読書メーター KADOKAWA Group

武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)

感想・レビュー
21

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Chikabono
新着
勝海舟に加えて慶喜もダメ人間。ちょっと一方的見方かも?実際はどうだったのかな。
0255文字
rokubrain
新着
オランダ留学から帰国すると、日本は”攘夷 対 開国”から次の国家政体のありようを巡って”薩長 対 幕府”という構図に変わっていた。対立する薩長と幕府の二つの勢力を軸に朝廷やイギリス、フランスの外国勢力を巻き込み、それぞれの思惑を抱きながら新生日本の姿を模索している。時代が何らかの新しい政体に向かって激しく胎動している。この巻では、幕府側からの視点がより描かれていたことで自分自身、勉強になった。武揚一流の 物事を身分ではなく衆議で決めていく姿勢は、欧州各国を見聞した経験が生きている。
0255文字
ぴさるく
新着
幕末の技術官僚、榎本武揚の生き様を描く長編の中巻。留学を終えた武揚は新造艦「開陽丸」で日本に向かう。日本を離れていた間に政情は攘夷対開国から薩長対幕府という構図となっていた。開陽丸の艦長を命じられた武揚は経験不足のまま、大政奉還をめぐって風雲急を告げる大坂へ向けて出航する。中巻は鳥羽伏見の戦いから江戸城開城、徳川家の大幅減封がはっきりするまで。肝心なところで腰砕けになる将軍慶喜は、わかってはいるがやはりイライラし読書が進まない。しかし武揚は失望するだけでなく、幕臣の将来と新しい国の在り方を探っていく。
0255文字
まひはる
新着
幕府艦隊は最新鋭の旗艦・開陽丸の艦長に榎本武揚を抜擢。海軍力で薩長軍を圧倒するも、朝敵とされた徳川慶喜は抗戦に徹しきれず、江戸城は無血開城する。武装解除を逃れた幕府陸軍は、奥羽越列藩同盟への合流を図る。一方、徳川家の海軍となった艦隊を率いる武揚は幕臣の務めを全うせんと苦闘するが…。
0255文字
リュウジ
新着
★4この巻は大政奉還、江戸無血開城、彰義隊敗戦まで。読んでいてずっとストレス。何事も煮え切らず敵前逃亡までしでかした大将の慶喜と権棒術数を弄し偽勅まで出した岩倉具視、策に溺れ結局は訳のわからん勝のせいだ。幕府が勝つチャンスは何度もあった。大義はない薩長なのに下手を打ってズルズルと正当化された。そして徳川武士の最後の意地を示す戦いに挑むのではなく、蝦夷を失業幕臣たちの生活の場にしようと考え始めた武揚、いうのが佐々木譲の解釈。事実はどうだったのか?同じ出来事を他の作家はどう描いたのか。そんなことが気になった。
にいたけ

沖方丁の「麒麟児」がこの頃のことを書いています。ご参考になれば☺️

02/06 21:16
リュウジ

にいたけさん!情報、ありがとうございます! 西郷と勝ですね。面白そうです。読んでみます。

02/06 21:54
0255文字
如水
新着
本巻は武揚が開陽丸を操り帰国~戊辰戦争の舞台が東北へ…と言う所。一番の盛り上がりは徳川幕府終了過程。幕臣側から見た…と言う感じで『何故鳥羽伏見から上野戦争迄負け続けたか?』が主観的に見れます。特に勝海舟が理想とした『国家』が在らぬ方向へ行く様はまさに『策士、策に溺れる』『大ブーメラン』『おまいう?』状態🤣【結社の自由と直接デモクラシーを否定し、国民の移動を禁じ、信仰の自由さえ認めぬという、旧体制と変わらぬ国家】だった慶応~明治初期(雄藩の寡頭独裁政治)。共和制の道はまだ遠く…さて義理堅い武揚どうする?
0255文字
hiyu
新着
大政奉還前後の動乱が中心の回。慶喜公よりも勝海舟の書かれようは相変わらず。そして下巻は函館が中心だろう。
0255文字
ふじさん
新着
下で感想を書く。
0255文字
hash
新着
ー(慶喜もディスる)
0255文字
ふじもん
新着
ネタバレどこにもほんの少しの弛緩もない、強靱な意思を感じさせる顔だちだった。 眼光の鋭さは、何度も修羅場をくぐってきた者に特有のものと見える。 体格は引き締まっており、姿勢がよかった。 このような男を指揮官に持った組織はさぞかし精強にちがいない。 少しだけ土方歳三が出てきましたがインパクトありました。
0255文字
じょるじ
新着
中巻では、武揚より慶喜が気になってしまう(苦笑)慶喜の凄さが、周りの誰のどんな予想をも遥かに超えてしまう悲しさを感じてしまう。「脱藩者を引き連れて蝦夷ガ島へ向かう?悪くない構想ではないか。いいことを聞いた。」さあ、いよいよ下巻に期待です!
0255文字
NAO.I
新着
中巻では、主人公の榎本武揚(釜次郎)はオランダ留学から帰国し、幕府艦隊の司令官となっている。そして世の中は、大政奉還、鳥羽・伏見の戦い、江戸城無血開城、そして戊辰戦争へと大きく動いていく。むろん著者の創作部分もあるだろうが、その動乱がダイナミックかつ細やかに描かれ、穴だらけだった自分の歴史知識を補填してくれる内容。相変わらずページを繰る手がとまらない。鳥羽・伏見の戦いしかり、戊辰戦争勃発後もそうだが、徳川家臣陸軍と、武揚率いる海軍の動きや考えの違いは特に興味深い。鼻息荒く、戊辰戦争佳境の下巻へ!
青いうさぎ号

