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日本沈没 決定版【文春e-Books】(Kindle版)

感想・レビュー
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harukawani
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日本が沈んで大パニック!というような小説では全然なかった。解説に詳しいが、作者や作者の両親の経験をバックボーンにして描かれる超弩級のSF。緻密なシミュレーションに、例えば『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだ時のような知的興奮を覚えた。地学、災害、サバイバル、政治、国際政治、文化、歴史、社会、民族、メディア、人間心理、あらゆる知識を総動員した圧巻のフィクション。50年以上前に書かれたこの小説に、今を生きる僕は、なんらかの寓意を読み取らずにはおれない。沈んでいく日本に、何かを重ねて見ずにはおれない。
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ニャンゴロ
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有名小説ながらずっと未読でした。もっとエンタメよりなものかと思いきや。
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トミヲ
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ネタバレエンタメの枠に収まらない、自然、地球、日本への愛に溢れた作品。私にとっては教科書の役割も果たしてくれました。作品に込められた思いや、愛を再認識できる小松実盛氏(作者の次男)の解説も読み応えがあります。
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tks48
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国土の喪失と国民の離散という状況で天皇が全く関わらないことに違和感を覚えたが、解説を読んで納得した。子供のころ父親の本棚のカッパノベルスを眺めながら、大人はこんな厚い本を読むのか…と思っていた。特に「砂の器」と「日本沈没」は厚かったっけ。題名からしてインパクトがあり親父にどんな話か聞くと、しばらくして「Newton」の創刊号が家に届いた。10年ほど定期購読していたかな。日本沈没とNewtonと竹内均先生とはいつまでも僕の中でワンセットとなっている。
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アカサタナ
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☆4つ Kindle Unlimitedにて読了。 言わずと知れた小松左京の大作。 地殻変動により日本列島が沈む世界を科学的、政治的、民族的といった多様な視点で描いている。 列島沈下のメカニズムに難解さを感じたが、それは科学的知識が乏しい私の責任である。 時代故に原発に関してはベトンで固めたと言及されるだけなのは残念。 世界情勢、政治状況、人心等が執筆された当時と異なり、未曾有の大災害(人災?)を経た現在の日本。仮に今書かれたとしたら? 小松実盛氏による解説は執筆状況や第二部への思いを知る上で重要。
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ntahima
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audible 聞き放題
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yi120
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50年前の作品、老若男女が元気一杯の時代背景ならばどこか絵空事に感じたかもしれないが、この30年でも大きな災害に見舞われ、コロナが少し落ち着いたとはいえ何かと不透明な現代に読むとやはり相当ヘビー。理系に疎く難しい文章も多々ありながらも読まされます。単なるパニック小説ではない多くの要素が含まれている展開なのでダレ場なし。左京氏のご子息の解説、年代記で更に奥深い。左京氏の言葉、ユートピア・・そうだろうか?
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やすお
