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キリスト教史 (講談社学術文庫 2471)

感想・レビュー
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茅野
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な、長かった(760p.)。珍しく、特に下調べせず、本屋で見掛けたのでそのままレジに持って行った。「12月だし、キリスト教でも掘るか〜」と思ったら、もう1月だし、既に半分過ぎている恐怖。 個人的には、一人で精確な全史を書くことは実質的に不可能だと思っているのだけど、一人でよくここまで書いたなと思う。キリスト教史に関してほぼ全く知識がない状態で読み始めたので、とても勉強になった、あとは記述が正しいことを願うのみ。 時折誤植あり、固有名詞が古めかしいところもあり。 恐ろしい量のメモを取った。後で精査します。
0255文字
Hiroshi
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プロテスタントである著者が書く旧約聖書の時代からのキリスト教の歴史。出版は1979年。世界史とキリスト教の知識が必要だ。キリスト教史を、①古代(プラトン~民族大移動前)、②中世(~宗教改革前)、③近世(~ウェストファリア条約)、④近代(~第1次世界大戦)、⑤現代、に区分して見ていく。①教会のギリシア類型とラテン類型が成立。②ローマ類型が成立。③ゲルマン類型が成立し、ローマ類型が再確認。④社会・文化と宗教との緊張関係が極度に高まり、アングロサクソン類型が成立。⑤キリスト教と社会・文化との関係が問い直される。
Hiroshi

①使徒が原始教会を造る。パウロが回心し布教へ。律法が第一義的でないと見る。2種の教会があったが、エルサレム神殿の崩壊でパウロの思想がキリスト教に。グノーシス主義等の危機を乗り越え、313年寛容令、380年国教化で地中海世界の宗教に。5教区だったが、3教区はイスラム化。カトリックと正教に。ニカイア等で異端を除く。②ゲルマン・スラブ民族へ宣教。東西教会が分裂。教皇が力を持ち叙任権闘争や十字軍に。古代のベネディクトスらの修道院。中世はフランシスコやドミニコの修道会。異端審問所。ルネサンスを経験。トマス的になる。

10/24 17:11
Hiroshi

③宗教改革。ルターはルーテル派。ツヴィングリは再洗礼派でメノナイト派。カルヴァンは他国へ。アングリカン教会から長老派とピューリタン。ピューリタンから会衆派・バプテスト・クェーカー。④合理主義の啓蒙主義が広まり、教会とは緊張関係に。敬虔主義からメソジスト(几帳面な人々)。新大陸やアジアへの布教。フランス革命は非国教化。⑤カトリックは共産化を嫌い全体主義に近づく。戦後は皆が平和を望む。キリスト教の統一を望む動きが出てくる。不合理や懐疑が充満している。キリスト教の意義は。日本のキリスト教の布教については詳しい。

10/24 17:12
0255文字
優希
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再読です。この著書でキリスト教の歴史の学びになりますね。教養として読むには良いかもしれません。
0255文字
えひめみかん
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世界史の解像度が上がった。中高で習った時は、「宗教の持つ権力」はあまり言及されなかったけど、よくよく考えたら人心掌握には必須事項なんだよなあ。
0255文字
てり
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キリスト教の歴史を網羅的にまとめた700ページ超の大著。神学思想、教派の分裂、宗教改革、世界各国での受容などなど盛りだくさん。だがなんとなく「キリスト教徒によるキリスト教徒のための~」と枕詞を付けたくなる風味を感じる。また原著は1979年発行でやや古さも感じる。参考文献も(当然だが)1970年代以前のものばかりで、新しいもので読みたい自分にはちと残念。他の書にもあたってみたい。
0255文字
ももた。
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少し読んだ
0255文字
ぽこりん
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かなり広範囲に渡るキリスト教の歴史をカバーしている。個別のキリスト教思想についても紙幅を割いて解説してくれている。また、日本のことにもかなりの量を割いて解説している。
0255文字
tom
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キリスト教の歴史の流れを体系的に知りたくて購入。分厚い本でしたが、読みやすかった。 中世がもう少し深く書かれていたら、なお良かった。
0255文字
くり坊
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『キリストにならいて』で有名な、トマス・ア・ケンピスの関わる、ヨーロッパにおける近代敬虔運動(デウォーチオ・モデルナ devotio moderna)についてまで記述されていたのには驚いた...というか、その後における影響を考えれば、これが記述されていないと、まずいのかもしれないが…。微に入り細に入り、キリスト教の思想史について網羅されている。著者の仕事ぶりに敬服するばかりです。同志社系、恐るべし。
0255文字
優希
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これ1冊でキリスト教の歴史をおさえることができると思います。日本におけるキリスト教の枠組みを知れます。クリスチャンとして良い歴史の学びとなりました。
0255文字
かずー
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なんとか、読み切った。今後も読み込む。
0255文字
イオンベイ
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文庫と称しているが実際はレンガ本だ。古代の教会の成立から現代までのキリスト教発展のあらましを概略しているのだから当然の分量だろう。 なので聖書の内容とか聖人伝とか、そういった話は含まれてはいないし、ローマ・カトリックやプロテスタント教会のあれこれへの記述が多い一方でそれ以外の宗派については限定的なので注意。 とはいえ日本でのキリスト教についてもかなり分量を割いているので、身近な教会の起源なんかを知りたいのにも有効かと思われます。 実のところ私がこの本を読み出したのも試験勉強のためなので……
0255文字
しまむ
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難しい。2割くらいしかわからなかった。キリスト教会がどういった形で分裂していったのかは分かったのでよかった。
0255文字
R
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1冊でキリスト教の歴史を俯瞰できるのでありがたい。特に日本の項目に手厚いのはうれしい。キリスト教を含む宗教の問題は歴史的であり,現代の問題であるのでしっかりとおさえていきたい。「旅人」の概念に心惹かれる。
0255文字
amanon
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単なるキリスト教史というだけでなく、キリスト教思想史や、社会学的視点による記述、それに加えて、やや晦渋な文体のため、予想以上に読了するのに難渋。それはともかくとして、敬虔や謙遜、清貧が尊ばれる筈のその教えにもかかわらず、傲慢や強欲、権力欲が蠢く歴史に、宗教的実践の難しさ、そして人間のどうしようもない弱さを痛感。また、二つの世界大戦を経て、資本主義の興隆と世俗化が蔓延する中で、福音を告げ知らせ実行することの難しさについて考えさせられた。佐藤優による解説が良い。これは手元に置いて繰り返し読むべき一冊。
0255文字
ゆーいちろー
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理解できたとは言えないけれど、不思議とするすると読み進むことができた。これは不思議な感覚。本書を読むと西洋の歴史や思想がすべからくキリスト教というものと密接につながっていることがわかる。そして宣教という行為の何という遠大さ。信仰を持たない身には理解しづらいのだが遠い異国の地で何十年も活動した後、その地で没する…事例として淡々と記述されているだけだが一番心に残った。解説でも触れられている通り、本書は「旅人」という節で閉じられている。この文章を読んでなんとなくキリスト教の信仰の一端を垣間見れたような気がする。
0255文字
こずえ
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キリスト教史、ほかの本はたいてい何分冊にもなっており手を出しにくいが1冊になっているという点でこれをおすすめ
0255文字
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キリスト教史 (講談社学術文庫 2471)評価77感想・レビュー18