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日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か? (ハヤカワ文庫JA)

感想・レビュー
45

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MADAKI
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【初期小松の傑作がそろう】400ページほどの長編「継ぐのは誰か?」を載せる一方で、残りの紙幅で掲載するのは60年代の初期作品という縛りで収録したもの。「継ぐのは誰か?」、小松本人のフェイバリット「神への長い道」以外にも、架空戦記的なデビュー作「地には平和を」、シニカルな魅力が光る「物体O」、漂流教室の原案かとも思わされる「お召し」などの傑作が勢ぞろい
0255文字
保兵衛
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図書館本。2017年早川書房発行の分厚い文庫本。小松左京の短中編のSF小説集。短編の5編は読んだけど、中編2編は面白くないので途中でギブアップ。SF小説は若いころに読んでいて、井上ひさしの推薦文で、「御先祖様万歳」を読みたかった。短編はある程度理解の範囲だけど、中編は長い上に発想が複雑で理解を越える。読むのにツライものがある。
0255文字
rineoskiss
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小松左京2冊目。時代劇とタイムスリップを組み合わせつつパラドックスの解決を描くシリアスな「時の顔」、コミカルな「御先祖様万歳」が並んで入っているのは選者の妙だと思う。人類の可能性と進化の限界を問いかける「神への長い道」「継ぐのは誰か」は50年前の作品とは思えないほど新鮮。人ならざる者・人を超えるヒトといったテーマのSFはそこまで読まないが引き込まれた。アイデアやストーリーは現在の作品に引けを取らないが、文体に昔の野性味を感じる。
0255文字
SF0830
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小松左京32歳の頃の、「地には平和を」などが入っている傑作選。若き頃の小松左京の短編が多い。いずれにしろ面白いSF小説です。
0255文字
Bartleby
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人類の愚かさが主要なモチーフのひとつになっていた。人類は愚かであるがゆえにいつも滅亡の危機にさらされ、愚かであるがゆえに一抹の希望を担わされている。本書を読んで思ったこと。希望とは、人類がなまじっかな知恵を得るとともに担わされた原罪だったというパラドクス。またけっきょく無知であるがゆえに、神よりもしたたかであるということ。
0255文字
はちがみっつ
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ネタバレ(神への長い道)人間という生物が進化(か退化)した時代までコールドスリープした主人公が、その時代の人間の存在意義を考える話としてとらえた。SFという舞台上の精神論を聞かされた感じ。本人自身逃げるように現世から離れたはずで、冷凍してまで後世の時代に期待してたわけでもなかろうに。
0255文字
不見木 叫
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小松左京はミステリの文脈でも傑作揃いである。「そんなバカな⁈」というミステリでは「バカミス」と称されるサブジャンルと相性が良いというのもあると考える。「紙か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」が私的ベスト。
0255文字
ナカユ〜、
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最近よく『既読感』と書く気がするんだけども。勿論小松の親分の場合は、親分の影響力の強さによるもので文字自体を現代風にすればもう『三体』だよ、ってな感じ、もう漂流教室もみえるしこの本の選択された作品の質はさすが早川書房だなって、一応既読済みで再読なんだけど、体の調子の悪さで時間かかったけど、多分スラスラ読めると思うよ、
0255文字
yamatoshiuruhashi
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昭和30年代後半から40年代に描かれた作品を8作。戦争体験、膨大な科学的知識、哲学的思索の上に築かれた世界。まさに小松左京は知の巨人である。神と人の関わりは何か?人とは何なのか。そこに最新の科学とフィクションが織り込まれる。「神への長い道」と「継ぐのは誰か?」は嘗て単独で出版されたものを高校時代に読んでいる。余りに深い内容だったのでその時には十分咀嚼できていなかったと今回読んでみて改めて知った。これだけの重量感溢れる作品を理解するには、自己の存在をしっかりと考えることや人生経験が必要だったということか。
yamatoshiuruhashi

