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死はすぐそこの影の中 (祥伝社文庫)

感想・レビュー
177

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にやり2世
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ぐぅぅ。こういう真相でも主人公が幸せになればいい。伯母さんのことはすでに気づいてた自分をほめたい。
0255文字
薦渕雅春
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1年半ほど前に初めて読んだ作家さんだが16作品目。最近では1番多く読んでる作家さんか。文庫での書き下ろし、400頁程の作品で読み応えもあり面白かった。序盤から中盤までのストーリーと終盤での展開は予測出来なかった。主人公の思い込みの部分はあるだろう、とは思っていたが、まさかこんな事実が隠されていたのか。解説を読んで四章構成になっている各章のタイトルにも意味があったんだ、と。〈オンディーヌは、魂のない水の精霊。魂がない精霊だから、性別もない。・・・オンディーヌ、それは私だ。いや、別人格を投影したもう一人の私〉
0255文字
キイ
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ネタバレ裏表紙のあらすじから想像していたストーリーとは違いましたがとてもおもしろかったです。“人間の暗部に切り込んでいく“とはまさにだなと思いました。真相がわかってくると逆にどんどん疑心暗鬼になってしまい、後半は前半の重く暗い感じとはまた違う不穏さがありました。幸せに、なれるといいんですけど…。
0255文字
ちょん
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宇佐美さんの長編お久しぶりです。ずっとネトっとした仄暗い水に付きまとわれてるようなお話でした。そんな所にトリックが…と驚きましたし。宇佐美さんってもっとホラー色強いイメージあったけど、と思いながら読んでましたがラスト周辺、しっかりぞっくりさせてもらって満足です✨
0255文字
多喜夢
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ダムに沈んだ隠れキリシタンの村。伝奇ホラーかと思ったら、実は○○○〇者のお話。どんでん返しもこれでは、ちょっとがっかり。一癖も二癖もある登場人物たちの今後はどうなるのか?もやもや感が残る終わり方。
0255文字
tnyak
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終始陰鬱な印象の作品だな、ラストまで辛いな、と思って読み続けたが。真実が明かされて、読後感は良い方向に変わった。
0255文字
ゆみこ
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ネタバレ人の持つ二面性が顕著に表れたのが多重人格なのだろうか?常に自分の側にいて心の拠り所だった人がただの別人格だったら、、。読み進めていくうちに司の存在に違和感を感じ、伯母の生きざまに違和感を感じ、、最後になるほどと納得する。ついでに陽一郎にも微妙な違和感。多重人格を受け入れた二人の門出にまだ幾つもの暗い影が纏わりついているようで、宇佐美氏ならではのオドロオドロ感がどろりと広がる。
0255文字
あっきー
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ネタバレ中盤で司が犯人だとわかった時には、どう持たせるのかと思ったが、まさかの展開で楽しめた。
0255文字
dra-wrappin
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ミステリィ要素は薄めで、人間関係に重きを置いた感じ。
0255文字
M jun
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圧倒的に短編の作品の方が好きな作家さん。短編はハズレが無いが、長編になるとテンポか悪くなり、話の展開が遅く非常にまどろっこしい。1つのどんでん返しは中盤あたりで予想がついてしまい(ただ描写がフェアではない気がする。これを有りにするならばどうとでも読者を騙せてしまうのでは)、もう1つのどんでん返しも、400ページの分量に見合った驚きは特に無かった。
0255文字
No.7
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ラストも痛快でしたが、過程が楽しめました。「〇〇は本当に××××なのか?」と云った感情を持たせ続ける造りは苦手だったんですが、今作は読みやすかったです。
0255文字
しろたま
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ネタバレ宇佐美さんの小説は、ドロドロというほど誇張されすぎていない人間の本質的な暗い部分が描かれていていつもおもしろい。彩夏をもっと掘り下げてほしかったです。彼女も母親との関係を構築できていないし、似てる部分はあるからこそ麻衣子を忌避しているのかと思うけど司の出番がないことを祈りたいです。伯母さんは代理ミュンヒハウゼンというよりも他人が幸せになるのが許せない人なんだと思って読んでいました。
0255文字
若様
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ネタバレ田舎の因習系と思ったが、心の病の話でしたね。暗めの話でした。いかにも良い人として描かれている人が‥的なパターン。
0255文字
aona
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ネタバレじっとりとした湿度が全編通して絡みついてる長編。多重人格がキモになるため、対比としてラスボスを解離性代理ミュンヒハウゼンと理由づけてしまうより、田舎の因習に押し込められ、歪み汚泥にまみれた結果生まれてしまった修羅という形のほうがスッキリしたのかも。しかし多重人格というキーが明らかになった瞬間何もかもが疑わしくなる構成は面白い…最後まで陽一郎の存在を疑ってしまいます。麻衣子の第二章、司の出番がないことを願いたい…難しそうだけども。
0255文字
cao-rin
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ネタバレ久しぶりの宇佐美さんでした。設定はいい感じだし、何やら一癖も二癖もありそうな登場人物も好印象。ただ一人一人クセがあり過ぎて、掘り下げ切れていない感じでした。少々消化不良のまま読了。代理ミュンヒハイゼンとか多重人格とか、ダム建設で沈んた村とか、隠れキリシタンの呪いとか、大好きなワードがいっぱいあったんですけど…。
0255文字
アーモンド
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ネタバレ読みかけてはなかなか進まず、そのうち埋もれて忘れていたのを発掘。後ろ暗い雰囲気の登場人物ばかり、ダムに沈んだ曰く付きの土地で起こった村長の死。なるほど、人間の表の顔と裏の顔、善良に見える人ほど恐ろしい。そんな人間の本質を描いたミステリー。なんとなくまとまったラストのようで全然そうじゃない。この先がほんとに気になる(-_-;)
