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台所のラジオ (ハルキ文庫 よ 10-1)

感想・レビュー
158

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きいろ
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ネタバレ短編集かと思いきや実は群像劇。読んでいてわくわくできる本でした。後半に行くにつれて、あれっこれ実はSF話だったのかなという気持ちになることもしばしば。 印象的だったシーンは、母を亡くした人が母の身長と同じくらいの高さ(古い冷蔵庫の上)にラジオを置き、そこからラジオを通して人の声を聞いているシーンです。特に深掘りされているシーンではないのですが、その光景に詰まった様々な感情を想像してからは忘れられないシーンとなりました。お話として特に好きなのは『さくらと海苔巻き』です。あの海苔巻きはぜひ食べてみたい!
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はせがわ
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台所のラヂオであってもいいような空気感。いつにも増して御伽噺みが強い。目薬と棒パンが好み。確かに美味しそうだが、お腹が空く系ではない。
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Midori Matsuoka
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十二話からなる短編集。ところどころにつながりもあり、お?と気がつきページを戻る楽しみもある。 おいしそうな料理が色々登場するけれど、なぜかその料理を食べる人物とその人をとりまくエピソードの方に心惹かれる物語が多かった印象。 どの話にもタイトルにある台所に置かれたラジオに耳を傾けている。集中して聞く、というより流しっぱなしで時折、ん?と耳を傾ける感じ。 この作品も台所でラジオを流しながら何気なく読む、というシチュエーションが合っているかもしれない。
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ペルー
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ネタバレなんか結果的に吉田篤弘祭りになってる(笑) いつものSFファンタジーっぽさもあり、登場人物やお店?との再会もあり。私はこの仕事をはじめてから通勤の車内でラジオ結構聞くので、度々登場の不思議なパーソナリティーの女性には心ひかれた。あと、マリオのコーヒーは飲んでみたいな。ルーティンは変えたくないけど、何かに打ち込みたい気持ちもわかる。いろんな人に出会える1冊でした。
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ミクト
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ほっこりしたり、ミステリー仕立てだったり不思議な話の短編集。全体的に漂うそこはかとない孤独が心地良い。あぁ、物語全体がラジオのようなんだ。マリオのコーヒーの話が一番好き。寄り道して仕事帰りの一杯、私もそんな時間が好きだから。
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れっつ
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ネタバレラジオは音声のみでリスナーは聞こえてくる音から想像を巡らし楽しむ。本も文字や言葉を読み脳内にイメージを膨らませ楽しむ。台所は食べることを司る日常生活の拠点。それらが合わさったところから紡ぎ出された12の物語たちには、始まりはあるのに結末がない。女も男も主人公たちは日常と不思議な非日常を行き来して、まことしやかに生きている。規範や価値観を超え相反するものさえ同じことなのでは?という彼らのように、想像の世界をただ漂うように生きてみるのもいいかな、と思える。そんな時間と体験が、我々には必要なのかもしれない。
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蕭白
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まずまずでした。
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waki89
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読書友達に勧められて読んだ1冊。すごく大きな事件は起きないけれど、淡々と時としてありそうな、時としてなさそうな不思議なお話も混ざりつつなお話がいくつか続く、ラジオ繋がりの短編集。個人的に声に出して読みたくなるような、ここちよい文章でした
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ばう
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★★★吉田さんらしい静かで温かくて不思議なお話12篇がおさめられた短編集。どの話も現実のような夢のようなどちらともつかない雰囲気で、そして終わり方がまた不思議で「?」マークがたびたび私の頭の中に浮かんだ。「これは結局どういうことなんだろう?」と一話終わる毎にぼ〜っとしばらく考えてしまったりしていたけれどあとがきまで読んだら「そうか、だからか!」と納得した。どの話にも台所に置かれたラジオがあって各話が緩くつながっているところも好き♡
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ebi kan
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ネタバレちゃんとした終わりのない不思議な物語がつまった短編集。あとがきで吉田さんが語る「天使が寄り添った束の間を小説に書きたい」という素敵な考え方を見て気づきました。結末がない物語に違和感を感じなかった。当たり前のようにスラスラと読み進めてしまうくらい心地よいリズム。このくらいゆったりした本を寝る前に読むと癒されます。
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リホ
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ゆるゆるSF お話が少しずつ繋がっていて、面白かった 食べ物の描写がとっても好きで想像した、紙カツ食べたいな
