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カレーライスを一から作る: 関野吉晴ゼミ (ポプラ社ノンフィクション 29)

感想・レビュー
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そちゃ
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味見読書、という5分ずつ色々な本を読んでいく読書企画で出合った本。面白くてそのまま続きを読んでみた。物事の最初を辿れば社会が見えてくる、という考えのもと、カレーライスの材料、器等全て一からつくるノンフィクション。魚は自分で捌くのに、どうして肉は気持ちを入れてしまうのだろう。最後鳥を殺すかの議論は、なぜ今更殺さない選択肢があるの?!と思ってしまったが、いざ自分で締めろと言われたら躊躇うかもしれない。自分も大概身勝手だなと感じることができた。読み終えた日の鶏肉は美味しくいただきました。経験って代え難い。
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
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2024年の読書感想文。一緒に再読。このプロジェクトに参加してみたい。
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サラサラココ
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ネタバレ美大のゼミでカレーライスを一から作る。Q.アイルランドで、ジャガイモが一気に全滅してしまった。なぜでしょう?ヒント;南米では1000種類以上のジャガイモが植えられている。A.子どもの答え;1種類だと病気になったら育たなくなるから。
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mio
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ネタバレこの授業に参加された人には『百姓貴族』にも興味を持ってほしいな。雑草は本当に厄介。そして草取りでさぼる学生の多い事w 科学肥料や農薬は本当に便利だけど、ここでは有機にこだわるのか。ダチョウは残念だったね。そんなに飼うのが難しい弱い生き物だったとは。ホロホロ鳥とウコッケイは一旦食べると決めたらちゃんとしないと。食べないのならその後の世話はどうするのかも問題になる。確か青年海外協力隊だとしめる訓練があるよ。食器まで作ったというのもポイント高い。
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マッメ
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武蔵野美術大学の関野ゼミで1からカレーを作る話。探検家でもある関野さんを筆頭に学生たちが野菜、米、スパイス、鳥を育てたり塩を作ったりする過程について書かれ、その過程で生ずる葛藤や悩みに振り回されながらも、一生懸命取り組むなかで大人になると簡単には経験できないことに立ち向かう学生の様子、それに対する関野先生の言葉が書き綴られている。家畜をと殺することへの葛藤や理解について話し合ったり、芝浦と場の方の講演をきいたりがあったが、学生にとっても読者にとっても大切な気付きをくれるきっかけになるのではないかと思った。
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でかかのんちゃん
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ネタバレ良かった。学生が自ら本当に一生懸命考え抜いて試行錯誤する様子。特に萩原君が化学肥料を使うかどうしようか悩んだ末に、他の学生の反対にあって、じゃあ化学肥料と有機肥料の違いはなんだろう?って疑問に思って自ら実験し、結論づける場面では関野さんがおっしゃる「大切なもの」の一つを見せられた気がした。この本に書いてあるけれど、自然への向き合い方考え方とは一体何か、自然の一部である私自身、よく考えたい。自然のものは0ではなく、すでに1っていう考え方も、本当にそうだなと思った。
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佐伯
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いや、めちゃくちゃいいな!こういう本大好きです。ガチで1から“0からではない”って言うところも好きです。無難に鶏とか選ばない所も学生っぽくて良いなと思った。こんな先生絶対楽しい。草むしりってなると学生全然来ないのもリアルだよね!分かるわ〜けどそれも大事なんだけどね…鳥食べる食べない問題は、豚を食べるか食べないかみたいな本があった気がするのでそれに似ている所はあるかもしれない。が、散歩させすぎて硬くなった肉には笑った
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chi0926
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だいぶ前に読み終わってたけど、無茶苦茶面白かった!土臭い本だった!
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hiro
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うちの実家は農家で、昔はニワトリも飼ってサバいてたから、殺す殺さない問題はナンセンス。逆にレア体験に恵まれてたと気づかされた。あと屠場職人、忌み嫌うなんてとんでもない。リスペクトです。
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さき
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著者が端的にまとめてくれているので感情移入することもなく、説教くさいこともないので、気軽に読める。 関野ゼミの取り組みはとても楽しそう。 なかなか現代で一から作る方が難しい、もっと言えば鍋とかコンロ、包丁、くわも作らなきゃ。 便利な生活とは、人の叡智からできてると思うんだけど、その上で当たり前に暮らしていると生きる上で当たり前な大切なことって見えなくなり考えなくなる。 元農家の旦那の話を聞いてると日本の農業って農家育てる気あるのかな?自給率上げる気あるのかな?と疑問に思うことばかり。
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夢檸檬
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社会人になって強く思います。あの時、あの体験があったから、それから派生して色々なことに興味を持つようになった、あの経験が契機になって、自分の進む道の選択肢を絞ることができた、と。この本のような大学の講義での素敵な体験は、まさしく「あの体験」に当たるもので、人生の岐路を決定する時に効いてくる、とても重要なことだと自分は思いました。この講義に参加され、最後までやり遂げた学生さんは、今後物事を慎重に深く考え、自分の正しいと思う選択をされるでしょう。先生も素敵ですね、是非、どこかで映画を拝見したいと思いました。
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Mer
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ネタバレ高学年の朝読本の棚から。グレートジャーニーを欠かさず見ていた幼き日の私。探検家関野吉晴氏のゼミ生達が、全てを一から作ってカレーライスを食べる9ヶ月の記録。読めば読む程人間って...と思ってしまうが、それでも仕方ない部分もあるよなぁ。後半で「私たちが暮らす日本では、食べ物と命がむすびつきづらい。」と言います。本当にそれ。それが仕方ない部分と繋がるんだね。美大生が農大生の様になっていくのも面白い。この授業の意味が齎した大きな産物。それだけひたむきにカレーライスと向き合ったってこと。学校に入れてもいいかも。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

