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カフカ〈新訳〉: マイナー文学のために (叢書・ウニベルシタス)

感想・レビュー
12

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つまみ食い
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一読して、半分も理解できていないがメジャー言語の中からで書かれるマイナー文学という概念は示唆的
0255文字
amanon
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短く小気味良い文体に惹かれてほぼ一気読みしたが、中身の内容は殆どちんぷんかんぷんという塩梅(苦笑)。カフカの作品はほぼ一通り読んできたはずなのだけれど、それでも著者達特有の用語が頻出するため、「それってどういうこと」と突っ込みたくなること数知れず。そういう意味でもう少し詳しい訳注が欲しかったと思うことしきり。ただ、カフカの手紙や日記から伺える、女性関係と女性に対するスタンスが垣間見えたのは、興味深かったけれど。それらの未読の文献や、既読の作品を改めて読んでみたいという気にさせられたのが、収穫だったか。
0255文字
mori-ful
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なんとなくドゥルーズ=ガタリの『カフカ』を読んだけど面白いなあ。手紙や短編と長編小説の違い。カフカの非政治的な政治性。フーコーの権力分析の共通性。メタファーの拒絶。「私はただ自分の散歩をするだけだ。それで充分に決まっている。逆を言えば、世界に私が散歩できない場所など存在しない」
0255文字
●●
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ネタバレ摘まみ喰い。
0255文字
ルンブマ
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D+G『カフカ』第4章。これはかなり実際的な執筆論(アウトライナー論)として読めますね。が、カフカ自身に「形式」への志向はなかったわけで、文を書く上での「挫折」はその度に「傑作」であったとしても、では私たちはそのアレンジメント(形式化?)をどうするか?という問題は依然として残ります。
0255文字
ルンブマ
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D+Gは精神分析の隠喩のシステムを批判するが、隠喩のシステムからは逃れられていない。『カフカ』で語られるオイディプス構造のあえての拡大=マイナー文学的戦略というのも、その実、あまりに精神分析的なシニフィアン解釈だし(「隠喩の逆」とは言っているものの、結局は隠喩の構造の中にある)。
ルンブマ

とはいえ、彼らは隠喩構造の外部、そんなシステムがそもそも成り立たない場所(「意味」へと着地しない可能性)の話をしているので、隠喩の問題から批判するのはナンセンスかもしれない。だが、雑であることは確か。

08/14 17:03
0255文字
3J28
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一年の冬に血を吐きながら読み、ホントのところなにもわかっていないかもしれないというところから、ぐっと解像度が上がった気がする。アレンジメントを抽出し、暴露したカフカ。欲望機械であるかアレンジメントであるかは、おそらく視座の力点にしか差がない。ファシズム、資本主義のアレンジメント=機械、歯車、言表の配置(存在するだけで配置であるということ)。執拗に「これは隠喩ではない」と繰り返したD=Gの実践が、カフカによって、ひとりのマイノリティによって、徹底的になされていた。
0255文字
ろくしたん
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ドゥルーズとガタリの共著。表紙が変。自分がカフカについて持っているイメージとはいまいち違う気がしたが、「身体性」みたいなところには共感できた。カフカは意外にかたいのか、やわらかいのか。読み手に多様な解釈をされるというのがいいのか。
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harass
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試しに取り寄せで借りる。一通り目を通す。カフカの作品と手紙などを、著者たちの思想を用いて解読(1975)。意味や形式でもなく、強度や機械、アレンジメントという用語を用いて考察。正直この著者二人の哲学本などはあまり読んでいないので馴染みが薄く、通常の読み方では、何が表現されているのか意図も寓意も不明なカフカ作品の人物や小道具や背景を、この独自の方法での読み取ろうとするため難解。不可解だが魅力的なカフカ作品へのアプローチの一つであり、新しい文芸批評の可能性を示したといえる。
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shuntana228
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よくわからなかった。
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あ
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バリおもろい、自分は第五章から第六章辺りで展開される権力論が好きです
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