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睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか (ブルーバックス 2026)

感想・レビュー
117

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藤宮はな
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面白過ぎた。メカニズムも複雑で実に細かな役割を持っていたけれど、睡眠不足を補う柔軟性もあるのは意外だった。その反対に寝だめは無意味というのも。ちゃんと理解していなかったレム睡眠とノンレム睡眠の違いや、夢のメカニズムとかも。睡眠が記憶の強化、または反復練習などの運動機能を強化する効果は、大谷さんが実例なのかも。アデノシンが覚醒時に増加し、睡眠中に減少するのを「ししおどし」に喩えているのは良かった。一瞬の睡眠であるマイクロスリープはなるほどという感じで誰しも経験があるはず。後、光の調整って凄いんだなぁ。
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KaneSho*
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睡眠が重要であることは理解できた。 非宣言的記憶の定着でも、睡眠の質が重要など。 ただ、専門的な内容が多く、普通に生きている上で使うには、アウトプットしづらいために、インプットもなかなか難しいなと。 脳波だったり、夢をみる理由を専門的用語で知っても、今の自分には難しい。 やはり、専門書的なものを読む時は、噛み砕いて説明されてる入門書的なものを読んでから、徐々に難しいものを読んでいこうと思いました。
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izumone
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睡眠の本は多いが,遺伝子,伝達物質,ニューロンのレベルから説き起こし,日常生活の悩みまで易しい語り口で記述されている。情報も新しく,個人的には入門書としてはベストだと思う。
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orca_me2
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想像以上に複雑で奥深い睡眠の世界を垣間見た。結局「睡眠とはどんなものか?」を断定しないところが科学者っぽい。
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サオウ
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専門用語が多いので、パラ読み。睡眠とはどういう現象なのか、ということが書かれた本。まだわかっていないことが多いらしい。睡眠の質や睡眠方法、睡眠の効能が 書かれた本ではない。著者のオレキシン発見の章は、とても面白かった。眠らないと精神障害が起きる、眠ると回復する。記憶力やゲームが上達する。寝溜めは効果ない、アデノシンが分解されるまで寝る。空腹だと眠れない。
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あきちゃん
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ナルコレプシーの原因が判明したことは偶然とはいえ素晴らしい。その後特発性過眠症もオレキシンが関与しているという論文もあり、ノーベル賞に一步近づいたのではないだろうか。疲労や睡眠に関して「まだ不明なことも多い」旨書かれているように、本書以降、Caイオンが神経細胞に吸着することによって疲労や眠気が生じるという研究もありましたし、睡眠についてはまだ謎が多いですね。
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ひんしょう
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建物のメンテナンスのために店を休業するように、脳のメンテナンスは脳を休ませる。それが睡眠。途中までは脳と睡眠についての定説や学説が淡々と解説されているが、筆者がまさに今研究していることの解説に入るや、別の書籍であるかのようにライブ感をもって鮮やかにその実験現場が記され始める。これから何が解明されるのか、わくわく感で読み進められた。
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る
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睡眠と覚醒のメカニズムを解説する本。「より良い睡眠をとるには?」といった類いの本ではない。 オレキシンを発見した著者なだけあって科学的な専門用語が頻出するんだけど用語が難しいだけで文章は優しくて理解しやすい。良い勉強になりました。
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記憶喪失した男
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ネタバレ睡眠についての最新研究の一般向けの書物。なぜ動物が眠らなければならないのかはまだ解明されていないようだ。しかし、さまざまな物質による睡眠の仕組みは具体的で興味深かった。
