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二科てすらは推理しない (モーニングKC)

感想・レビュー
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さるぞう
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痴漢を疑われたサラリーマンを助けた女子高生は自分をアラカンだと名乗っていて…。ローゼンメイデンのPEACH-PITが描く思考実験ミステリー。見えるものから仮説を組み立てていき最後に実証を明らかにする。とにかくセリフ量が多くまさに机上の空論でクセがあるのだけどけっこう楽しめた。世界五分前仮説のような証明しようのない発想や、テセウスの船のようななにがその人たらしめるのかという空論はハマったことのある人も多いのでは。ネグレクトや放火などミステリーとしても面白いしてすらの秘密もアクセントとしていいね。
さるぞう

ひとつ引っかかるのが誰しも女子高生と友達になってみたいだろ?みたいな1話の言葉。いやそれどうかな。めんどくさいだけな気がするけど。てすらのようにとても大人びていたなら面白いけど、今風のJKとなんて説教嫌味おじさんになっちゃいそうであんまり…。それよりも同世代の方が欲しい。学生時以外の。てすらの話が気になるので次も読もう。

03/06 05:45
0255文字
nanz
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2.5★
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キートン
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ネタバレ痴漢と疑われたサラリーマンが出会ったのは、見た目は女子高生、中身はおっさんと自称する少女・仁科てすらだった。 タイトルにあるように推理ではなく、『机上の空論』と名付けられた思考実験が行われていて、読者が真相にたどり着くのは難しいが、『ウミガメのスープ』のように、何気ない出来事から意外な真相が出てくるあたりが面白く、続きも期待したい1冊。
0255文字
ぽけっとふくろう
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 机上の空論。
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藤月はな(灯れ松明の火)
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ネタバレ読友さんのレビューに興味を持つも見つけられずに2年半。遂に近場の本屋さんで見つける事ができました!!あわや、痴漢にされそうなサラリーマンを救ったのは、中身がアラ還おじさんと言い張る美しい女子高生だった!?事実をあるがままに見て推論し、客観的に判断するてすらと、情報を汲み取りながらも人の善性を信じて行動できる百地という組み合わせが織りなすやり取りが実にユニーク。同時に読者は百地にもてすらにもなって推論する事を楽しめる構造になっているのが心憎いですね。また、事件もバイアスや一種の思い込みでは真相に辿り着けない
藤月はな(灯れ松明の火)

しかし、その解決には情へ強く、問いかけるような熱量も必要な事件でもあるのだ。それらを両方、可能にできるのがてすら&百地コンビなのだろう。結構、男の願望に素直ながらも実際は予想外のことでワタワタしている百地の狂言回しぶりに嫌味がないのも良いですね(笑)そして「水槽の中の脳」、「スワンプマン」という問いも含めての「二科てすら」とその娘の存在の有無を問いかける形で終わるとは本当に狡い。慌てて2巻を買いに行きましたよ。