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本作品の大作度合いは頭一つも二つも飛び抜けている。フィクションではあるが、日本に住んでいる人なら将来あり得る災害に思えるだろう。日本沈没まではいかないが南海トラフで地震が発生した場合、政府はこのような決断や行動ができるのだろうか。田所博士のようなカンのいい学者が活躍するようなことがありえるのだろうか。など、現在の政治や科学の状況に恐怖してしまう。ご子息の解説も本作品が完成する前から後までのことが書かれている。ひとつの大作を創作するまでの苦労はもちろんだが、大作であるがゆえに出版後の苦悩も半端ない。
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KoichiT
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オリジナルのカッパノベルズ版上下もあるが、今回のkindle版で再読。ダウンロードがおかしく図表が表示されない。
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pika
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長かった!正直科学的、地学的、学術的な細かい説明がきつかった。政治パートはまだしもでした。小野寺のキャラはめちゃくちゃ良くて、小野寺周辺のドラマ部分は面白かった。田所、渡なんかのキャラも良かった。夢中で読める部分と、まったく頭に入らずきつい部分とがあって読むのに時間がかかった。結局、最後はようやく終わったーという後味になってしまった。Kindle版の解説がまた長くて途端でやめました。
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くじら
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小栗旬のドラマに触発されて。5ヶ月かかったー。私には内容が重厚過ぎて感想すらとても書けない。読んでて何度も頭をよぎったのは日本人って変わったよねということ。世代や世相が変われば当たり前に起こることなんだろうけど、歴史を学んで感じてきた日本人の良き特性というものが失われつつあるなーと。うまく説明できないけど。この小説に出てくる日本人と現代の日本人は全く別物のように感じた。私自身のありようについても考えさせられた。
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春光
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ネタバレ解説目当てで購入した。 晩年左京氏が鬱状態にあったというのは何となく存じ上げていたが、ご子息である著者からその真実と最晩年の様子が語られており、左京氏の深い日本への愛を改めて知った。二部が独力で書けなかったのは、一部で「殺し損ねた」多くの日本人の行末を憂いてのものだったとはなんとも左京氏らしいと思える。
0255文字
@
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KindleUnlimited
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hoso
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「日本沈没」という言ってみれば究極の設定は、常に瓦解と隣り合わせだったと思う。それをこれだけの緻密さで書き抜いた作者の熱意と気概にまず胸打たれた。社会を覆うえも言われぬ不安と、頻繁に揺れ続ける大地。私たちは何かを求めるようにこれからもこの作品を手に取るのだと思う。未曽有の危機に直面した時、人はどうするのか。この作品に登場する人物には「芯」があり、危機と困難の中にも強さを感じた。あとがきで出てきた「ユートピア」という言葉には得心した。作者はこの国と、人を信じた。これは希望の作品なのだと思う。
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ちぃ
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ネタバレ最初3-4割までは、なかなか読み進まず…ただ地震が多いな…と感じるたびに、再び手に取っての繰り返しでした。「第二次関東大震災」が起きてからはもう息をつくのも忘れるほどの勢いで読み進めました。地理・地学的によく研究されている感のある一連の出来事に加え、当時の経済的に勢いのあった日本、まだまだ東西の緊張がある中での日本の「喪失」をめぐって各国の政治的外交的な思惑がなかなかにリアル。こういう局面で私だったらどうするかも考えた。当時より日本民族という意識は弱まってる気がするけど、危機に瀕したら目覚めるのだろうか?
ちぃ