0255文字
miku
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解離性同一性障害と代理によるミュンヒハウゼン症候群のお話
0255文字
annzuhime
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ダムに沈んだ村。村長の死の真相はなんだったのか。かつての村の関係者との接触で動き出す。全体的に暗いお話しでしたね。だからかなかなか読み進められなかった。彼女の抱える問題については途中でなんとなく分かってしまった。宇佐美さん、好きだけどこの作品はちょっと読み疲れました。
0255文字
こぺたろう
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台風が近づいていて、時折強い風が吹く中、本書を読了。先へ先へと読みたくなる気持ちとは裏腹に、全体的に暗い物語のせいか、読み終えた時の気分はかなり疲れた感じに。しばらく小説はお休みにして、積読本から別ジャンルのものを読もうと思います。また読みたくなった頃に、宇佐美まことさんの新作が出ていることを期待。
0255文字
ダリル
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途中までは想像通りの展開。からの後半、これでもかと怒涛の如く畳み掛けてくる。人間の暗部に迫りくる宇佐美ワールド。堪能しました。
0255文字
けえこ
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ダム建設に沈んだ村で起こった陰惨な事件に端を発したミステリ。 主人公の周りに次々と現れる村の関係者、捉えどころのない不安感に包まれた作品だった。 「すべてのものには二つの顔がある。」
0255文字
八朔
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『羊は安らかに草をはみ』が良かったので、他の宇佐美氏の作品も読んでみました。ミツル君が実在しない、優しい人には他の面もある、ということは私も想像がつきましたが、それ以外は予想を超えた展開でした。面白かったですが、人間の負の側面、暗い情念を描いた作品が多いとのことで、爽快感のある話が読みたいときには向かないと思いました。宇佐美氏は音楽に造詣が深いのでしょうか。『羊は…』の時も感じたのですが、内容とタイトル、そのタイトルの音楽とも今一つしっくりこず、もっと内容を喚起させるものの方がいいと思いました。
0255文字
moo
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ピアノ調律師として働く麻衣子には秘密があった。今はもうダムに沈んだ村で過ごした少女時代の忌まわしい記憶。その記憶に隠れたいた真実は…。過去の事実が明らかになるにつれ読みながらもしかしたら…の思いが強くなる。麻衣子については想像通りだったけれど、もう一つの方はびっくりしたし怖いと思った。この人が一番怖いかもしれない。最後に麻衣子は幸せを掴んだように見えるけれど、本当に大丈夫?これからは不都合なことがあれば積極的に利用していくのではと思えて、怖くなってくる。
0255文字
itica
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ピアノ調律師として生きる麻衣子に近づく怪しい男。山奥で過ごした子供の頃の忌まわしい記憶が、再び麻衣子を苦しめる。陰鬱な空気が次第に私を侵食する。うっすらと芽生える恐怖。想像を上回る衝撃がそこにはあった。表には裏があり、光には影ができる。当たり前のそのことが今は怖い。
0255文字
えみ
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「これはきっとこう来るぞ!」と想像していた通りの展開になると「ほらやっぱり!」と嬉しくなる自分と少し残念に思う欲しがる自分が気持ちの中で同座している。この小説も途中まで想像通りの展開を見せる、が、その後が凄かった!云えば隠されていた多くの罪が一つに収斂されていく過程に陰から現れた大罪。戦うのか逃げるのか。そんな単純な結末など最初から欠片も考えていなかったと鼻で笑われそうな、もっと複雑で邪悪で罪深い結末。影に取り込まれたのは自分か、それ以外か。遠くない未来に不吉な予感を抱くのは、そこに日が差すからだ。
0255文字
igaiga
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ネタバレ伯母さんに関しては絶対そうだろうなぁーと。そんな自分が好き。みたいな性格だとは思ってた。しかし母親がそこまで体を張って娘を守っていたとは。でもって、多重人格・・・司までは考えてなかったなぁ。結局治るのかな。難しいのでは??
0255文字
トウリン
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相変わらず知識はすごいな。経験や感性で書いているというより、知識で書いている感じがする。ストーリーも面白いといえば面白いのだけれども、型に嵌り過ぎていて、あまり意外性はない。ヒロインのあんなことや大ボスキャラのあんなことも、まあそうなんだろうな、と。人間の物語を読んでいるというよりも、筋書き通りに動くキャラクターを追いかけている感じ?この人の癖が解れば『謎』も読み易い。
0255文字
mayukochan
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久しぶりの宇佐美さん。調律師の麻衣子は過去の事件に囚われていた。そのおぞましい過去とは。。最後まで読み終わって「ああなるほどねぇ、そういうことだったのね」と理解出来ました。田舎の因習恐るべし。宇佐美さん、この手の話は本当に上手いですね。そして一番怖いのはあの人かな。。
0255文字
サト
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続けざまに宇佐見作品を読んでいる。人間を描いているのは変わりないが、付随する題材がいつも面白い。炭鉱夫の後遺症や貧困、養子問題、粘菌。今回は様々な精神疾患と調律師。自ら詳しくなろうとは思わないが物語とともになんとなく知ることの出来る知らなかった世界が面白いのだ。伯母の内情が詳らかになってから、まさか陽一郎にも似たような内面があるのでは?と訝しんでしまう。傷付いた者が心を開くことにある種の快楽を見出す様に病名が付くとしたら・・・。影は薄くなったり小さくなったりしてもなくならないんだよね。
0255文字
雨季💘なきうさ
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ネタバレあー、もしや?と思いながら読み進めるとやはりそのもしやだった。火事場の馬鹿力なんて言う言葉もあるので、司のときの麻衣子が難なく成し遂げる事柄にも(多少の無理はあっても)納得しようと思えば出来なくもない。この作者、最近知ってハマってはいるものの、この作品に関してはあまり好みとは言えなかった。次に期待しよう。
雨季💘なきうさ

