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ロッタレイン (3) (ビッグコミックススペシャル)

感想・レビュー
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きゃろる
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ネタバレ恋愛と性欲に狂わされ、何もかも失ってしまった三十路の男が、居場所のない家に帰るとそこには美しい義妹がいたー。 知って知らずか、天性の魔性か まわりの男を狂わせてしまう、血の繋がらない中学生の妹に心を乱される日々。作品に終始漂う不穏さと気持ち悪さ。目を背けたい、けど見ずにはいられない……そんな物語。 この物語がハッピーエンドかどうかは、読んで確かめてくれ、としか言えないが……読んだとて「わからん!」と思う。 結局男は翻弄されるしかできないのだ。
0255文字
gongxia
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再読。最後の、中学生という未熟な女子の、突発的に移り変わる心模様がリアルだなぁと。いやがらせしてた男の子の回収がもう少しあっても良かったのでは?とも思う。お父さんも、結局あなたの血なのよー、、なんて思う。主人公はじめだけがなんだかかわいそうだ。 初穂は破天荒な女になりそうだなぁ。
0255文字
まおびん
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やっと3巻入手。 はじめは バカだなー 蛍子さんにしとけばいいのに。
0255文字
nobibi
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ネタバレ一は側から見たら破滅した男なんだろうけど、本人にとってはそれが必然である意味幸せだったのかも知れない。6年後明るい未来は待っていないと思うけども。それにつけても初穂のファム・ファタールっぷりよ…めちゃくちゃ艶っぽく描かれていて。
0255文字
ジョバンニさん
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ネタバレちょっと待って、これ続きどこよ??!!しっちゃかめっちゃかに絡まって、そのままほどけることなく幕切れ…。トータルで見ると一が終始異常者には見えるけど、その根底には過去に父親が自分と母を捨てた事に起因するのだろう。人を信じられない人ほど、人を束縛し試したくなる。一の場合はそれが各場面で出てきた「約束」なのだろう。にしても中1女子の考えてる事ってわかんねー笑。名作。
0255文字
かやは
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年齢差とか、本当に設定が絶妙だったなあ。人の気持ちはわからないし変わっていくし、家族愛と性欲は違うものだし。若い故の先が見えていないところとか、結末も秀逸だった。
0255文字
かぎらく
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ネタバレ澄也やべーな…先生もアレだし。 光源氏は相手が赤ん坊の頃から「こいつ将来俺の嫁な」みたいなことしてるし、待つのは全然ええやろとは思うが、30のおっさんならもーちょいうまくやれんのか。
0255文字
k-oniisan after
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ネタバレレッキとした年の差恋愛漫画であって、性的なニュアンスもそれなりにある。初穂の唇の描写に性表現が集約されていて、人によっては相当なエロさを感じる筈。結局、決定的な背徳性を回避した結末になるものの、ふたりが結ばれることはないだろう。同じ6年でもふたりの時間は違うという蛍子の台詞は物語の予告なのだ。一と初穂との不均衡も最早解消できない。年の差ものでは、ある種の読者が切実に欲するようなものが描かれることはまずない。それはエロ漫画の領域なのだから。本作は表現がとても実写化に向いているので、映画で観たい気がする。
escapejapan3752

見た目のエロさは有りましたね、ありゃ30位のオトコなら分からんでもない(苦笑)カメラワークでいうとズームインとかフォーカスとかの細かいカメラワークで唇も含めて少女のエロさを切り取った感じに見えて、、コマ割りも含めてエロい。思考がエロく期待したので終わり方が(苦笑)アニメでいえば2期も有り!みたいな。そんな終わり方でした。

07/21 18:08
k-oniisan after

自分はロリっ気皆無なので唇にしかエロさを感じなかったですが、あれは確かにエロい。ポリコレというか表現規制を意識してもエロ表現が十分可能だってことが示されています。その後、一の将来が人並みには有望で後遺症もなければ再会して結ばれる展開もありって状況ですが、ちょっと無理かなと思ってます。