他校に読書について保護者向けの講演を2回したんですが(ただ読書好きってだけで)、その時にこの本を紹介して、2校とも学校司書さんが入れてくれました。物を作る大変さ、命など学びが多いよね。

09/11 20:48
Mer

べーグルグルさん:「面白い」というより、「考える」ともちょっと違って、上手く伝えられないけど心に残る本でした。如何に我々は恵まれていて、それが当たり前。でも国が違えば、その恵まれている事実の受け取り方も全く変わってくる。多角面から物事を見る、相手の意見を聞き、受け入れる。ディスカッションって改めて大事だなって感じたし、知る・体験するって何物にも代えられない自分の厚みになっていくんだね。勤務校にも入れることにしました!!

09/12 13:51
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ララ
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米、野菜、スパイスは種から、鶏はヒナから、塩は海水から、皿は粘土から…。9ヶ月かけてカレーを作った大学生の記録。「ものごとの最初を探っていくと、社会が見える」なんて魅力的なゼミだろう。本書は、ゼミに密着した映画監督によるもの。関野さん自身の著作で読みたいなぁ。
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ゆうゆう
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ルーを使えば、30分で作れるお助け料理のカレーを一から作るとは⁉︎そんな思いで手に取ったこの本。野菜、ホロホロ鳥、ウコッケイそれぞれの命の捉え方について、関野ゼミの学生達と一緒に考えながら読み進めた。芝浦屠場の職人達が仕事にほこりを持っている一方で屠畜の仕事に対する偏見を感じてる現実。畑のリーダー萩原くんが、トウガラシの化学肥料と有機肥料の比較実験から出した結論。正解や効率にとらわれず、悩み、考え、相談しながら目標に向かっていく力、私も一から作りたい‼︎
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うさっぴ
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小学生向けビブリオバトルの本を選定。読んでみたが、ぐっと心に響かなかったので断念。/カレーライスの材料、器、スプーンを「一」から作った、9か月間の記録。野菜を種から育てて、お米を苗から育てて、肉になる鳥もヒナから育てて、めちゃくちゃ大変そう。自分もベランダ菜園で、野菜かハーブを育ててみたいと思いました。
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kuro
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スパイス、野菜、鶏、器などカレーを一から作る大学のゼミのお話。学生時代にこんなに面白いことをやったら、一生の宝になると思う。やっぱり、動物を絞めるのは抵抗が大きいだろうな。それでも、生き物を食べることの意味を考えるよい機会だと思う。
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tomatona
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私もこういう授業を受けたかったな~。しかし私ならシーフードカレーにするな。育てた鶏をさばくのは、やっぱりちと厳しいと思う。
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のらいぬ
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図書館本、武蔵野美術大学の関野ゼミでの〝カレーを一から作る〟9ヶ月の活動をまとめた一冊です。農大生ではなく、美大生たちが野菜作りや米作り、鳥の飼育に取り組んでいるのが面白かったです。実際の学生たちのインタビューが散りばめられていて、楽しそうだなぁと思う一方で、いろんな意味で自分だったらどこまで取り組むことができるだろう?と考えてしまいました。「いただきます」の言葉の重みをズンと感じるドキュメンタリーでした。また、活字の媒体より、学生たちの表情や声のトーンも感じながら映像で見たかったな〜という気もしました。
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スー
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文字通りカレーライスを一から作る話 野菜、スパイス、米をつくり、鳥を飼い、スプーンは竹から、お皿も土からつくる。 作物を作ることの大変さ、生き物の命をもらって肉として食べている事実など興味深かった。 世界中で死んだ生物を食べるところはない。 ペットと食物として買う生き物は違う など考えさせられた。 22015
