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タンゴ・イン・ザ・ダーク (単行本)

感想・レビュー
68

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さけ!
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ネタバレ☆☆☆ なんか、なんとも。中盤くらいまでの日常だと思っていたものが壊れていく感じは興味深く読めました。Kが結局どうなってしまったのか、テーマのひとつであるフルートとギターのセッションが始まったあたりからなんか分かりづらくなってしまったような気がする。火野さんの話はテイストが変わってコメディチックでした。
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Hi Shi
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レビュー呼んで、謎が多そうだから、こりゃちゃんと読まなきゃって、真面目に読んだのに、、、、、よくわからなかったー💧半分くらいまでは面白くて没頭したけどね😃最後までこのワクワクは続かなかった😅
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ルナ
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ミステリアスな話だが、出口が難しいだろうなと思って読んで、その通り終わりに向かう段になると音楽のことばかりの語りになり、物語がとたんに失速して残念だった。結末は幻想に逃げる形となったととらえた。存在論などの難解な理屈や講釈をこねるのではなく、もう一段階ひねった着地点があればもっと面白かったと思う。が、カフカ的世界観でグイグイ引き込まれた。
ルナ

追記。火野のほうは設定からして無理がある。サボってるやつ、しかも30歳のやつに館長などさせない。サボりが常習なやつもいないし。資料館にテレビ来るなら市長公室かなんかに情報提供しなきゃいけないので、館長である火野が知らないはずがない。というリアリティの面でかなり無理があります。

02/19 10:53
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あべっち
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これ良かった! アイデアは幻想的・観念的なのに上品になりすぎないところもいい この著者の次作も(あれば)読みたい
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猫路(ねころ)
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シュレーディンガーの地下室、彼は地下室に居るKの顔を思い出せなくなる。フルートとギターで思い馳せ、二人は顔を見合わせることができるであろうか。エンドは確かにタイトル通りだ。
猫路(ねころ)