02/24 23:34
0255文字
みやぎ
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ネタバレ自称中身はおっさんのJK仁科てすらと百地俊太。入れ替わりもので安楽椅子探偵ぽいかんじ。仁科恭哉とてすらに何があったのかは次巻season2へ。気になる。
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進撃のあやせ
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ローゼンよりも読み易かった。こういう漫画をドラマ化してくれればテレビ見るのに・・・と、思わせてくれる作品。満足です。
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イーダ
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再読。痴漢冤罪から助けてくれたちょっとイタい美少女二科てすら。彼女は机上の空論で事件を解決していく。事件といっても殺人などではなく、日常に潜んでいるものがほとんどというのがツボです。てすらもかわいいし。でも中身は58歳のオッサンなんだよなあ。
0255文字
祐樹一依
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【○+】推理ではなくあくまで思考実験としての机上の空論、ただしそこには飛躍を含めた論理的な課程を挿入させる。ということで、このタイトルでミステリである。エスエフ寄りなのでとっつきにくい導入があるけれど、小さな箱庭の中でうまいことやり取りが進んでいく。
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やいとや
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机上の空論の行き過ぎた想像力の暴走でミステリ、と言えば『九マイルは遠すぎる』だが、それに対する挑戦、と読めば充分意気は買える一作。中々ここまでネームで「論理」を詰めるのは珍しい気がする。正直「その真相を言い当てるにはデータが足りな過ぎるだろ」と云いたくなるような机上論理も多いが、本格ミステリという遊戯性の高いジャンルは「名探偵が指摘した事が事実化する」ものであるから、そうした点から見るとこの作品は実に正しい本格ミステリである。更にSF的展開までぶっ込んで来て実に欲張りな、楽しい一作。次巻も楽しみ。
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にゃむこ@読メ13年生
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かの少年名探偵のごとく、<中身はアラフィフ紳士、外見はJK>、仁科てすら。ある事象(事件)について彼女は推理をしない。ただ机上の空論を組み立てるのみ。痴漢を疑われたサラリーマン・百地俊太はてすらの空論により助けられ、以後行動を共にする。てすらが立てた空論を補完するために俊太が実証する。なかなか斬新な設定で楽しめた。主要登場人物が二人、というのもスッキリしていて良い。父娘がなぜ入れ替わってしまったのか、シーズン2ではその理由が明かされるのか、乞うご期待。
0255文字
杜杜
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紙で購入
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紫雲寺 篝
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既婚別居中の百地俊太は、満員電車で痴漢冤罪の危機に陥る。そのピンチを救ったのは、女子高生(仮)の二科てすらだった。てすらの言う思考実験に少しずつ惹かれ近づいていく百地俊太だが、彼女の妄言と思われた言葉はいよいよ真実味を増してきて……!?PEACH-PITのミステリ。「見た目は子供、頭脳は大人」のアンチテーゼというか、ジンテーゼというか。PEACH-PITを雑誌などで見かけるのではなく単行本で頭の話から読むのは初めてだが、この少人数で話が展開する感じは今まで受けていた印象よりも圧倒的に読みやすく楽しめた。
紫雲寺 篝

一冊でよくまとまっている。これこういう事なんだろうなぁ、と色々考えその物証を探して読めるのは楽しく、それが全てこの一冊で種明かしされているのでまさに一巻完結のミステリをサクッと読んだ感じがする。序盤は突飛な展開も多いが、本に書かれた文字を追うという展開も、読者に考えさせるというレベルとしては割と優しく、仕掛けもさらに奥があって良かったな、と思う。ただ狂言回しの百地俊太はちょっと型に寄り過ぎてる感じもする。不快感は全くないからいいけど。

08/18 14:29
紫雲寺 篝

ほぼ初PEACH-PITなので、デフォルメが多少気に入らないとかも思うのだが、それよりも時世を気にした展開が序盤に見られた方が気になったかな。だから後半に連れ話がメインテーマに向いて来たのは安心した。あとてすらのビジュアルの向こうに堅物のおっさんが見えるような気がしてくる喋り方は個人的にツボだった。最後は、てすらが女子高生然として結局彼女の妄言は真実か机上の空論だったのかってなるのを既に期待してしまうけども、それはそれとして洒落にならない展開も多かったし、ここからどう話を展開するかは楽しみだな。

08/18 14:37
0255文字
チューリップ
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思考実験もの。ある出来事に対して思考を繰り返して一つの答えを出していくけどそれがあっているかは分からないみたいな。文字量多いけど読みやすかったのでその辺はあまり気にならなかったかな。てすらは可愛いけど中身おじさんというギャップが面白い。てすら(JK)と本体の方はどうして今のような入れ替わりになってしまったのか真相が気になる。
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とろろ
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表紙、帯、タイトルで「これを楽しめないわけがない」と手に取った一冊。中々どうして自分の審美眼も捨てたものではなかったようで、案の定ヒット。紹介文にもある通り「机上の空論」を通して展開されるミステリーに、実証のファクターを実装するべくワトソン役が奔走するという構成です。衒学的な女子高生というその筋の人には堪らない作品文法を前提としており、かつ前提が机上の空論だけに少し突飛な印象を受ける場面もあるので、本作はキャラクターで読むという側面が強いかもしれません。純粋なミステリとしては中の上くらいの印象。
とろろ