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かおりん×2
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映画「カレーライスを一から作る」の監督さんが児童向けに書いた本。食事をいただくことは命をいただくことであるということがひしひしと伝わってくる。関野先生の生き方と美大の学生たちの成長ぶりが大変興味深かった。
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☕️ cannoli ☕️
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カレールーの原料に違和感があって、ここ数年はカレー粉を使ってカレーを作るが、家族の反応はイマイチ。キーマならなんとか。そんなこともあって、自宅でカレーを食べる機会が激減した。肉や野菜の育つ工程、添加物など気になっているので、イチから作ることには非常に興味深い。一般家庭で材料イチから〜はなかなか厳しい。
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タッちゃん
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★★★☆☆
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くぅ
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今年読みたい絵本や児童書をピックアップしたうちの一冊。予備知識なしで読み始め、いきなり久々の関野さんに出会いビックリ。昔、父がグレートジャーニーにどハマりして一緒にみていたのでとても懐かしい気持ちに。本作は関野さんが美大で美大生と一からカレー作りをするルポ。ゼロからではなく一から。そして出来るだけ自然のままに。野菜は農薬や化学肥料をつかわない。稲作りも田おこしから。塩は海水で。チキンカレーの鳥は…。"ものごとの最初を探っていくと社会が見えてくる"私たちは便利さに溺れ、本質が見えなくなっているのかも。良書。
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joyjoy
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「ものごとの最初を探っていくと社会が見えてくる」。体験を通して学ぶ関野ゼミ。「答えはすぐに出なくていい。いつまでも待つ」。いいなぁ。学生たち、なかなか言葉にはできなくても、確実に変化してきている様子もうかがえて頼もしい。作物を育てるのには時間がかかる。できるだけ自然の力で。いろいろな種類があることは豊かで大事なこと。みんな、人を育てることにも通じるなぁ。
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ともりん
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2017年。2016年製作ドキュメンタリー映画「カレーライスを一から作る」を、監督自ら児童向けに再構成したノンフィクション児童書。探検家・医師である関野𠮷晴さんが武蔵野美術大学で文化人類学を教えるにあたり、カレーを一から作ることに。皿、米、野菜、スパイス、塩、スプーン、肉。何を作ることから討議し、身体を使い、汗を流し、課題にぶつかり、悩みながらもカレーライスを作りあげる学生たちに寄り添う。家畜と割り切って世話をしても湧き上がる愛情。鳥を殺す殺さないの葛藤が胸に刺さる。命を食べていることの実感をもたらす。
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Frederick
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図書館で借りました。以前から読みたかったノンフィクション。『グレートジャーニー』『舟をつくる』の探検家関野吉晴氏の特別ゼミで米野菜香辛料家畜を育て、塩を海から採ってカレーライスを作ろうと試行錯誤した9ヶ月間の記録。大学生と言うから農学部か教育学部辺りかと思いきやムサ美⁈ と驚歎。ゼロからではない、一からなのだ。畑に化学肥料を施さない事、家畜を屠る事。時に激論を交し、覚悟を決め、パンツを濡らして皆で作ったカレーライス。大いに悩め若人よ。体験後の学生の各々の変化がとても良かった。高学年以上→
Frederick

「どこかで、殺さないのは正しいこと、殺すのは悪いこと、とわけて考えてしまうけれど、どちらにしても人間の都合ということなのだ。人間だけでなく、生き物はみんなそれぞれの種の都合で動いている」

10/20 20:10
Frederick

本書はドキュメンタリー映画「カレーライスを一からつくる」(2016)を児童向けに再構成されたものとの事。関野氏の書かれた本もあるようなのでそちらも読もうと思う。 /一言だけ叫びたい。まーつーなーがあああああ!このドアホ!!