07/21 18:28
3件のコメントを全て見る
0255文字
トラ
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逃避行と言うか。思春期はわかるが、30歳であと6年待つ、ってロリコンと言われても仕方ない。初穂の気持ちはその後どうなったんだろうか。
0255文字
つっちこ
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ネタバレ初穂は6年後、はじめのところに戻って来るに一票。はじめは真面目で誠実だったわけだし。
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ちゃーりー
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一気読みしました。今は結ばれなくても、将来に期待したい。だけど、中学生の気持ちなんて、どう変わるか分からないしな...。脆さと、危うさのなかで、おっさんとしては煩悶してしまいました。ただ、娘を持つ親御さんが読むと、また違う心持ちになるんでしょうね...。非常に良い作品だと思います。
0255文字
kensyo0926
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"もうなんにも心配いらないよ" 安心できる要素がなんにもない時に、唯一掛けられる言葉だと思う。 タイトルに惹かれて読み始めた作品。 「どこにも行けないだろうな」と予感させる物語が、どこにも行けないまま押しつぶされてしまった、という気がした。 多用されている暗喩の全てを読み解くことはできなかったけれど、もしも主人公はこの二人ではなくて、現実に存在する息苦しさとか不条理とか不幸とか、そういったものであるなら、こういう物語になるしかないのかもしれない。 現実の抑圧を追体験させられるのは辛いなと思った。
0255文字
ハニバニ
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ネタバレ1巻からロクなことにならないんだろうな〜という予感がぷんぷんしてたけど、やっぱりな。主人公の置かれてる状況としては最後まで最悪。というかどんどん悪化していく。でも血の繋がらない美しい妹との恋愛は地獄でもあるけど、これ以上の恍惚もないのかも。田舎の閉鎖された人間関係の中、誰もが少しずつ歪で、読んでるだけで息苦しさがすごい。何年か経って初穂が本当に帰ってくるかは怪しいところだと思う。この年頃の少女の危うさと、男性が恋愛で狂っていく様子を巧く表現してると思う。
0255文字
ロッコ
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そういうこともあるのだろうか、あるのだろうなぁ、といった感じ。そっちにはいかなんじゃないかな、と思ってたら行ってしまった。。。
0255文字
うどんこ
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ネタバレ三巻の中頃、初穂は前髪を短く切った。担任?の先生に気安く触られるのが気持ち悪かったから。むやみにモテるので、あえて、みっともなくした。その後、二人で東京に逃避行した時、前髪のことを一(はじめ)に褒められて、照れる。最後の病室に現れた時の初穂の前髪は、時間が経って伸びていた。俺は、このことで胸が苦しくなる。口では、6年後戻ってくると言っているけれど、信用できない。髪のシルエットは変わらず、前髪だけ、伸びている・・・。
うどんこ

最高だった。これは一生引きずるかもしれない。俺の中の二大ヒロインになった。もう一人は、ボーイズオンザランのちはるちゃん。

05/04 20:44
うどんこ

花火のシーンがいまいち理解できない。坂口安吾の焼夷弾のようなものだろうか? どんな心境でも、美しいと感じてしまう・・・。 海のシーンは、潮騒のオマージュ?すごく良かった。映画的でカッコよかった。いろんなバリエーションの潮騒オマージュが見たくなった。

05/04 20:52
0255文字
田中太郎
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最近読んだ漫画の中でダントツに面白い。 こういうすごい作品とめぐりあうから漫画読みはやめられない。 描写が小説のように濃い。 都会と田舎、匿名性と世間、雨と晴れ、等々の対立するメタファ。 それらが効果的に使われている。 ヒロインの気まぐれに主人公は最後まで振り回され続ける。 主人公は最初から最後まで惨めである。 Mっ気あふれるアラサー男にオススメの漫画。 著者の他の作品も読んでみたいと思わせるすごい作品でした。
田中太郎