執筆当時概念的に考えられていたにすぎず、未だ名前も知られていなかった「インターネット」を既にコンピュータネットワークとして作品の中で縦横無尽に使っている。あるいは江戸時代の風俗や社会の仕組みを把握した上での短編。「首都消失」として映画化される「物体O」という短編は無駄を削ぎ落とした作品だと思う。本書収録作品は全て既読であったが、いい機会であった。

01/29 14:03
0255文字
プリザエース
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持ち歩くには重い文庫本だったがバスや電車、病院の待ち時間も使ってようやく読了した。「地には平和を」は二度目だったが筆力で読まされた。「時の顔」は面白くて恐ろしい時代劇SF。「御先祖様万歳」「物体O」は不条理な災難への社会的リアクションを楽しんだ。「神への長い道」はこの傑作選で一番SF色が濃く、遠い未来を描く。そして後半は長編「継ぐのは誰か?」の一本で終わるのだが、それは高野和明「ジェノサイド」を思い出させる内容で興味深いテーマだった。全部で8篇、今の私は昭和を感じながらの小旅行を終えた気分である。
0255文字
やまとまと
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再読。DNA薬投与により種としての未来を失ってしまうくだりが、今のコロナワクチンのことに重なった。ワクチン接種は今年中らしい。。。
0255文字
フーミン
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子供の頃にSFに夢中になって読んでいた小松左京氏の小説を今再読してみてその発想のすばらしさがわかったような気がする。想像力と哲学的な部分がミックスされていて最後まで世界に浸ってしまった。次何読もうかな。
0255文字
アラム
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60年代の作品でもいまなお面白いですねぇ。SFはなんでもあり!なんだけど非常に堅実で、解説のとおり日本SFの最初期に小松左京を得たことは非常に幸運だったのだろう。ハチャメチャな物だらけではジャンル全体として映えないからね。前巻の筒井康隆との落差よ。つい全集が欲しくなるがちょっと高すぎて揃えられない(笑)
0255文字
amishima
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『日本沈没』『首都消失』やら物騒な世界ばかり描いてきた作家という印象があったので、正直敬遠してきましたが、傑作選の中の『継ぐのは誰か?』を読んで、小松左京という作家が、人類の“滅亡”だけでなく“進化”についても、小説というかたちで真面目に考察してきた偉大な人だったということを、今頃になって知りました。子供の頃に映画化された『復活の日』を観て、とても見応えがあったということをいまだに覚えているのは、当時流行の角川映画だったから、ということだけではなく、小松左京の世界観が見事に再現されていたからなのでしょう。
0255文字
いときち
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ネタバレ【備忘録】地には平和を(63/1)・時の顔(63/4)・紙か髪か(63/7)・御先祖様万歳(63/10)・お召し(64/1)・物体O(64/4)・神への長い道(67/10)・継ぐのは誰か?(68/6)付録(大伴秀司)・編者解説(日下三蔵) おモー様による漫画化は何だったのか調べるの忘れてた
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りやう
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すごいすごいすごい!!というのが初小松左京の率直な感想。こんな「おもしろい」SFは初めてかもというくらい。「時の顔」は秀逸タイムスリップ物。今年読んだ物の中でも特に良い。「神への長い道」は凡人がぼんやりと不安に思っていた宇宙観を一掃してくれて、「宇宙とは何か」という漠然とした問いに具体的な答えを与えている。「継ぐのは誰か」は話がとっ散らかってて上手くない。長い割には目を引く部分も少なくて、がっかり。
0255文字
エボシペンギン
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お召しが面白かった。この本の編み方にもよるのだろうが人類の行く末を描いたものが多い。精神性の発達が社会構造だけでなく身体にも影響していく。
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東山ききん☆
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小松左京氏は名前だけ知っているけど、読んだことあるのは本邦東西朝縁起覚書だけだったので、ここまで現代社会に絡めてた視座を持ってくる作風だとは知らなかった。最近の映画だとシンゴジラあたりがこの系譜に連なっていそうな感じだけど、こういう社会全体に起きた大きな出来事に国が対応に追われるということは昔から間々あったのだなと感心しました。あと継ぐのは誰か?だけ作風が他のと違いすぎではないですかね
0255文字
おだまん
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地には平和を、が入っていたので。全体としてはかなりの分量でしたが、流石の力量で読ませる。人間って。。
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ひまじんNo5
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小松左京作品を無性に読みたくなることがある。 今回も、それで再読。
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けいちゃっぷ
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筒井康隆に続く第2弾。 こちらも全部既読だが、どれも面白く読めました。 「物体O」と「お召し」はその強烈さ(ナンセンスさ?)故にオチは覚えてましたが。 小松左京は思ったほど、特に長編が少ないね。 もっと創作に時間を割いてくれていたら、どれほどの傑作をモノにしたことか、それだけが残念でならない。 766ページ
けいちゃっぷ