10/20 20:15
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AKIRA
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まなびライブラリー(8月分)
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ケン
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武蔵野美術大学の関野ゼミでの活動を、子ども向けに綴った記録本。野菜を、肉を、調味料を、器を、イチから作る。冒頭の『私たちは何もない「ゼロ」から種や命を生み出すことはできない。だから始まりは「ゼロ」でなく「イチ」なのだ。』という関野さんの言葉と、終盤ゼミ生たちによる鳥を殺すべきかどうかの討論が印象に残った。 育てた鳥は勿論、野菜などの植物にも命はある。私たちは毎日「命」を食べて生きている。それを忘れずに日々の食事をしたいし、してほしいと思った。
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かば
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武蔵美の関野ゼミでの取り組み。田植えをし野菜やスパイスを育てる。無農薬栽培だから除草作業が大変で、落伍者続出。肉となる家畜を飼育し、屠殺に葛藤する。土器のお皿と竹を削ったスプーン。なんと海に出かけて塩作りまで!時間と労力と費用を注ぎ込み作り上げる一杯のカレーライス。そこにはたくさんの驚きと学びがあった
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だだだ
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やってることはすごく興味深く面白いのですが、本としては表面をさらっとな感じがしました。カラーの写真などがたくさんな本なら満足できたかも。映像向きなのかもね。 関野ゼミは気になる。
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舞のりえ
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図書館の本。久しぶりに完読。武蔵美の関野ゼミでの取り組み。圧巻は、ダチョウやホロホロ鳥、烏骨鶏。ペットと家畜。名前はつけない。間違いを正さず、経験から学んでいく。羨ましい限り。屠殺業者は差別されるのに、飼育している人はどうなのかとか。ダチョウはヒナの時、さびしさから生きていけないって、何だろう。関野さんって、外科医しながら、未開地?に通ってた?
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ちこやま
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一からって一からです。畑を耕して具材やスパイスを育て、鳥を雛から育てる。 鳥の解体、私も実習でやったな。人間の食はどう理由付けしても理不尽の上に成り立ってると思う。その理不尽を見過ごす責任をどう取るか。 毎日の食事、大事にしよう。
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ヒデキング
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これも図書館の推薦図書、これはだいたい予想通りでした
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メープル
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カレーライスを作るために、9ヵ月かけて野菜、米、スパイス、塩、鳥、食器を一から作る。命を頂くいてるという事を改めて感じる。0から作るではなく一から作る。 色々と考えさせられる一冊だった。 当たり前に食べてるが、感謝を忘れないようにしたい。
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わちゃこ
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いい本でした。装丁も凝っていて素敵です。内容は、考えさせられる物でした。一番心に残っているのは、鳥を屠ることについてですが、、、だからとって、ベジタリアンになれば良いという問題ではなく、命をいただいて生きているのだ。という自覚とう事なのかな、、、と、思いました。人間は、他の命をいただかなければ生きられないい存在。だからこそ、一生懸命に生きることなのかなと。
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絵具巻
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文京区立根津図書館で借りました。
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夜長月🌙@読書会10周年
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「一から」ってスパイスの調合からではありません。肉になる鳥を育て、田植えをして、スパイスの種を植え、塩も海水から器も焼いて……。武蔵野美術大学のゼミのカレーライスを作るまでの9ヶ月の活動記録です。農業の大変さ、命の重さなどなど真面目におもしろいノンフィクションです。美味しいカレーを作るのはほんとに大変。
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プンヴァ
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ネタバレ大学のゼミで行われた一からカレーを作るという試み。野菜や米、肉、塩、スパイス、器、スプーンまで作るという斬新でワクワクする内容でしたが、雑草抜きには全然人が集まらなかったりと、上手くいかない事の連続なのが、リアリティがありました。飼育した動物を屠る事は、未経験の私には想像しか出来ませんが、経験した学生達の姿勢はとても印象に残りました。自然や食について色々と考えさせられました。
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チイノスケ
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ネタバレ大学のゼミでカレーライスを「一から」作るプロジェクトの記録です。 便利な生活をしていて「いただきます」という言葉がただの「食べる前の挨拶、礼儀」と思っていなかったか?を考えてしまいました。「もったいない」という言葉も食べ物を自ら手に入れて「自分たちの都合で」頂いていた人々が粗末にできないという心から生まれた言葉だったのかもしれません。 一番興味深かったのは「食べるための動物には名前を付けない」話。自分もペットを何度か飼っているので振り返って納得しました。
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レスポア
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武蔵野美術大学関野ゼミが挑戦したカレーライス作りを扱ったドキュメンタリーを児童書にしたもの。私たちは自然のもの、たとえば種をゼロから作ることはできない。だから「ゼロから」ではなく「一から」作るということになる。農とは、食とは、生命とは。カレーライス作りの中でさまざまなことが問われる。もし自分がこの学生の立場だったら、どう考えどう行動するだろうと思いながら読んだ。外出制限を余儀なくされている生活の中で、私たち人間の歴史や文化について、自然とのかかわり方について、食の第一歩目から改めて考えさせられた本。
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カレーライスを一から作る: 関野吉晴ゼミ (ポプラ社ノンフィクション 29)評価60感想・レビュー124