ヒロインが心変わりして新潟に戻る直前に 飼い主から離れてしまった文鳥(≒心細さ?)を見ている。 そういう細かいメタファが全編に溢れており、 非常に「上手い」なと思う。

03/29 18:57
0255文字
プロムナード
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はじめっからハッピーエンドになる雰囲気が微塵もしない、その世界のなかでふたり、ただ心を通わせるだけ。読んでるこっちはのたうち回るだけ。なんだこれ最高としか……。
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AM
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渋谷のヴィレッジヴァンガードで偶然購入。名作。この最終巻が入手困難な状況なのは悲しい、の一言です。
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くるみ
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すごい面白かった。弟と同級生の男の子が一番腹立つけど、やっぱり主人公目線で見てしまうからだろうな。もしこんなに小さい弟なら理解する努力もできないで、自分のおねぇちゃんが奪われるとしか考えられないし。最後病院で同じ所の怪我で入院していて、1巻の振り出しに戻ったかのような、また全てをなくしたような描かれ方だったけど、まさか初穂が来るとは。ここだけが違う展開だった。実際6年?で戻って来るかは置いておいて希望の持てる終わり方で本当に良かったな。
0255文字
タリスポッド
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隠喩、衝動、不安。
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紫雲寺 篝
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「お兄さん。私を、誰にも渡さないでね。」田舎の噂が広まるのは早い。30歳の男と中学生の女子が抱き合ってる、手を繋いでいる。その噂はたちまち大事になり、一と初穂は追い詰められていく事になる。2人の逃避行の行き着く先は……!?2人の行いが正しいか正しくないかは置いておいて、それでも2人にしかわからない事だってある。追い詰められた人間の焦燥感と、正しさを謳うものの口から流れる不協和音。美しさとは、醜さとは。やはりこの作品を読むと、漫画のストーリーの箱だけを見る事が出来なくなる。
紫雲寺 篝

読んでて頭は疲れないけれど、心が疲れる最終巻だった。2人の関係は等速で近づいていくのに、周りの人間がそれを許さないから。理解出来ないことを排除するのは人間の性だし、間違いを正す事は免罪符となり得るが、実を見ないと始末が悪い。この漫画に正義はなく、あるのは純粋な想いだけ。周囲の人間の価値観も自分達に対する主張もコントロール出来ないし、また自分達の感情もきっとコントロール出来ない。我々が天気をコントロールする事が出来ないように。しばらく読み返したくないけれど、いつか読み返すだろうな、と予感のする最終巻だった。

12/16 20:52
紫雲寺 篝

追記。最終ページ、最後のコマ。白でもいいのに黒くした理由があるのかもしれない。でも今は考えてもわからないなぁ。いつかわかる日が来るだろうか。

12/16 21:14
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0255文字
木野
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ネタバレ主人公の一は元はといえば職場の女性と付き合っていた訳で、こうなってしまった原因のひとつにもちろんその彼女があると思うと同時に根っからのロリコン体質ではないはず。田舎の閉塞感や初穂の唯一の肉親美子の死などの事情が絡み合い、ストックホルム症候群的に初穂と一はひかれあってしまったのかも。 雨の中飛んでいく風船という物語の終わらせ方には唸ってしまった。
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mft
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某ラジオ番組で絶賛されていたので読んでみたが、若干手垢の付いたストーリーで、他人の評価で手を出しても得をしないなと改めて思った。その番組で褒められていた、セリフより映像で語るという作風は、確かに目立つ
0255文字
さるぞう
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ノンストップに暴走し分厚く完結。ロッタレインとは英語で土砂降りの雨。この漫画では要所で雨が降ります。そして雨が降らないのは彼の背中の上。世間の目から逃げ出す二人。しかし東京でも世間は追ってくる。初穂の決断とラストの同化したような二人の絵。不貞を許さない父も中一に恋するハジメも犯罪まがいの嫌がらせをする同級生もみんなクズ。だからか読者の感想も違ってて面白い。社会規範を無視し応援していると、途中の蛍子の現実的な言葉にグサッ。世間は他人勝手に辛辣な言葉を現実だと突きつける。でも蛍子の言葉は違う。(続く
さるぞう