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みぐ
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レム睡眠は「浅い」眠りどころか、脳は覚醒時より活発に活動しているため、例えるなら、コンピュータがONでオンライン状態=覚醒、スリーブモード=ノンレム睡眠、オフラインで使用中=レム睡眠にそれぞれあたる(60頁)との表現はイメージが湧きやすかった。結局何時間寝たらいいのかという世俗的な問いに対しては、個人差があるので翌日眠気がない程度に眠ればそれでよいとの答え(186頁)。筆者がオレキシンを発見するなどして睡眠研究は前進しているのだろうが、圧倒的にわからないことの方が多く、脳という器官の奥深さをむしろ感じた。
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ロデタ
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タイトル通り睡眠についてアレコレ書かれているが脳や神経伝達物質が出てくるとどうしても難しく感じてしまう。睡眠についてまだまだ未知の部分が多いことが分かった。期待していた内容とは少しずれていたが興味深い一冊だった。
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naoyukie
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人はなぜ眠るのか、という問いに対する決定的な答えはまだないというのが得られたポイントの一つ。ただ、寝ている間に脳内の最適化が進行しているというのは納得できる仮説だと思った。いったん記憶の生成を止めてニューロンの繋ぎかえ、最適化が行われ目覚める。スッキリするという他に答えが出せなかった課題にふといい答えが見つかる時もあるのは睡眠後無ように思う。色々細かな化学物質が説明に出てくるが、そのあたりを差し引いても十分理解しる内容だった。
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わたあめ
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ネタバレ私でも理解できるほど、かなり平易に書かれていて読みやすかったです。きちんと根拠となるデータも書かれていたので、納得もできる書籍でした。 以下抜粋です。 レム睡眠は睡眠において、きってもきりはなせないものであること、ノンレム睡眠だけの状態を計測したいが、どうしてもレム睡眠がおきてしまうこと。世間ではレム睡眠=夢のイメージだが、ノンレム、レム睡眠問わず、夢はみること。オレキシンや体内リズムの関係で眠くなること→視床下部が眠くなることにかなりかかわっている? 昆虫も睡眠をとっている→断眠させると活動性が減退
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dokuni_san
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オレキシンを自由に分泌させたいが、どうしたらいいのかなあ。覚醒を自然な形で呼び寄せることができればいいのだけれど。 さておき、睡眠のメカニズムとその意味について考える一冊。ちょっと用語が難しいので、もう少し平易な書き方だと読みやすいかも。 まあそういうたぐいのものではないけれど。
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chang-3
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なぜ睡眠を取る必要があるのかすらよく分かっていないほど、睡眠には未だに謎が多い。睡眠を取らないと、体温や体重の恒常性維持や免疫機能に異常を来たし、やがて日和見感染で死に至る。ノンレム睡眠はスリープモード、レム睡眠はオフラインモード。ノンレム睡眠は脳を休ませるが、レム睡眠ではむしろ活発に脳が活動している。睡眠システムと覚醒システムのシーソーは普段睡眠側に傾いているが(睡眠状態がむしろデフォルト?)、オレキシン作動性ニューロンが覚醒側スイッチへの切り替えを司る。
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シュウヘイ
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オレキシン受容体拮抗薬 動物はなぜ眠らないといけないのか?不眠は動物の進化系?
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佐倉
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夢や眠りについて考えるために再読。かなり専門的だが他の脳・睡眠についての科学読み物を読んだ知識で初読時よりは読めたかも。記憶の定着を行うのがノンレム睡眠、情動により記憶の位置付けを行っているのがレム睡眠といった睡眠のメカニズムと効用、睡眠と覚醒の切り替わりのスイッチとなるモノアミン/コリン作動性ニューロン、著者が研究していたオレキシンはそれらのニューロンに働きかける効果がありナルコレプシーの解明に大きな役割を果たしたが、当初は食欲に関わる物質と思われていた等々興味深い話が沢山。
佐倉