うずうずが伝わってきます(^^)最終巻のレビューも期待してますね✨

02/05 18:09
NAO.I

青うささん。あまり期待しないでお待ちください(笑)もう自分的には最上の書ってことは確定です!

02/05 18:58
4件のコメントを全て見る
0255文字
Tak
新着
榎本武揚を主人公にした長編の中巻です。上巻ではひたすら無能だった勝安房守がかなり頑張りました。ただ慶喜公はどうしたかったんでしょうね。大阪で打って出ていればまた違った歴史もあったし当時の状況なら十分勝てたと思いますが偽官軍を見破れなかったのでしょうね
0255文字
Naoko Fukumi Fujita
新着
3番目に好きで、誕生日が同じ作家の本。きっかけは週刊文春や週刊新潮の連載にはまったことでした。時代小説の三部作、しばらく積読状態でしたが先ごろラジオドラマの放送があり、英龍伝」に続き読み始めました。こちらは中編です。一番好きな作家の「ジョン・マン」連載を購読しているため、すんなりと読めています。正直言って幕末物は苦手、でも武揚を視点とした表現でなんとなく長年のもやもやがスッキリ整理され自分が感じていたこととベクトルが合っているように思いました。これからも応援しています!
0255文字
犬丸#9
新着
★★★★☆ 世の中が動き始め,ストーリーにも求心力が生まれる。この巻の真ん中あたりからかなり引き込まれ面白くなってきた。特に武揚と土方の邂逅場面などは,鳥肌モノの表現力。とはいえ,やはり武揚を持ち上げすぎという流れはちょっと不自然なので,星一個減点。
0255文字
まきまき
新着
ネタバレ勝海舟と徳川慶喜が嫌いになれる本(笑) それにしても、やはり榎本艦隊の品川出発は遅きに失したのではないか。目的地が蝦夷なのに、10月からのんびり出発して北海道着く頃は12月って、そりゃ初手から失敗してる気がする。徳川に見切りをつけたならとっとと出てくればよかったのに。それで新潟あたりを支援してくれたら、長岡の惨敗もなく、奥羽越列藩同盟ももう少し延命しただろうに。内陸の会津若松を見捨てたのは仕方ないとしても、品川沖にボンヤリ浮かんでるなら上野彰義隊を援護してあげて欲しかった。
まきまき

それにしても慶喜は、大政奉還してなお有力大名として政界を牽引できるって何で思っちゃったんだろうね。恭順を決めてからは、彼は幕臣のことなんか考えてなかっただろうから、何万石になっても存続できればいいやって思ってたんだろうけど、榎本武揚なんかは何故ズルズルとお沙汰を待ってたのか。77万石以上くれるわけないって分かってたんじゃないの?そして仙台藩は徳川家すら死ぬほど減封されたのに、自分たちの藩には温情がくだると思ってたのかしら。不思議。結局食い詰めて蝦夷開拓団になったんだから、徹底交戦してりゃよかったのにね。

02/07 01:25
0255文字
ksk
新着
榎本武揚がオランダから帰ってきてから戊辰戦争勃発してからの話。 中盤あたりから回軍司令官としての榎本の手腕が発揮される展開で本をめくるスピードが上がった。 また、今まで勝海舟を悪く描いてきたが終盤あたりでうまい展開を見せてきたあたり、さすがと著者の構成のうまさに唸ってしまった。 これから蝦夷共和国の実現に向けて榎本武揚はどうなっていくのか期待である。
0255文字
ゴルフ72
新着
まさに歴史が動く、幕府艦隊 開陽丸をバックに武揚の目を通して歴史上の人物が非常に興味深く描かれていく。勝海舟が西郷隆盛が江戸城無血開城がそしていよいよ・・・箱館へ・・・
0255文字
てつ
新着
戊辰戦争真っ只中、物語は佳境へ。
0255文字
17
新着
ネタバレ中巻は、榎本武揚のオランダ留学からの帰国から彰義隊壊滅まで。大政奉還、鳥羽伏見の戦い、江戸城無血開城、奥羽越列藩同盟の抵抗。徐々に追い詰められる徳川家ですが、諸外国との関係も含めて非常に際どい争いだったことが分かります。やはり最後は将器の差だったのでしょうか。下巻へ。[2017-112]
0255文字
kaio
新着
☆3.5/5
0255文字
全21件中 1-21 件を表示
武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)評価49感想・レビュー21