彼女のまっすぐな感情。どうしてあんなことしたの?好きだからじゃないの?好きなら世間とか関係なくない?6年後だってずっと好きだよ。もしかしたら時が経つと変わるかもしれない。いや変わるでしょう。なぜあんなことをしたのか思ったのか嘘のように感じるときが来るかもしれない。でも少なくともあの日あのときの感情はあの時点では本当だった。そんな感情が素晴らしいから、今でも少年少女の物語は魅力的に語られ続けているんでしょう。純粋無垢ほど恐ろしく美しい。止まらなくなるのでこの辺で(笑)

12/01 02:26
さるぞう

先生が無造作に肩を触ったり唇に触れたりするのは意識的な描かれ方。ようは先生も恋愛対象ではなくとも女として初穂を見てるのではないかっていうね。この気持ち悪さがうまい。二人の恋も疎外感からの共感なわけで、誰しもそういった抑圧からとっぴな行動したりするもんなんですよね。家を出たり実家と疎遠とかね。だから理解できないって人にはちゃんと読み取れよって思っちゃいます。やっぱ面白いなあ。揺れ動く感情を計算して描いていて。

12/03 21:54
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0255文字
pocket777
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ネタバレうさぎドロップをすでに読んでいるせいか、歳のせいか、なぜ世間様があんなに反発するのか分からない。 嫉妬している弟とか教師とか同級生の男子は分かるが、親父さんはちょっとなんでその対応になるか分からなかった。自分はモラルを無視するのになぜ?ただ、それをきっかけに親父様が復活したので良かった。個人的にはハッピーエンドなので好印象。6年後に初穂は心変わりしているだろうとの意見もあるが、うまくいくことを期待したい。後、勝手に教師も初穂のことが好きだと思っているので最後に教師がらみで一悶着を予想したがなかった
0255文字
susue
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お互いが惹かれ合う理由わかりにくかった
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緑虫@漫画
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★★★★ 現代的閉塞感がうまく表現されている。現代社会はほんとクソだ。
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むらて
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3巻を待って読了。ぶ厚い。25年来、もうちょっとか、の作者のファンだけれど、ちょっとすっきりしない作品ではある。初穂のファムファタル振りに振り回され続けられるにも、初穂自身の葛藤や苦しみが見えるからね。一がもうちょっとしっかりしてたらな。感情移入できる人物がいないんだよね。いっそ初穂目線だったらもうちょっと違ったかなあ。ともあれこうして新作が読めて単行本もでているのは嬉しい限り。次作はどこで読めるだろうか。当初のIKKIがなくなり、ヒバナも今作の完結ほどなく消えたしね…
0255文字
GONZOU
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んー、すっきりしないなあ。心理描写がすさまじく胸に迫る一方で、感情移入できる登場人物がほぼいなかった。唯一理解できたのは澄也だけ。あの拒絶は当然だと思った。
0255文字
リフル
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★★★★☆ なんとも後味の悪い終わり方だった。現実的ではないが、周囲の連中の足の引っ張りあいにイライラが募った
0255文字
JACK
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☆ 血の繋がらない年の離れた妹との恋。一と初穂は閉塞的な田舎の生活の中でお互いの居場所となっていった。しかし、匿名で送られた告発文が二人の純粋な気持ちに影を落とす。追い詰められた彼らの行く末は…。最後まで濃密で緊迫感のある物語でした。親が勝手に離婚して再婚したせいで兄と妹の関係になってはいるものの、真っ直ぐ向き合う二人の気持ちに圧倒されました。名作。あの年頃の女の子はすぐ気持ちが変わるから、「あなただけ」とか「忘れない」とか言っても、明日はもう別の生き物よ、という大人の女性の台詞に怖さを感じる。
0255文字
ワンタン
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ネタバレ知らない作家だったが、絵柄に惹かれて全巻一気に読む。緩急のある場面展開、余白を活かした風景描写とここぞというところでアップで描かれる人物の表情が印象的だった。これまでにも同じようなストーリーの映画や漫画を随分観てきたと思うが、その手の作品から感じるやるせなさを、今回不思議と感じなかった。逃避行は女の方が現実的な選択をして終わるのが常套で、この作品でもそれは同じなのだが、この作品のヒロインの初穂は最後まで一を裏切っていない。最も賢明と思える選択をして、しかも一への愛情を確信しているのが救いになっている。
ワンタン