アタシ的には伯母でなく、この言葉を麻衣子に差し上げたいところだ。

02/14 11:49
雨季💘なきうさ

🆓ライターの三谷の引き際もあっけなさ過ぎる。こんな程度のことでニゲダスヨウナ男じゃなかった筈だから。ハッキリとではなくても、自分を襲った犯人の心当たりが有ったのに、それこそを、飯の種にするような男が逃げるなんて変だ。

02/14 11:55
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0255文字
vannie
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何となく結末は予想できるんだけど、読む手が止まらない。救いのない生い立ちにに心苦しくなるが、生きるために無意識にもがく主人公に感情移入してしまう。「人は見かけだけではわからんもんよ。鬼の顔を隠して他人を操るような恐ろしいもんが、世の中にはおるけんな。」物事が二転三転する中でこの言葉の意味がわかり、身震いした。
0255文字
MASAKO
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ミツルの正体は早い段階で解った。伯母も。でも司も?ってなった。 麻衣子の罪は?心身喪失になるのか? 結婚式に現れた司に不穏な空気を感じる。次は彩夏と艶子か? 陽一郎にストッパーとなってほしい。 最後のタイトルの意味が怖い。
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cochon_voyage
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想定内の展開。でも面白かった
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むらさき
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60 ピアノ調律師の一藤麻衣子がかつて子供時代に過ごした愛媛の山奥のダムに沈む七富利村…村長であった伯父日出夫の無惨な死体や噂する隠れキリシタンが絡む。重たいミステリーでホラー調の要素も感じられた。二転三転する展開に引き込まれて一気に読めた。ラストは好き嫌いが分かれると思うが、嫌いではなかった。それにしても著者は人間の奥底にある思いを描くのが上手いな…と感心した。
0255文字
ぽてち
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ネタバレ★★★普通。自覚のない多重人格、優しい伯母の本性、見えないお友達。折々にそれと匂わせる描写あり「やっぱりな〜」という展開。司も伯母も不自然だし。
0255文字
さわ
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過去と現在を行ったり来たりして進んでくやけど、過去が暗い、こわい、おぞましい。途中で読むのがイヤになるくらい。なんとか読み終えたのでラストは予想してなかった(図書館本)
0255文字
ともちゅん
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ネタバレミツルがイマジナリーチャイルドなんだろうなとは感じてましたが、もしかしてリサも?ツカサも?となると・・・。多重人格的結末はもう見飽きたかなあ。 でも、面白かったです。 御曹司とハッピーに暮らしてほしいような、罪は?!どうなるの?とモヤモヤ。 伯母さんについては始めから胡散臭さしかなかった。
0255文字
あろーな
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重めのミステリホラー。好き嫌いが分かれるだろうが嫌いではない。
0255文字
Yuri
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ジメジメして暗くて重い。人間の隠れた部分を思い知らせれた。なるほど。そうだったんですか。怖いなあ。川はすぐに大洲の肱川だろうなと思いました。宇佐美節が効いており最後まで飽きることなく読了。
0255文字
ハモハモ@ポチの遊び相手
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ネタバレひとつひとつの水滴がやがて流れとなって真実にたどりつく。題材としては先が読めてしまうかもしれないけれど、じっとりとした閉鎖的な田舎の空気、陰惨な因習の気配、湿り気を持った人の醜悪さは読了後に不思議な充足感があった。かといってやりすぎると不快なのでバランスがよく、こういう小説は好き。ワンコを使って御曹司が何かするかもとヒヤッとしたがそうしたこともなく、彼は本当の善人だった。
ハモハモ@ポチの遊び相手

とは言え、物語としてはそれでいいの?って感も否めないので、好みが二分される作品。

07/20 15:22
0255文字
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