「地には平和を」、「時の顔」、「紙か髪か」、「御先祖様万歳」、「お召し」、「物体O(オー)」、「神への長い道」、『継ぐのは誰か?』

07/10 20:53
0255文字
H2A
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『物体O』が傑作。奇想というのがふさわしい内容で直径1000kmのリング状の物体が日本を突然襲う。その内側で取り残された人間たちが社会的な秩序を立て直そうとするさまがよく考えられているし皮肉が効いておもしろい。しかし物体Oが実は何だったのかがわかると実際は馬鹿馬鹿しいが、よくそのようなことを考えついたと感心する。ほかには『時の顔』が込み入ったプロットでおもしろく『紙への長い道』も佳作だった。ここには駄作らしきものはない。『継ぐのはだれか』は既読。
0255文字
ゆ
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あたしには「継ぐのはだれか?」がサッパリ合わなくて読むのに随分かかってしまった。読み終わった今も面白くなかったと思う。「地には平和を」「物体O」もつまらなかったので、小松左京は収録の半分くらい面白くない傑作選で正直ちょっと悲しいね?多分、今後積極的に読むことはないかな。でも、「時の顔」「神への長い道」の二篇はもう一度読み返したいと思うくらいすきだし、当たりハズレの大きい人なのかも。この2つはグイグイ引き込まれたな!物凄い知識量で、きっとエライ先生なんやろなとは思うけど、あまり楽しい時間を過ごせなかった。
0255文字
水月
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小松左京の初期短編7編「地には平和を」「時の顔」「神か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」と長編一編「継ぐのは誰か?」を収録している。「神への長い道」が面白かった。個人的には長編をはずして、もうちょっと短編を入れて欲しかった。まあでも、絶版になったから入れたのだろう。なので、本書の編者が刊行したハルキ文庫の短編集を読んでみようかなあ。あと、巻末に著作リストが載っているのが、うれしいですね。
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ヨーイチ
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700頁あまりの分厚さの半分くらいを「星を継ぐもの」が占める。全般に「SFを読んだなぁ」って感慨があった。この場合の「SF」は中学生くらいからボチボチ読み出した、今よりももっと間口が狭かった時代の感覚を含んでいて、科学とか知識にもっと夢が乗っかっていた時代。手塚治虫に通じるかも知れない。これも感覚だが「アニメ臭」「キャラクター臭」が当時は無かったって気がする。筒井康隆だったと思うが、小松左京を称して「小松左京は膨大な知識、資料を項目毎にノートではなく行李で保存してある」って言っていたのを思い出した。
ヨーイチ

読んだばかりで申し訳ない。「継ぐのは誰か」ですねえ。他の作家でこう云う題名があったのかも知れないが酷すぎますね、表題にもなっているのに?

