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クオリディア・コード 3 (ダッシュエックス文庫)

感想・レビュー
19

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しゃる
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ネタバレ面白かったです。確かに渡航さんの文章を期待して読むと物足りない感は否めませんが、一つの物語として絶対的に見て楽しめる作品ではあったと思います。まぁ千種兄妹視点なんかは明らかに筆が乗ってましたし。さすがに自身の子は書きやすさが違うんでしょうね。千種家の絡み好きすぎて無限に見たい。あのよはねすがあの霞と明日葉の母親である事実が面白過ぎる。感動の再会の霞くんの一言目が「うげっ」ですよ?よはねすのモノローグあたりも綺麗だなと思いましたが、あとがきを見るにさがらさんの筆が入ってるんですかね?
しゃる

話の中身としては、各三都市編でのサブタイトルにもなっている通り、固有ワードにもなっている”世界”をテーマに、登場人物の数だけあるそれを、文字通り見え方も接し方も人によって違うという様を見事に描いていたと思います。さがら総先生お得意のテーマですね。世界の在り方の反転ギミックが、各々の世界への向き合い方をくっきりと照らしていて、描きたいものが明確に伝わってくるのがとても綺麗でした。三者三様にプロとしてそれぞれ描くものに個性が出ていて、その視点では間違いなくシェアワールドの甲斐ある素敵な作品だったと思います。

03/12 17:50
0255文字
もち
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最終巻です。設定がけっこう斬新だなーと思ったり、敵には敵の物語があったり、仲間の中でも色々あったりと、単純な話ではなく、それぞれの物語があってとても面白かったです。また読み返したいなーと思います。
0255文字
雫月
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ネタバレもしこれが子供たちが救われる物語だったら、それ以前が夕波と朝凪が救われる物語だろう。心が暖かくて切ない物語だった。最後のところは緊張感があって良かったけど、少々あっけなかったというのも感じました。まぁ時には語らずに読者に任せるのもいいのかもな(一番の理由は紙幅が足りなかったからだらうが)。結局ヨハネス達があの十字路で何があったのか全然わからなかった、もしかして何もなくてそのまま出てきたのかな、気になる。にしてもどんな生活をしたら一日に二時間しか寝れないことになるんだか......
0255文字
ピク
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知らぬ間に発売されていたノベライズ完結編(アニメ終了の一年後に出てた模様).一巻は相当筆が荒れてた印象だけど、アニメ終盤のとっちらかった印象を丁寧にフォローして綺麗な終幕.裏切り者的展開を迎える青生の心情が全体通しても一番ストレートにグッとくる.赤ん坊を宿す事の出来ない敵生命体が、「人と人が出会って生命を残し伝えていく」人間の素晴らしさを説く相手が、東京・千葉の男女カップルではなく女の子ペアの神奈川組である点も単純でなく良かったなぁ.
0255文字
ちゃか
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そして明らかになった、隠されていた真実。 「この世界はニセモノだ」というほたるが霞に残した言葉の意味、それらが明らかになる流れは見ものではありました。 意気揚々と指揮をとる夜羽が、うん、まぁ、変わらないなこの御仁……あそこまで徹底されるといっそ清々しいわ……千種兄妹の不器用な関係が好きでしたねぇ。
0255文字
セリカ
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ヨハネス久々で嬉しい。いい感じ終わったと思いますよ。中々の良作シリーズでした。壱弥とカナリアはもう一歩進めよとは思いましたが。敵に関しては倒すべき敵である事は間違いないけれど憎みきれなかったな。青井の気持ちも分からんでもないし。続編なりアフターストリーなりが欲しいですね。彼ら彼女らの歩む未来が気になります。
0255文字
うらら
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アニメの展開をなぞりつつ小説ならではの心象描写や補足を加えていく、アニメの副読本としてとても楽しいノベライズでした。やはり終盤の壱弥&霞、青生&明日葉の関係性が好き。それにしても男二人はお互いのこと好き過ぎじゃないですかね…(恋愛的な意味でなく) あと「クズ金」読者としてはやっぱり晴磨さんの安否と霞の意味深発言気になるんだよなあ……。
0255文字
kaneKlenz
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(印象に残るほどの出来じゃなかったという意味で)アニメの記憶がほぼ蒸発してて、思ったより新鮮な気分で積読消化/ヨハネスさんが出てくるとすべての空気を塗り変え場を支配してくれるのが楽しい。このキャラを生み出したのはこのプロジェクトの偉大なる成果だと思う、マジで/章間のモノローグ、どれも、一つのことに一途すぎてあっちの世界へ行ってしまうギリギリのラインを歩いてる感がいい/が、それを含め、やっぱこんな、戦闘よりも能力よりも設定よりも内面描写こそが要な話を、よくもアニメ主体の企画にしたなぁ、としみじみ。
0255文字
HANA
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シリーズ最終巻。アニメも見たけれどそれ以上に小説が面白かった。それぞれの作者が書いたそれぞれのキャラクターがここまでまとまっているのはなんか凄いと改めて思えた。またこんな感じで作られた作品を読んでみたい。
0255文字
nais
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何かと作画に恵まれない作品。シリーズ全部読めばキャラにもそれぞれ魅力があって、面白いんだけど・・・。カナリアは、まだだいぶ歪んでいるけれど、これから救われていくのだろうか。アニメでヨハネスが出てきたときは結構驚いた。夜羽の30年の戦いとか、シリアスなのに前向きサイコなモノローグになりそうで結構面白くなりそうなのに、これで終わりとかもったいない。千草兄妹のその後とかも読みたい。
0255文字
椎名
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面白かった。やはりアニメのノベライズという立ち位置なこともあり、内容のスケールに比べてあっさりしたものになってしまいがちではあるが、個人的にはクズ金から始まり非常に面白いシリーズだった。主観が主題となっており、自分の世界、“クオリディア”と入るタイトルそのままといった内容。メインキャラクターたちの見る世界でありたったひとつ、がシンプルなのが好ましかった。しかし千葉は文章で読むと他の二組以上にベッタベタで。絆は絆しとも読む、という台詞にはハッとさせられた。
0255文字
ごはんたべたい
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プロジェクトクオリディア、全体であれば失敗したプロジェクトであったと言える。作家一人一人の個性や考えの違いの出た前日談はそれぞれの良さがあったのだけれど、それらの主要人物が集まった本編である「クオリディア・コード」ではそれらの個性やキャラクターの性質が平坦、凡庸な物に堕とされ、結果、物語としてのカタルシスすらなくなってしまった。ノベライズされる事で、今巻の敵・味方が入れ替わる図式や、主要人物が殉職していく図式が非常にあっさりしすぎたものになってしまっている。
0255文字
ツバサ
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良いシリーズだった。この面白さが多くの人に伝わっていたら嬉しい。小説なだけあってアニメの話をより詳しく知れた。ただ、もう一冊ぐらい出して欲しかったな。
0255文字
じゅう
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この作品の主題は「主観」。見る側の違いで同じものが全く別のものに見えてしまうということ。アニメから入ってシリーズを読んできたが、小説版の方が満足度が高かった。ただ全体的に「プロジェクト・クオリディア」は失敗だったと思う。前日談小説を読んでいなければアニメを見ても(ノベライズである本作を読んでも)凡庸な作品としか思えないだろう。夜羽は「クズと金貨のクオリディア」を読んでいなければただのスチャラカお母さんだし、東京組は「そんな世界は壊してしまえ」を読んでいなければ、凡庸なラブコメカップルでしかない。
じゅう

