形式:単行本
出版社:講談社
形式:Kindle版
エロティシズムは美的なものの侵犯という指摘も間違っている。ポルノを書いていて、美的なものの侵犯を感じたことは一度もない。男性向けポルノはむしろ、集団社会が性的に成熟した男性に対して強いる束縛や圧力から解放すること、そのことによる男性性の回復を目的にしている。西欧においてポルノはかつては政権批判のツールであり、今のような存在になったのは近代国家誕生の頃であることを、竹田氏は顧慮すべきではなかろうか。
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