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源氏物語 真木柱

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AI99
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前の巻は、玉鬘が、髭黒に返事を書かないで終了。以前に源氏は、「相手によっては、返事を書かないと、強引な手段に出たりしますよ」と忠告していた(「胡蝶」)ので、フラグが立ってしまった。この巻は、フラグ回収済の状態からスタート。色々やるなぁ。髭黒の、女性への対応の拙さ・不器用さ、その正妻・北の方の、逆上の描写は、リアル。一方、近江の君は、夕霧に果敢にアタックするも、鼻であしらわれる。夕霧は、少しは彼女を見習って、本命にアプローチすべき。与謝野訳「そうした低能の人」の原文は、「さるもの」。晶子さん、あんまりだよ!
0255文字
大粒まろん
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第三十一帖 真木柱。源氏37歳の冬から38歳の初春の話。和歌は21首。髭黒は女房の手引きで玉鬘と強引に契る。玉鬘は自身の運のなさに終始嘆く。源氏も渋々婚姻させることに、内大臣は後宮になることよりは良い話だと喜ぶ。が、髭黒には怪に取り憑かれた正室(式部卿宮の娘)がおり、説得するもこの北の方は受け入れられず、調子を崩す。これに父宮も腹を立て、娘と孫を引き取ってしまう。この中に髭黒が愛しんでいた娘が、屋敷を離れる際に詠んだ歌「今はとて宿かれぬとも馴れ来つる真木の柱はわれを忘るな」と柱に記したことが、この巻名。
大粒まろん

玉鬘は結局出仕は叶わず、帝も残念で仕方ない。と、恨み言まで言うが、なんだかんだありながら、玉鬘は子沢山の母となり、髭黒の正室として落ち着いた。ここまでが玉鬘十帖。

12/09 21:07
0255文字
なーちゃま
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ネタバレ玉鬘は髭黒の大将に無理やり契りを交わされてしまい結婚する羽目に。自邸に招こうとする大将だが北の方で物の怪に憑かれている夫人(紫の上の異母姉)がいる。しかし、式部卿宮(紫の上の父)が娘の扱いにキレて子ども共々引き取っていくことに。玉鬘は結婚に納得できなくて塞ぐので、宮廷に参内。冷泉帝は玉鬘を自分の嫁にできなかったことを悔やむ。そのまま髭黒の屋敷に連れてこられた玉鬘(まじでかわいそう)。その後、玉鬘は髭黒の子を出産する(本当にかわいそう…)。
0255文字
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