引いたが、大事なのは線を引くだけでなく、「なぜそこに線を引いたのか」ということと「線を引いた文を通して自分で思索すること」の2点ではないだろうか。その2点を用いて自分の頭で考えて人生に生かすことが読書から得られる良いところなのだと思う。そして、著者の読書経験の豊富さは読者として羨ましい。だが必ずしも読まねばならないものではなく、自身の知的好奇心によって読んでみようとすればいいのかもしれない。
情報は「考える」作業を経ないと、知識にならない。考えることによって、さまざまな情報が有機的に結合し知識になる。
●アダム・スミスが『道徳感情論』で述べようとしたことは、富を追求する人間の本質を肯定しながらも、同時にそれが行き過ぎないように歯止めをかける道徳が必要だということ。(人との共感に基づく「観察者」を心の中に置け)●本を買う決めては目次。●なぜ、どうして、と考えながら読めば考える力が磨かれる。●読書は心を潤したり、精神的な満足を求めてする無償の行為。感情も磨く。●仕事の姿勢を読書が正す→劉備が息子に語った言葉「悪、小なるを以てこれを為すことなかれ、善、小なるを以てこれを為さざるなかれ」
●私にも思いあたるなと思ったことは、読書量が増えて「セレンディピティ」が起こりやすくなったと思うこと。著者は、思考の棚にフックをつける、と表現しているが、読書をして思考の引き出しをたくさんつくることで問題意識が生まれ、今まで見過ごしていたことを活かしやすくなる。●読書は心を自由にする。‥…さあ、私、次は何を読もうか。ますます読書を楽しみたいと思いました。
「どれだけ読んだか」よりも「どんなことを考えどう読んだか」が大事かもしれない。
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この本を読みながら重要なところに線を引いたが、大事なのは線を引くだけでなく、「なぜそこに線を引いたのか」ということと「線を引いた文を通して自分で思索すること」の2点ではないだろうか。その2点を用いて自分の頭で考えて人生に生かすことが読書から得られる良いところなのだと思う。そして、著者の読書経験の豊富さは読者として羨ましい。だが必ずしも読まねばならないものではなく、自身の知的好奇心によって読んでみようとすればいいのかもしれない。