夢の持つ意味、という心理学的な考え方への著者なりのアンサーも。脳神経科学の領域からは夢ではなくレム睡眠に意味がある、という立場を取るが、レム睡眠時の前頭葉の働きが抑制された状態で見る夢は人類に閃きや発見、自由な発想を与えるものでもある。本来の機能ではないにしろ、副産物として大きな価値や意味があるのでは、という。確かなことが言えない中でも、人々の『夢への夢』を切り捨てない。

08/22 20:09
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ぷー
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オレキシンの勉強のために読んだけど、結構わかりやすく書かれているのでほどよい。
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右脳
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中学生ぶりくらいにブルーバックス読んだけど、おもしろかった。日常感じた科学の疑問に答えるテーマの本がだいたい見つかる幅の広さ。 本書は睡眠の最新知見を紹介してくれる良書。流石に複雑にして解明されてないことも多い脳科学の領域なので専門用語飛び交って完全理解には再読必須だけど、なぜ眠るのか?睡眠の持つ機能は?眠らないとどうなる?などの疑問の答えがみつかる。
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Taka
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改めて睡眠について考えてみる。専門家だからこそまだまだ分からないことがあると言える。難しいけど興味深い内容。
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チャルロ
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わたしも寝てるのが基本状態になりたい...
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suzuki
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脳の神経系は受容体ごとに何種類かあって、覚醒時はモノアミン系ニューロンが優位、睡眠時はそれ以外が優位に切り替わっているそうだ。 生物としては睡眠状態の方が通常運転で、覚醒状態は、食料確保など生命維持のためやむなく稼働している、高ストレスな緊急事態なのだ、という主張に目から鱗が落ちた思い。 若いころはいくらでも寝られたのに、今はたくさん寝たくても目が覚めてしまう。 ストレス管理により睡眠を大事にして、心身を長持ちさせたいところだ。
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たかかつ
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まだまだ睡眠や脳に関して分からないことが多いのだと感じた。 信頼のおける書籍だと思うが、専門用語など自分には理解が追いつかない箇所が多かった。
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pencocco
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興味深い本でした。まず驚いたのは睡眠に関する研究があまり進んでいないということ。「ヒトはなぜ眠るのか」という問いに対する答えをまだ人類は見つけていない。そのことが意外でした。レム睡眠とノンレム睡眠についても理解が深まりましたし、オレキシン作動性ニューロンという存在を知ることが出来て良かったです。拮抗薬が実用化されたとありますが、簡単に手に入るようになっているんでしょうか。また、イルカや渡り鳥の睡眠が印象的でした。半球睡眠やマイクロスリープという眠り方で眠る。初めて知りました。
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しゅうまい
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ホントの医学の専門家が書いているだけあって、記載内容に絶大な信頼がおけるが(膨大な参考文献の数と最新の実験の説明がしっかり記載されている)、専門用語が多すぎてちょっと理解が及ばず。そもそも睡眠がどうしようもなく大事だということ、ノンレム睡眠とレム睡眠は単なる睡眠の深さの違いだけはなく、レム睡眠もノンレム睡眠と同じくらい大事ということがとりあえずわかった。
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kuroarizuka
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耳読。私は長らくベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用していたが、このタイプの睡眠薬は依存性があるなど長期にわたり使用した際の問題点が指摘されているタイプの睡眠薬でなんとかして辞めたいと悩んでいた。著者たちのチームが発見したオレキシンという脳内神経伝達物質は覚醒を司る作用があるという。昨年の2月頃にこのオレキシンの働きを阻害するオレキシン受容体拮抗薬系の薬に睡眠薬を変更した。自分の感覚としてはその頃からだいぶ調子が良くなったのを感じている。著者に感謝だ。
kuroarizuka

結構専門的な内容も取り扱われるのだけれど「開店中にお店を掃除するのは具合が悪いので閉店してから掃除するようなもの」「パソコンのオフライン状態のようなもの」と分かりやすい比喩を使って説明してくれるおかげで素人でも分かったような気になれるのが良いところ。

01/16 16:56
kuroarizuka

ベンゾゼアゼピン系の薬はGABA系という脳内の部位に働きかけて脳全体の活動を抑え込むようにして入眠させる、これは自然な睡眠とはかなりかけ離れたものだそうだ。一方オレキシン受容体拮抗薬の方は脳本来の能動的に睡眠を取るスイッチをONにするようなものでより自然な眠りに近いらしく、そのため依存性も低いとされているらしい。