さるぞうさんの感想(感情移入とかリアリティとか共感とかでしか良し悪しはかれないなんて)私もそう思います! 共感以上のことって、なかなか上手く言葉に出来ないですけど、、

12/02 23:35
さるぞう

ちょっと感情のおもむくまま書きなぐってしまいました(笑)ありがとうございます。

12/02 23:53
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0255文字
キムラ
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ネタバレ初穂ちゃんは可愛い。しかし、周囲の方々がことごとくダメな人々で読んでいてイライラしました。 ちょうど、この感想を書く少し前に話題になった庵野監督が「仲間が足を引っ張るストーリーにストレスを感じる」という趣旨のことを語っていてそこに耐えられるかどうかがこのお話の楽しめるかどうかのポイントですかね? それにしても一君、この物語の後本当にどうするんすかね? 今回体験したようにまともな仕事に着きづらく初穂ちゃんもかませ犬の彼女が言ったように心変わりしちゃうかもしれないですし、だいぶ悲惨な未来しか浮かばない...
0255文字
蝉、ミーン ミーン 眠ス
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6年後に初穂が帰ってこないことは火を見るよりも明らかなので二人には純粋な想いを抱いたまま死んでほしかった。元々心中物が大好きで恋愛を取り扱った作品の至上の結末は心中に他ならないと考えているので、そうなる片鱗を感じさせていたこの作品の締め方が下らない分別のあるものになってしまったのは残念でならない。
0255文字
おくのこ
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ネタバレ完結。晴れと雨の境目を見た初穂はタガが外れ感情を一にぶつける。義兄妹の境を越え将来を約束した二人、次々と起こる問題で崩れていく理想を守る為、暴走の果ての逃避行へ―。初穂が好きで孤独も怖くてずっと二人でいたかった一。悪夢にうなされ涙する一を自分のせいだと思い、好きだからこそ離れて楽にしてあげたかった初穂。飯事のような二人暮らしで生じたズレは、蛍子の言う子供と大人が別々に経た6年後の残酷さを暗示するよう。最後2つの風船が各々自由に飛ぶように、将来二人一緒になるのは難しいと悟った一の悲痛な涙と涙雨が心に刺さる。
おくのこ

Lotta Rain = Lot of Rain

10/22 08:13
0255文字
兎男
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奥野の暴走や、彼を含め全てのことを見とがめ聞きとがめしていく田舎人らの万能ぶりはこの手の作風によくある悪い脚本操作が過ぎてやや倦厭の感が生じる。あと民生委員に何の権限もないのであって、そのことはきちんと描いてほしい。それもこれも奥野らとともに伏線投げ出されたままうやむやで終わってしまう。残念。青山景のストロボライトにもどことなく通ずる線描の歪で神経質な世界像は印象に残るし、あまり作者が熟考している気配もないのだが、これはビート感で疾走していくところが味なのだろう。つまり三巻が限度だったのだ。とはいえ作品自
0255文字
mori009
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最終巻が出るのを待って一気読み。純愛なんだけど危うさを秘めて、イノセントなのに魔性でもあって。そんな絶妙なバランスの上で進む物語はキャラが感情を静かにたたえる所と一気に爆発させるところの静と動の変化、大ゴマでの間のとりかたなどなどの表現がみごと。いくつかある兄が妹の名前をただ呼ぶシーンが印象的だ。同著者の他の作品も読みたくなった。
0255文字
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