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マサ
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記憶のどこかに引っかかっているような場所で半分だけリアルな物語が進んでいく。その世界は時には時間をさかのぼったあの店だったり遠い地球の裏側だったり。それが彼ら彼女らが何かを始める場になっているのがいい。ラジオの女性の語りもまた。特に「油揚げと架空旅行」「シュロの休息」は短編の味の良さが感じられる。あっちとこっちの行ったり来たりはこのぐらいがくすっと。
0255文字
紫羊
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12編からなる短編集。それぞれの話は無関係のようでいて、どこかでつながっているような気がする。作者の他の短編集の登場人物が現れたりもして、独特な雰囲気を楽しめた。
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KAZOO
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吉田さんのラジオに聞こえてくる話からの連作短編集です。12の作品が収められていますが、それが少しづつ関連のあるような感じになっています。話としては筋のあるようなないような感じもしますが、読んでいてゆったりとした気持ちにさせてくれます。ここに出てくるミルク・コーヒーなどを飲んでみたくなります。
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magaokun
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「台所のラジオ」はいい感じの短編が12編入っていて、読後の満足感が高かったです。この本で吉田篤弘先生のファンになりました。
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あーちょ
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何の話なんだろう、と不思議な感じがした。ラジオを聞いているわけではないけれど心地よいのは、吉田篤弘さんの作品だからだろうか。紙カツを食べてみたい。マリオコーヒーとアリスの話が、私はおもしろく感じた。またいつか読みたい。
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金谷
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ネタバレ☆☆☆ ラジオをきっかけに、ちょっと不思議な短編オムニバス。食べ物や飲み物がよく絡む。紙カツ美味しそうだった。ありそうにないけどあったら面白い様々な職種。うっすらと恋愛の話。ラジオから流れる声。あったなぁ、昔、台所にラジオ。台所ではたいていなんらかの作業をしているのでラジオは聞き流すことが多かった。でも不意に耳が拾うこともある。不特定多数へ向けての語りが、自分一人に向かって放たれた運命みたいに思うこともあった、かもしれない。
0255文字
littlebluestar
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どの物語もどこか不思議な世界観。いずれの作中にも印象的な食べ物と台所から流れるラジオが。 一番好きなのは「さくらと海苔巻き」。登場する食べ物としては紙カツも気になる。
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ゆかり
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とてもよかった。読んでいると心が静かになって、別の世界に迷い込んだような気持ちに。子供の頃の自分だったり、今の自分だったり、そういうのが混ざったような気分に。少し不思議なお話もあった。台所のラジオと、その他にも少しずつ繋がっている部分があったりなかったり。終始ふんわりしたまま終わる、その感じがまた良い。
0255文字
よし
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日常なのに読み手にとって非日常になる。違和感があるが、なんとなくわかるような。
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りんご
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日常の生活の中でふと起こる妙な出来事。それをどう受け止めるのか、または、それに気づくことができるのか。さらっと読める本
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薄雪
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途中まで読んでは置きを繰り返し、何となく読み終わるのに時間がかかった。始まりのみ又は半ばまで綴られたそれぞれの物語の全体像は分からない。 さらさらとして、登場人物たちが聞き流していた つけっぱなしのラジオのような感じの本。
0255文字
ユッピー
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台所のラジオから聞こえてくる女性の声に耳を傾ける12人の物語。ラジオがそっと肩を押してくれる、変わらずそこにあるものをつないでくれる。美味しい料理がたくさんでてきて、温かく穏やかな気持ちになれました。
0255文字
あず
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再読。前回何故あんなに怖がっていたのかわからない。確かに違和感と唐突な終わり方と、特有の静けさはあるけれど。オムニバスのラジオドラマを聴いているような気分。紙カツの話が好きかな。後、冷蔵庫の話も。
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おうち時間
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台所のラジオから流れる女性の声に耳を傾ける12人の短編集。キッチンではなく台所にラジオという所が吉田さんらしい。そして美味しそうな物がたくさん出て来たけど特に紙カツと黒ソース、そして昔なじみのミルク・コーヒーを味わってみたい。面白かったのは『毛玉姫』に登場した言葉を発する冷蔵庫。あったらいいなぁ。あとがきの『天使の声が聴こえてくるラジオ』は吉田さんの小説の描き方がすごくよくわかります。なるほど〜こうやって吉田さんは素敵な小説を生み出しているのね…と台所にぼんやり座っている吉田さんを想像してしまいました。
てと