好感を受けたのはワトソン役の動機付けと、女子高生✕ペダントリーの文法をきちんと論理的に(かつ誠実に)まとめていたところ。そういうものだから、と流すことも出来る部分ですが、きちんと向き合ってくれることについては素直に好印象。

01/13 23:58
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うどんこ
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ネタバレ これまでのPEACH-PIT作品からは大分作風が変わった推理もの。本格推理としてフェアな作品かというとちょっと厳しい者があるが、テスラという謎の少女の存在と、机上論理学という架空の学問の説得力で読ませる。これでテスラが女子高生ではなく本当にオッサンのままだったら人気でなさそうだし。  徹底的に論理的な話をするヒロインが実は一番ファンタジーな存在だった、というのがこの話の肝なんだと思う。  これだけでも一つの物語としてしっかり完結しているけど、どうやってこれをさらに展開させていくのか。次巻が待ち遠しい。
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ゆう
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うん、いいですね、これ。日常の謎系+入れ替わりものですが、タイトルも主人公の語り口もちょっとひねくれた感じが好きです。綺麗に1巻で謎の提示が完結してるし。たぶん2巻で完結するだろうし、次も読みたいな。
0255文字
葉鳥
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思考実験により謎の真相を解き明かす。面白かった。古本リレーの少女はてすらのことなのかな?果たしてどういう経緯で死に直面することになり意識が入れ替わってしまったのか。3月から連載開始ということで、次巻に期待。
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ひー
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他の推理漫画と比べても、この思考実験はなかなかの説得力。読んでて楽しい♪
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緋莢
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「痴漢です!」朝の満員電車で突如、女子高生に手を掴まれたサラリーマンの百地俊太。周りの乗客の冷たい視線を向けるばかりで、百地の言い分を聞いてくれない。そんな中、一人の少女が手をあげる。「次の停車駅まで約3分で解決しよう 私の思考実験で!」突拍子もないことを言い出した二科てすらと名乗る少女、彼女の「思考実験」の果てに導き出された結論とは・・・
緋莢

お気に入りの方の感想に興味を惹かれて、手に取りました。読み終えて、この著者の関連本から「ローゼンメイデン」の人だったのか、と今更気づきました。「証拠はない あるのはさしずめ―机上の空論のみだね」と言うてすらの思考実験。痴漢の疑いをかけられた百地を助けたり、マンションのベランダにたくさんの傘が干されている理由、古本屋の本に残されていたメッセージなど、それらの謎に出した答えには結構な説得力があります。

12/07 19:46
緋莢

「水槽の脳」、「沼男(スワンプマン)」などの思考実験の話も興味深かったです。「私の見た目は女子高生だが中身はおっさんだ」と言うてすらの抱える秘密は、来年春から始まるシーズン2で明らかになるそうです。