01/17 07:22
3件のコメントを全て見る
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Lambda
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ざっと読み
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こーすけ
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オレキシン発見による睡眠を解明。 まだまだ神秘的な分野だと改めて感じます。
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まさみち
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比較的専門的な内容。 特に脳神経系の生理学的な部分を掘り下げて解説してくれている。
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sashawakakasu
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友達に借りて読んだ。本に関係ないけど最近21時に寝るのにハマってる
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RST
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ネタバレ睡眠は脳のメンテナンス。ノンレム睡眠ではシナプスの最適化、レム睡眠では記憶の強化を行う。コラムで紹介されていた「こころは行動の決定のためにある」という説が興味を引いた。直感的に好きな方を選ぶことが必要。また、睡眠が通常状態で能動的に覚醒に舵を切っているイメージというのが新鮮だった。覚醒の維持によって蓄積される睡眠物質アデノシンを睡眠によって処理している。
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m4
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★★★★★
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な
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著者がオレキシンの発見者のため1章分はまるまるオレキシンについて書かれている。大学で習ったものが発見されるまでにこんなストーリーがあったのかと思うと面白い。睡眠のメカニズムについて現時点で分かっていることを比較的易しく書かれているため、私の頼りない医療の知識でも楽しく読めました。睡眠は昔から研究されているテーマなのにまだ解明されていないことが多いから今後の研究に期待。
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TF zzz-@-
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睡眠に興味があって読んだ。
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kkkk
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眠りに関する悩みがあって科学的はどのようなメカニズムか興味抱き読んでみた。
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アヒル
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深夜二時過ぎに読了…面白いがいい睡眠をとるTipsとかはない
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クレストン
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生理学・薬理学が専門の方による、科学的知見からの睡眠を考察した本。前半は生理的な知見、中盤からは著者自身の経験を交えた脳内物質と睡眠について考察、最後は睡眠に関する素朴な疑問について著者の知見から考える内容となっている。いくつか睡眠に関する本は読んだが、本書はかなり専門用語が飛び交っている。しかし、中盤の著者が「オレキシン」を発見するまでの顛末が書かれている部分はとてもライブ感を感じた。あくまでも科学的知見の説明がメインであり、睡眠に関する指南(睡眠方法、快眠方法)はほぼないです。
0255文字
nekozuki
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睡眠とは何か?なぜ必要か? 脳の構造からわかってきた睡眠の必要性、その原理などは非常に面白い。脳のうち視床下部が重要な機能を果たしているようだ。 ロングスリーパーで、かつ、最近睡眠の質が悪くなってきたので手に取ってみたが、睡眠改善には寄与しない(サプリなどは飲んでもほぼ脳まで到達しないらしい…)もののとても興味深かった。
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たまこ(こなぎ)
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新しい薬の機序を理解したくて読むことにしました。脳内の物質の動きや脳波、断片的に聞いた事があるものの理解できていなかったところがすっきりしました。オレキシンやヒスタミン、モノアミンと睡眠覚醒の関わり、そしてノンレム睡眠とレム睡眠の違いはスリープモードとオフラインに例えて考えることで、理解できたように思います。改訂新版で読みましたが、日々気をつけてアップデートしていかなくては、と感じました。
0255文字
人工べん
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あまり科学になじみがない人にも読みやすい本だと思います。睡眠に興味があればなおさらです。眠りが大事ということを科学的に解説してくれます。現在の科学で分かっていない部分は、分からないと書いてありますので、客観性も担保されていると思います。眠りが大事だと分かっているけど、一歩踏み出せない(寝ない)自分のような人には、眠ることの覚悟を決めさせてくれる本です。
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睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか (ブルーバックス 2026)評価48感想・レビュー117