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文庫 死者を弔うということ: 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる (草思社文庫 マ 2-1)

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ある程度あらすじを知ってから読んだからいいものの、世界中の葬儀のあり方について学びたいと思って手に取るとちょっと肩透かしというか、それぞれの章の見出しとは関係ないことに延々と言及しているのでやや散漫な印象を受けた。ただ、著者が無神論で合理主義の父を亡くしたことからはじまるため、彼を悼む方法を模索する旅として読むとまた印象は変わると思う。とは言え話題があっちこっち飛ぶので読みづらく、読み終わるまでに時間がかかってしまった。
0255文字
Tourbillon Praline
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葬儀のやり方は地域によっていろいろありますという紹介本です。 著者ご本人も自分の葬送の方法を考えたりしています。 父と同様にこだわっていないようなふりをしつつ、メチャクチャこだわっています。何か遺したいという非常に強い思いを感じます。共感はしません。死んだら終わりで、後はどうでも良いです。 内容をまとめただけの「解説」は何も解説していないので不要です。
0255文字
原玉幸子
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家族の死の「死に際」を郷愁的に回想する著者が、世界各地の葬送を巡る本です。志に引っ張られる情感的な描写かと思いきや、火葬やミイラ、死に装束(米国エンバーニングは凄い!)他の葬送に関わるルポが大半でした。父への思慕の念を否定はしませんが、いっそのこと完全なルポの方が良かった気がしました。(●2017年・冬)
0255文字
Takuma Kaga
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ネタバレ著者、サラ・マレーは父親の死をきっかけにイランを皮切りにして世界9カ国を巡る。本書は各地の葬儀を見ることで自身の最期をどのようにしたいのかを探す旅のルポ。 各地の葬儀の様子だけでなく、何故その儀式が必要なのかをそれぞれの文化、経済的状況から紐解いていて、とても面白い。ルポは終盤になるにつれて思いもよらず哲学的な境地にたどり着くような著者自身の心境の変化も興味深く読めた。
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文庫 死者を弔うということ: 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる (草思社文庫 マ 2-1)評価53感想・レビュー4