読んでる途中夢にも出てきて、ちょっと疲れました。。色々考えてしまって今日も眠れないかも?!しかし良い読書体験でした><

01/23 00:27
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疎水
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日本沈没、読了しました。 まさかの2部があるとは……😳! その瞬間の感想を全部、書いてまとめてみました。 日本沈没を読んだ人と照らし合わすことができれば楽しいだろうなあ。
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Koichi Sato
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テレビドラマに触発されて原作を読みました。原作の世界観はドラマでも描かれていますが、原作の骨太さはなかなか現在の日本に置き換えるのは難しいと感じました。読後に戦争から一転反映した日本という力強さが失われつつある現在を残念に思う自分がいました。二部も読んでみます。
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樋口佳之
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んー。不安要素が広がっている中でも、つけてきた自力への自信は揺らいでいない70年代初頭。その時代にあっての大ベストセラーだったのかな。経済力で世界一になる想定などが書かれてもいるし。自力への信頼が揺らいで多方面の地盤沈下を感じる今読むと、そこじゃ無い感が先に来てしまいました。
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ピラックマ
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この秋の日曜劇場と並行に読み始めたのが、TVはとにかく酷すぎ。あれだけの災害が起きてるのに何で平然と日常があるんだよ。1973、2006年の映画視聴、さいとうプロ、一色版の漫画も続けて読破。映画は俳優の重厚さで73年の圧勝、漫画はさいとうプロ版は原作に近く、一色版は面白いが絵柄がマッチしてない気がする。原作を読み終わるといずれも原作の緻密さには及ばず原作の圧勝であった。 続けて第2部にも行きます。
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すしな
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142-21.決定版ということで、小松左京氏の息子さんが解説を書かれていたのですが、著者の中での日本とは、国土と自然と人が一体になって初めて日本で、沈没から逃げお失せた人々もにさらなる苦難に遭うと言う流れで2部続く構想だったのですが、1部で既に多くの日本人を亡くしてしまったことを、フィクションとは言え小松左京は後年まで後悔してたとの事でした。そこへ、神戸の地震や東北の地震でさらに心を痛められていたそうです。なくなったのも東北の震災の年ですしね。ただ、最後に残した言葉がユートピアというのは救いですね。
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碧雲-  lukeminen
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今また話題になってる。小松左京って、変わった人だと思う。 ★「文藝春秋」2021年12月号に掲載された太田啓之氏「『日本沈没』小松左京の遺言」の冒頭部分 https://bit.ly/3p5DKq0 小松左京による壮大な思考実験 「日本沈没」
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狂フラフープ
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恐ろしいほどの熱量を持った作品。これを越えるスペクタクルは多くの作品で描かれているが、神の視点でなく、全てを知ることのできない人の目線、人の時間で描いているという点で凄まじい。これほどの規模の物語でありながら、人間一人一人の物語になっている。終盤にジジイが恋バナを始めたところで、この途方もない物語が終わるのだ、という実感に愕然とした。これよりデカい風呂敷を広げた作家は居ても、その広げた風呂敷を緻密に描き、美しい畳み方をした作家を他に知らない。
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Akiko  Miyazawa
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小栗旬に刺激されて読んでしまった。私が生まれる前に書かれたとは思えない!今に通ずること多数あり。日本という国の地理的な特異性に改めて目を向けさせられる。災害と共に生きる視点をもたねば。 ドラマの田所博士、癖強すぎ!「われわれは、まだ、この地球について、爪先でひっかいたぐらいのことしか知らんのだよ、幸長君。」46億年の歴史もつ地球にとったら人類の知識はひっかき傷なんだ…。
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がちゃ
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子供の頃にTVドラマや映画化された書籍。学生の頃に読んだのだけれど、今回またTVドラマとして放送されているので懐かしく思い読んでみた。現在放送されているドラマは別な人の脚本で書かれてあるもので原作とは別な人間模様が描かれている。実際に日本が沈没するようなことは遙か遠い未来にはあり得るのかもしれないが、それ以外に描かれている大規模な地震はいつどこで起きても不思議ではない。世界各地に避難した日本人その後が書かれたであろう第2部が出なかったことは残念です。
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kbn
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日本各地で被害が起きてハラハラしました。気候変動問題で世界は1つになると思ってたけど、そんなこと無いのかもしれない。
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alpha_ralpha
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もう読むのは3度目だけど、未だに圧巻です。
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kei302
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前半を読むのに時間がかかったが、政治家、官僚、財界と専門家集団のやり取りがリアルで、後半は一気読み。圧巻でした。ご子息による解説と創作裏話も興味深く読んだ。 東海・東南海・南海地震発生確率が高い場所に住んでいる身。せめて、自分の身は自分で守る覚悟だけはしているけど。難民の受け入れに関しては、明日はわが身、我が国かも…想像しましょう。その時になって受け入れてもらえるのか。KindleUnlimited。日本沈没 決定版、図や画像豊富でわかりやすい。
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本読みましょ!
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ネタバレ以前より興味はありつつ手に取るのが今に至ってしまいました。1973年の出版なのですね。日本列島沈没は起こることはないと信じていますが、出版以降も多くの災害に見舞われてきた日本。本当に危うい上に私たちの生活が成り立っていること思い起こされました。小松さんは「日本が海底に没するという点を除けばこの物語に描かれる災害は全て起こりうる」『たとえ日本沈没という極限状態であっても対処する気構えを持っていれば「想定外の事態は検討しない」といった悪しき風潮を断ち切り被害を少なくすることが出来るのでは』と述べておられます。
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会

ナイスありがとうございます。『復活の日』『首都消失』『さよならジュピター』も良いですよ!

11/06 12:45
本読みましょ!