横文字間違えるとか恥ずかしくて、ドッペルゲンガーではなくシュレーディンガーですね。何だかややこしい。

10/23 21:34
0255文字
devil
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え?理解不能!理解しちゃいけない?
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けえこ
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初読の作家さん。 Kが地下に潜ってから、現実と想像の境目があいまいになり始め、終始もやもや。 番外編「火野の優雅なる一日」の方が面白かった。
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Comit
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県立図書~結婚して3年、子どもなし、セックスレス1年…ふとした事から妻が地下室に閉じこもり、連絡はメールか携帯電話だけに…夫は2人が出会ったきっかけである音楽を通じて、妻との距離を縮めようとする。突飛な設定とミステリアスな展開、不穏に満ち、それでいて官能美と情動に溢れる描写。夫婦の問答はとても哲学的で、少しずつ真理に近付くにつれ、見えないように、なかったことにしようとしていた事実と向き合うことになる…全てを語らないぶん、読み手によって結末の印象が変わりそうな本でした。著者初読、太宰治賞受賞作。
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JOE
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哲学的な問いかけをやりたい感じなのか良くわかんないけどミステリ脳なので謎はきっちり解明させて欲しい。解説しなくても良いけど、答えは用意しておいて欲しい。読み終わっても良くわからん。そして最後の短編の内容の無さよ。そして役所、ちゃんと仕事しろよ。
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あっちゃん
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★★★★★
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sadaru
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サクラ・ヒロさん初読。「地下室に引きこもる妻に「僕」はなんとか会おうとするのだが――。不安、官能、追憶、愛。夫婦間に横たわる光と闇を幻想的に描いた、第33回太宰治賞受賞作」なので読んでみました。/妻は顔に火傷を負い、それを理由に地下室に籠る。一方、僕は妻の顔を忘れてしまう。妻に会いたい一心で交渉するが受け入れてもらえず、条件を出される。その条件がフルートによるタンゴなどの演奏だった。暗闇の中で妻のギターと僕のフルートが絡み合い、幻想を作り出す。/よくわからなかったけど‥好きかも。僕も妻の顔を思い出せない。
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Ruto
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図書館
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テディ
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ネタバレ天麩羅をあげているときに火傷を負い地下室にこもり始めたK。顔を見せるのを拒み地下室から出てくる事はなく全てLINEのみの対話となり生活を振り回されるハジメ。村上春樹風の空想と現実の世界。唯一の接点である2人でのギターとフルートのセッションが鍵となっているようであるが私には理解出来なかった。ハジメの友人火野が2人のキューピットであり物語を盛り上げる。2人の演奏中に火野がハジメに殴られた場面が強烈であったが大事には至らなかった。巻末の「火野の優雅なる一日」は、現実的な日常を描いた軽いタッチであり拍子抜けした。
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まん
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3
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azumi
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テンポよく話が進んでいくのであっという間に引き込まれましたが、私の読解力じゃ結末がうまく理解できませんでした。最初こそKに振り回されっぱなしのハジメくんが不憫でならなかったけど、仕事に支障は出るわ身体もぼろぼろになるわで最後は完全にKに依存しちゃってましたね。本望だろうけど。ギリシャ神話や古事記、哲学的な話から記憶力の話まで、いろんな分野の小話が集約されていて知識量が少し増えた気がします。 印象に残った言葉:そもそも僕らは存在する世界を見ているのではなく、僕らが見るから世界は存在するんじゃないだろうか。
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ゆきみ
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ある日、突然妻が地下室にこもってしまう。その理由は?と気になりながら読み進めていくが、何だか非現実な話になってきて、「えっ?」といった読了感。結局は何?とよく分からなかった。
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みやしん
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天ぷらばかり用意される意味とは?正直双子の妹が出たくらいから前衛的なセッションのくだりで「もーどーでもえーわ‼」ってなった。精神?哲学?シュレディンガーの猫をやりたかったのかな。幻想の中に溶け込んで、それで?って感じ。LINEで会話なら成り済ましも自作自演もどうとでもなるし、浮気(?)を目撃して実は殺してた?それにしては相手が飄々としてる。最後は地下室にあった死体を捨てた?なんのための番外編?めくるめく答えは全て作者の頭の中か…
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クロッチ
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新聞の文芸欄による評判が高く期待度が高かっただけに読後感は???って感じ。
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mutou_tsusato
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新聞書評で興味を持ち図書館で借りる。舞台設定や雰囲気作りが巧みで引き込まれた。ただ、Kの思考と行動が理解できない。顔を隠したければ顔を隠し続けるなり外に出て行くなりすればいいだけで、わざわざゲームで上位ランクに入れたら会うという条件を出したり、まして双子の妹のふりをして夫の前に現れたりするのは本末転倒もいいところ。闇の中で対面したと思えば顔を思い出せないことに対して非難めいたことを言う。ロジカルな人物として書かれていたKに合わない気がした。雰囲気で楽しく読める一方、諸要素がうまく噛み合わない違和感もある。
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水無月・R
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ネタバレ・・・え~と。結局、どういうことで、どういう終わり方になったんでしょう。ある日突然妻が「てんぷら油でやけどしたから、顔を見られたくない」と寝室に籠り、そののち地下室に籠ってしまった。携帯を通してやり取りは出来るけど、一切出てこようとしない妻と音楽セッションをするために地下室を訪れるようになった夫だが、不可思議な現象に見舞われ、次第に現実を見失っていく・・・?で合ってますかね?冥界脱出譚・記憶の不確かさ・自己の不在証明など、モチーフやエピソードがたくさんありすぎて、追いつけてない感じがした。
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おぎゃ
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ちくまの小説は初めてかも。設定は面白いが何か生かしきれず、不完全燃焼な気がした。ただ演奏がアイデンティティになるという視点は面白かった。クラシック音楽だと当たり前なのかもしれないが、聴かないので。久々にピアソラ聴くか
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ゆりあす62
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ネタバレ図書館本。★★★☆☆ある朝「てんぷらしてたら顔に火傷した。医者に行く程ではないがあなたには顔を見せたくない」妻の「K」は寝室に鍵をかけ夫の「僕」と会おうとしない。勤め先の役所から帰ってくると妻は今度は地下室に鍵をかけ生活するように。地下室は新婚時代フルートを吹く夫とギターを弾く妻の憩いの場だった。だがある悲しい出来事から二人の間に気持ちのずれが出来ていた。地下に降りた夫は妻と何曲かタンゴを合奏し妻は最後に『ブエノスアイレスの四季』をリクエスト。すべてが終わった後、夫は妻がもうこの世に居ないのではと感じる。
ゆりあす62