この本、良いですよね✨私もまた読み返したくなってきました✨

05/26 13:57
おうち時間

てとさんも既読でしたか😊この本は購入したので私もまたいつか手に取りそうです。

05/26 20:18
0255文字
すぅーた
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台所にあるラジオが物語をそっと後押し。穏やかな気持ちになる。
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キティ
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ネタバレ12編の短編集。それぞれに主人公が違えばものがたりの趣向も違って楽しめた。“台所のラジオ”が出てくるのが共通項で、ちょっとだけ繋がりのある部分もあり。吉田ワールドが漂うのはお約束。『毛玉姫』の展開と『夜間押ボタン式信号機』のオチは吉田さんには意外でこうゆうのも良いなぁ。あと全部の物語においしそうな食事が出てきた♪
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JUN
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再読。
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bunca
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台所のラジオは家庭料理に近い。 身内みたいな安心できるような小説。
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えんこ
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久しぶりに本を読んだ。 この本は、途中まで読んでは読む時間を取れず、また最初から読んで…を繰り返した本。 繰り返したおかげか、毎回同じように思う場面と、違う読み取り方をする場面があり、自分の読み取り方の違いも含めて楽しめた。
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ぶっちゃん
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初めて読む作家さん。 12編からなる短編集。 台所では、そーっとラジオが流れている。 日常だったり非日常だったり。 でも、ラジオはそれらをもツナグ。 車とラジオっていう作品もあったらいいな。
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pegasos
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12篇からなる短編集。 共通するのは、流れるラジオと美味しそうな食事。 物語が終わらせているようで終わらせない。終わりの余韻に浸る。 そして食べ物の描写が良い。ビフテキ、紙カツにそそられる。 日常にさらりとラジオを流す暮らし。憧れる。。。
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まなみ
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いろんな不思議な話がたくさんで素敵な読書時間になった。こころに響くような言葉もたくさん散りばめられている。また再読したい。
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MIZUHO
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どのストーリーにも台所のラジオが出てきて、それぞれのストーリーで少しずつ繋がっている短編集。 淡々と静かに進んでいく物語ばかりで、心が落ち着くようでした。
0255文字
てぶくろ
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★★★★☆ コーヒー牛乳のおいしい店の話がよかった。全体にふわっとした雰囲気で嫌いじゃない。
0255文字
優希
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フワッと体に入ってくるような短編集でした。
0255文字
cafe_love
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連作短編集。あまりはまらず。ただこういう淡々としたテイストを好む方もいるんだろうな、とは思えた。
0255文字
yu
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短編集。どれも終わり方がオシャレで煙に巻かれる感じ
0255文字
nyamaya
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短編集。ふわっとしながらもするどく入ってくる。続きが気になる作品が多かったです。
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m.5
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ゆる〜く、良い感じ…! 台所のラジオが織りなす12個の短編集。 ⁡ ラジオから流れてくる静かな声の女性は「小さな男*静かな声」に出てきた女性なのかな…そんな風に思いながら読むのも楽しかった。 ⁡ あとがき「天使の声が聴こえてくるラジオ」も良かった。 【「始」という字は、「女」へんに台所の「台」と書くのでした。】 たしかに…そうだね。 ⁡
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