アニメ的に一番映えそうなキャラ作りをした「神奈川組」橘さん、作品世界のSF設定と狂気を最も意識した「東京組」さがらさん、そしてキャラの心理とキャラ同士の掛け合いを丁寧に描写した「千葉組」渡さん。うまく噛み合えば名作になりえたかもしれない。

11/03 20:43
じゅう

後一つ、挿し絵のヨハネスが全然美人じゃなかったのに凄い不満

11/05 13:03
0255文字
Kobayashi Fumikazu
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TV版のノベライズ。 千葉の2人がいい味を出していると思う。ただ、TVでも思ったが、敵・味方が逆転する重要なシーン、もう少し丁寧に描いて欲しかったかなと思う。
0255文字
くろう
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アニメの公式ノベライズ最終巻。「この世界はニセモノだ」戦力が欠けていく中、自分の力で世界の真実に辿り着いた霞と、なかなか気付かない朱雀。追い詰められていく子供たちに突き付けられた真実。反転。やはりカナリアちゃんがいると場面が華やかになりますね。ピースピース。そして何よりも千種家ですよね。仲の良い兄妹さいこー。待ってましたヨハネス!!クズ金内容ほぼ覚えてなくてごめんなさい。でもああ、ヨハネス・・・って感じた。なんとなく腑に落ちないところもあったけど、面白かった!これはそろそろアニメを観なければいけませんね。
0255文字
カミジョー
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ネタバレあの、結局今まで内地に送られていた生徒たちどうなったんですかねぇ……。ということで最終巻。内容はアニメとほぼ同じだけど若干違う気がしたけど、気のせいかな? まあアニメで見た時より終わり方もスッキリしたのでよかったかなと。本当にアニメなんてなかった。 ところで霞君はお父さん探しにいくってことでいいのかな? 千葉だけ誰が復興に尽力するのか。まあおでこちゃん(千葉編参照)あたりでしょ、と思ったり。 物語のはじめ(クズ金、三校前日譚)から最後まで読んだ感想としては普通に面白かったかなと。いいシリーズでした。
0255文字
真白優樹
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世界の真実を知った霞により世界の真実が齎され、真の侵略者相手の最後の戦いが幕を開ける最終巻。―――知った真実を抱え、報い無き戦いへ。一年前の本編の最後のやるせなさを思い出す、知った真実が懊悩を招き、人と化物の境界線が曖昧になっていく中で、一つの家族が散って逝く今巻。アンノウンの真実は、どこか寂寥感を覚え、確かに解決した戦いの中でも確かな喪失の感覚を抱かせる。それでも尚戦った子供達は全ての終了した世界で、自由な身で自分の道へ。きっと彼等の本当の戦いはここから始まるのだから。 面白かった、確かにそう言える。
0255文字
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