Maedaさん、ご紹介ありがとうございます。ぜひ読んでみたいと思います。

11/06 14:17
6件のコメントを全て見る
0255文字
2003_ashi
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kindleで読んだので長く感じたが、間延びしている感じはなかった。日本は海に囲まれた島国であり、土地を奪われたり、移動を余儀なくされたこともない。国土に対する愛着は強いかもしれない。
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misao2662
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昨今の南海トラフ地震発生確率上昇に伴い読んでみた。 やっぱり細かい内容は、百聞は一見にしかずで、文章では理解しづらいです。 そこを、頑張って書いている小松左京さんに拍手👏
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三毛太郎
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「いったん社会全体が危機におちいると、いたるところに、贅沢で、わがままで、傲慢になった人々によって、混乱と無秩序がひき起こされる」「攻撃本能というのが……とりわけ”日ごろ生意気な、大きな顔をしている連中”にむかってふき出す」あぁまったく人間ってやつは変わりゃしないのだ。最新のコンピュータの自慢が「LSI使ってる」だった頃の話なんだよなぁ。
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キュウ
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47年前に書かれたにも関わらず、すごく身近に感じながら読めたことに感動。 ただ前半の、「日本沈没」というワードを恐ろしくて口にできない「名前を言ってはいけないあの人」的なヴォルデモート状態の時は、読んでも読み進んでる気がしなかった、、、 中盤以降は日本の行方がどうなるのか気になって、どんどん読めた。 当たり前だと思ってる日々の暮らしを大切にしないといけないと考えさせられた。
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にゃんち@雑食系
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★3。何分古い本なので、時代背景が難しかった。第二部うぃ読むかは検討中。
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Yuki2018
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とにかく長いが、圧倒的な傑作。空想科学小説として、あるいはパニックものとして優れているのは勿論だが、日本国・日本国民に固有の特性や地政学的な位置付けをも考えさせる、1ランク上のSFという感じ。非常に深いセリフが所々に散りばめられている。
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助三
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ウィルス関連の流れで最近『復活の日』を再読。で、たまたまkindle日替りセールで出ていたこの『決定版』を見つけてDL、一気読み。本編は勿論だが巻末、全体の10%強のボリュームで収録されている小松実盛氏(左京氏のご遺族、著作権管理をされている)の解説も読み応え有り。日本国民を救う国連事務総長の国籍がどうしてあの国か、とか第二部への想いとか。そう、第二部があることも初めて知ったので早速そちらも。
0255文字
内臓
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ネタバレ少しずつ読み進めて読了まで3か月ほどかかりました…。超大作。登場人物の名前がなかなか覚えられない&作中に出てきた一エピソードであるはずのモーレツサラリーマンパパ(無名)が一番印象に残るという皮肉。読むのも大変だったけど書くのも大変だったろうなぁというのが正直な感想です。圧倒されました。
0255文字
Hisashi Satake
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ネタバレ小松左京の傑作。地震の揺れのリアルな描写が見事。3/11の仕事中に起こった、あの感じを想起させずにはいられない。面白いと思ったのは、大規模で急激な地質変動動を、気象で起こる現象になぞられて考えたところ。地質年代記の規模で観察すればあながち的外れでもないのかも、などと感じた。他に気になることといえば、渡老人の世話をしていた花枝の存在。なぜあれほどに老人を慕うのか。大物フィクサーの横にはお決まりのようにああいう女性がいるが、何かの願望の象徴なのだろうか。
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ナスオだよ( ´ ▽ ` )ノ
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流行りものをあえて敬遠する、というバカな癖を子どものころから持っていた。 日本沈没ブームは、ぼくが小学生のころ。 でも、この年になるまで本書は読んでいなかった。 こんなにすごい、しかも真剣な小説だったのですね。多いに認識をあらためました。小松左京偉大なり。(もし、もっと早くに読んでたら、むしろこのスケールや堅牢な想像力についていけず、 この真価に気がつけなかっただろう)
ナスオだよ( ´ ▽ ` )ノ

最も印象が強かったのは、 第5章第9節に登場する名もない人物

02/06 05:08
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へいほー
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怖い。その一言につきます。阪神大震災…大阪北部地震を経験しあの津波の映像が思い出される。四十年以上前の作品とは思えない
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ドント
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実は未読だった日本SF小説界きっての名作。地震の頻発する70年代序盤の日本列島、そのすぐそばの海溝にはある異変が……。コチコチの理系SF(?)かと思いきや政治、経済、日本人論まで欲張りなほどに突っこみ、当然ながら災害による都市破壊シーンもパンパンに詰め込んで、さらには「その先」までもを見据えた、「日本列島が沈むとなったらどうなる?」という凄い空想小説。小説の枠を踏み越えたなにがしかであるような迫力さえ漂う。古いと評するのは簡単だが現在でも胸を撃ち抜かれるような通時性がある。こういうのを古典と呼ぶのだろう。
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