03/12 07:54
0255文字
utsuken
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「時の顔」がベスト。SF、ミステリー、時代小説の融合。好みのど真ん中でした。
0255文字
てら
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どの作品にも驚嘆した、としか言いようがない。そして解説で日下三蔵が述べている通り、これらの作品は「60年代の小松左京の一部」でしかないのだ。特に長編『継ぐのは誰か?』が明らかに小説としてのバランスが破綻している(これも日下氏が指摘済み)にもかかわらず圧倒的な作品になっているところは面目躍如としか言えない。このような巨人が日本SFの初期にいたことは、幸運以上のものを感じる。筒井康隆が言うように「小松左京がいたからみんな好き勝手やれた」。
とらさんNO1

同感です。私もSFが好きになったのは、フレドリック・ブラウンと小松左京のおかげです。

02/13 22:32
てら

フレドリック・ブラウンもいいですよね~

02/13 23:52
0255文字
じゅんぴん
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小松左京の作品読むの何年ぶりだろう。
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法水
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傑作選第2弾。「地には平和を」「時の顔」「神か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」『継ぐのは誰か?』の8篇を収録。小松さんの著書は筒井さんについで多く持っていると思うが、積ん読も多い。というのも小松さん独特の傍点とダッシュを多用した文がちょっと苦手というのもある。ただ今回、『継ぐのは誰か?』は傍点等が控え目なせいか読みやすく、またテーマも壮大かつ現代にも通じるもので改めて小松さんのすごさを実感した。「物体O」なんて完全に『アンダー・ザ・ドーム』だし。キング御大、パクりよったな。笑
0255文字
Majnun
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生物の発する微弱な電波を小説に織り込んだのは京極夏彦が最初だと思い込んでいたが、それを主題にした小説を自分が少年時代に読んでいて、すっかり忘れていたことに、ちょっとしたショックを受けている。その『継ぐのは誰か?』が書かれたのは68年。まだ人類ネオテニー説はそう一般的ではなかったはずだが、こちらもしっかりとした背景として織り込まれている。まさに知の巨人。感心しているうちに『復活の日』も復刊された。本書と併せて小松左京再評価の狼煙になるだろう。
0255文字
geshi
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なぜ小松左京が「知の巨人」と呼ばれたのかの一端がうかがい知れるチョイスの傑作選。人類の知性に対する疑念や諦観が色濃い作品が多かった。『地には平和を』は戦中記としての描写がとても上手いからSFへのジャンプと「いま」の不確かさが活きる。『神への長い道』は長編でも十分通用するアイデア。諦観の先にあるものを予感させる。『継ぐのは誰か?』は青春小説・ミステリ・秘境冒険とジャンルを次々と飛び越えてストーリーのまとまりを欠いてさえいても、やりたいことを詰め込んでいる熱量を感じる。
0255文字
ぜんこう
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2017年の最後は700頁余りのこの本。「地には平和を」「時の顔」「紙か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」そして文庫本の中に長編の「継ぐのは誰か?」 全て既読かと思ってたら「継ぐのは誰か?」は未読でした。 いろんな小松左京さんを楽しめた太い一冊です。「継ぐのは誰か」は人類進化に関する重いテーマだけど読むのがやめられませんでした。
0255文字
ふかわ
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「地には平和を」「紙か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」が面白かった。「時の顔」と「継ぐのは誰か?」は難しすぎてよく理解できなかった。
0255文字
火星人碧
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たぶん収録全作品を以前に読んでいると思うが、こういう本が出るとつい買ってしまう。先に出た「筒井康隆」とは趣向を変えて、この巻には長篇が入っている。「継ぐのは誰か?」とは、渋いセレクトである。これも傑作なのだが、解説にもあるように陰に隠れてしまった作品で、あらためてこのシリーズに収録する意味は小さくない。ほとんど内容は忘れてしまっていたが非常に面白く、古臭くないことに驚かされる。初期傑作集を目論んだということだが、それなら短篇をひとつ外してショートショート集を入れ込むべきなのではないかと思った。
0255文字
ゐづみ
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かつて三島由紀夫は「近代ヒューマニズムを完全に克服する最初の文学はSFではないか」と述べたが、小松左京はまさにそれを志向した作家だったのでは、と感じた。やはり最も印象的な長編「継ぐのは誰か?」からはヒトという種への洞察と信頼が多分に伺われる。一方で、前半に収録されているいくつかの短編時間SFは単純にエンターテイメントとして面白い。やはりガジェットに古臭さはありつつも(それもまた作品の持つ時代性)JSF黎明期に現代まで通用し得る物語を書いた筆力には只々感心させられる。
0255文字
西村章
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十代後半の頃むさぼるように小松左京を読んでいた時期は、おそらく強烈なセンス・オブ・ワンダーにクラクラしっぱなしだったんだと思う(クラークを初めて読んだときに「おぉすっげえ、まるで小松左京みたいやんけ」と感じたことを思い出した)。で、今こういう形で改めて読み返してみると、そこで描かれるビジョンの普遍性にひたすら感心する。いや、個々のガジェットの現代性にももちろん驚くんですけどね。そしてしみじみと、「思弁性でもハードさでもカッコ良さでも、小松左京とクラークはやっぱり別格だなあ」という思いを新たにするわけです。
0255文字
Aminadab
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1970年までの初期作品に絞った編集。今回再読してのいちばんの感想をいえば、とにかくテンポがいい。「神への長い道」ですらむちゃくちゃ展開が速い。「地には平和を」の本土決戦、とてもコンテスト応募作とは思えない完成度。「時の顔」の凝りに凝った江戸趣味。あと自分のことをいえば『継ぐのは誰か?』が初読か再読かあいまい。高一あたりで背伸びして読んでよくわからなかったのかも。
0255文字
ぐうぐう
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『日本SF傑作選』第二巻は、小松左京。1960年代に発表された短編7作と長編1作を収録。編者の日下三蔵は、小松左京という作家の一般的なイメージをできるだけ覆そうと作品を選んでいる。つまり、『日本沈没』に代表される知の巨人としてイメージしやすい作品ではなく、関西人らしいユーモアを感じさせるもの、ホラーやミステリーチックなもの、などだ。収録作の多くが、歴史を描いていることも注目すべきだろう。SFは、単に未来を空想するのではなく、過去を振り返る行為で未来が照射されることを小松左京が理解していた証しだ。(つづく)
ぐうぐう