12/07 19:46
0255文字
Y89
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綺麗で可愛くてノスタルジックで切なく、なおかつ人間の黒さも出ていて絶妙に面白い感じはするんだけど、なんせ難しい
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イーダ
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てすら(外側)が滅茶苦茶かわいい!机上の空論を組み立てていく過程も面白いし、これはアタリの一冊だ!
0255文字
在賀くるみ
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TSF該当かもしれないというのを聞きつつ、「PEACH-PITさんじゃん!?」ということもあり購読。TSFかどうかについて過度に期待して裏切られるのはもうこりごりなので、ほどほどにしておきますが、それ抜きにしても思考実験という推理しない推理少女(?)は面白かったです。これが来年春から連載されるということで今から続きが楽しみです。
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レリナ
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てすらによる推理ではなく思考実験を繰り広げ、謎を解明するとても面白い漫画。てすらが思考実験をして、実際に動くのは桃太郎こと、百地俊太。てすらの女子高生ならぬ言動は魅力的。この自然と引き込まれる話の展開はとても完成度は高い。シーズン2が来年春からスタートするらしいが、とても楽しみ。 次巻に期待。
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kenitirokikuti
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モーニングに第1シーズン8話が掲載されたピーチピットせんせのミステリ。似せているのは西尾維新の「忘却探偵」だと感じた。(今のところ)公権力とは接点がなく、科学捜査も行わないため、伝統的なミステリ色は薄め▲作中で「思考実験」という言葉が使われるが、これは演繹(deduction)であって、作中で展開されるのは仮設的推論(abduction)だなー、とは思った。
0255文字
毎日が日曜日
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★★★
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HK
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面白い。「推理ではなく机上の空論、思考実験で謎を考える」に由来するタイトルとは裏腹に(と狙いどおり思わされる)、良質な安楽椅子探偵ものミステリコミック。空想性が高い『九マイルは遠すぎる』を思わせる推理を、ワトソン役が実証で補完することで物語がまわる構造とキャラクター配置がお見事。SF/ファンタジー寄りの設定が本格ミステリ的エピソードと絡みながら、より大きな枠組みでの「謎」を提示してストーリーを駆動する道具立てが城平京作品を連想させた。
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トラシショウ。
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「さあ、机上の空論を始めよう」。平凡な妻帯者の会社員・百地の痴漢冤罪の窮地をわずか3分間で救ってみせたのは、どう見ても黒髪の清楚可憐な女子高生でありながら、自分は「アラカンのおっさん」だと言い張る美少女の「てすら」。痴漢冤罪に古書の奥付に書き留められた別の書名、連続放火事件まで、彼女の怜悧な「思考実験」と百地によるその「実証実験」が日常の謎から明確な事件までを解き明かしていく、変則的な設定でどこかとぼけた味わいのロジカルシンキングミステリ。思考する事、推理する事が好きなら楽しめる1冊(以下コメ欄に余談)。
トラシショウ。

元よりちょっと突飛な設定ながら、「水槽の脳」や「沼男」などてすら(の中の人)の得意とする思考実験にまつわる挿話が挟まれる事で読者をシナリオに没入させていく造りの為に、とても心地よく引き込まれる。また、徹頭徹尾ファンタジックな存在そのものなヒロイン・てすら自身が、それでいて作中最も冷徹な思考とその果ての論理の実践者なのもとてもユニーク。ちょっとザクザクした粗めの描線も雰囲気に合っている(続)。

10/25 06:57
トラシショウ。

巻末にてすら(の中の人)についてのある程度の真相が提示されるが、読者、そしててすら自身にもその理由が明らかにはされない。「彼」はその異常な事態に直面しながらも「机上の空論」とうそぶく思考実験(と百地による実証)を続ける事をやめない。それは考える事が好きだからではなく、考え続ける事でしか「答え」には到達出来ないと理解しているからだ。一見可憐な女子高生のライトなミステリに見えて、その中身は驚く程にハードボイルドである。とても興味深く読んだ。続刊にも期待したい(了)。

10/25 07:02
3件のコメントを全て見る
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ユーリル
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推理ではなく思考実験。 空想で終わらせるのかと思いきや桃太郎の行動力で結果をつかんでいる。 本の暗号は娘なのか?
0255文字
三毛太郎
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え、何、これで続きは来年3月「連載開始」? 薔薇乙女中断してもいいからこっち書いてくんない?
0255文字
おっぺけぺー
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ネタバレオタクくさい長台詞と言い回し。痴漢冤罪テーマばかり成敗物で目にするが痴漢成敗物は少なく、実際の発生数と逆転している。少女の中身がおっさんといういかにもオタクに好まれそうな設定だった。事件の謎を机上の空論で解いてみる話。
0255文字
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