初期作品ということもあって、若さを感じさせられるものも多い。「物体O」には、こんな記述がある。「青春の絶望とは要するにないものねだりだ。水爆が落ちるからと言って絶望し、落ちないからと言って絶望する。戦争があるからと言って絶望し、戦争も革命もないからと言って絶望する」長編から唯一選ばれた『継ぐのは誰か?』は、なんと青春小説の趣きがある。当時、30代だった小松左京自身も、まだ充分に若かったのだ。それでいて、SFだからこそ問える「人類とは?」という壮大な疑問に対して果敢に挑んでもいる。(つづく)

11/09 00:45
ぐうぐう

編者解説で日下が何度も言っているが、日本SFの最初期に小松左京を得たのは本当に幸運なことだった。

11/09 00:45
0255文字
わんだら
新着
なんと長編『継ぐのは誰か?』を収録。思い切った構成だな、と驚く。「地には平和を」「時の顔」「ご先祖様万歳」と味わいの異なる時間テーマ三作の競演も豪華。そして僕の大好きな「お召し」と「物体O」。どれも何度も読み直したものだが、それでもこうしてまとまると買ってしまうのは、業というものか? SF傑作選なので、「くだんのはは」とかホラー風味が強いものは入っていないのが逆に新鮮な感じがする。
0255文字
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日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か? (ハヤカワ文庫JA)評価91感想・レビュー45