げんちゃんさん、コメント有難うございます。ハッキリ言って難解でした。(^^)最後はもう発想を飛ばすしかないですね。(^^ゞ

04/10 15:01
げんちゃん

そうですね。大変でした。

04/10 18:14
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まろすけ
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ネタバレわりと堪能。もろ村上春樹の影響受けまくりな文体や寓話性。そこに哲学や脳科学、人類学的内容を格言めいて差し込んでくる。音楽を介した恍惚的同化の描写とか、ラストの感傷とか、愉しく引き込まれた読書ではあった。しかしこの知識の寄せ集め感、これ僕自身含め、僕ら世代の抜け出しきれない特徴だよなあ(著者と僕は同世代)。「私がいなくなった後にできた空白を見れば、私がどんなかたちをしているのかわかると思ったの」「ありがとう。~僕は過去にこれほど優しいKの声を聴いたことがない。これほど残酷な声を聴いたことも」。力作ではある。
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アオ
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かなり低評価が多かったけど、以外にすんなり楽しく読めた。残業や待機児童などいろいろと盛り込まれた作品だったが、妻の顔を思い出せない夫や暗闇の中で何人ものKが登場するところは結局人間は以外に外観しか見ていないって意味なのかな。Kが人にも出てきて驚いているけど人を知ろうとするほどその人の色々な人物像が出てくるものなのかも。スピンオフ小説の普通の日常だからこそ、前作の不気味な夫婦像を際立てている。
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ay
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[図書館]特に共感できると言うわけでないが、サクサク読み進めた。ただ設定が特殊でSFかと思ったり。記憶の話、オルフェウス、イザナギイザナミの神話、音楽の話、妻が双子という設定。なんかモリモリやなと思った。ただ夫婦のギターとフルートのセッションの描写は官能的で美しいと思った。ただあの夫婦の生死はわからない。夫婦共通の趣味があるのはいいなあとしみじみ思い。。。。火野氏のスプンオフはいらなかった。本編でハジメの妻Kに気があり、Kの奇行又は死に関わってそうな人物が安穏な日常を送ってるのは違和感しかない。
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Matoka
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ある日突然、顔を見られるのが恥ずかしいと妻が地下室から出てこなくなった。奇妙な夫婦生活が続くうちに主人公は「あれ、妻の顔が思い出せない!」という事に気付き動揺する。 記憶がテーマのシュールな物語。自分が見えているもの、見えていると思っているものは一体何なのか。すべての出来事を記憶する事は不可能で、でも記憶にも残っていないような1日にはどんな意味があるのか。火野の存在がシュールな物語を現実につなぎとめてくれている。
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ゆなっちママ
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で、誰か死んだの??
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Mc6ρ助
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単なるSF読みのアラ還の爺様には、ついて行くのもいささか荷が重い。あえて言えば、ここまで共感を拒むこの本は、ある意味清々しい。
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おつぼねー
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残念ながら、登場人物の誰にも、妻には特に共感出来なく、消化不良と言うより、嚥下すらままならない有り様だった(泣)。ピアソラのタンゴに包まれての読書なら、多少心情を読み取る事も出来たのだろうか?
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なおたか
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ちょっと村上春樹ぽい、けど、も少し女性に現実味がある、と思ったら、怒涛の終わり方。最後の短編を読むとこの作者が何を目指しているのかわからなくなった。タンゴ、聞きたくなりました。
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たいこ
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読みはじめと読み終わりでこの小説のイメージがまるきり変わってしまった。メリーゴーランドに乗ったつもりが絶叫系だったみたいな。 作中に出てくるのはバッハとピアソラだったけれど、ラヴェルのボレロを聴いているような読書体験。最初から最後までが一つの長いクレッシェンドで貫かれていて。個人的には最後のクライマックスあたりはちとついていけなかったです…
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ゐぁくゎ
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暗示的なファンタジックホラー。あり得ない設定と展開が飛び抜けていて面白いと思って読み進めると、何でもありのファンタジーになってしまい、後半は特に音楽絡みの蘊蓄が暗闇の中で展開するのが奇抜さで秀でているだけに、もう一工夫欲しかった。何かが足らないと感じさせる点がかえって太宰治賞にふさわしいのかも。書下ろしの2編目は植木等か高田純次のような主人公で、普通に面白い。
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ろっか
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「人は何かを思い出すたびに物語を創作するように記憶を再構築するという」地下室に閉じこもった妻と、その妻の顔を思い出せずLINEで連絡を取り合う夫。なんだか怖い。不気味な記憶と狂おしい音楽の描写で後半は一気に読んでしまった。フロイト、メタファー。なんだか村上春樹みたい。もっと暗いものを感じるけれど。すれ違う夫婦を見て、だんだん自分の記憶さえあやふやになってくる。私のこの記憶はどれだけ改変されているんだろう。きっと自分に都合のいいように。「一生思い出せない日というのは、もはや存在しないのと同じなのではないか」
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乱読999+α
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ネタバレある日、突然妻が地下室に閉じ籠もる。火傷の傷が治ったら出てくると言うも、何時までも出てこない。何時しか、その日常が夫の意識を侵食し、遂に妻の顔さえも思い出せなくなる。妻の閉じ籠りを、オルフェスやイザナギ・イザナミ命の神話に重ね合わせ、二人の趣味であったタンゴで誘おうとして、フルートを奏でる。記憶の関する考察や双子の名前の講釈は興味深かったし、孤独と日常の対比等は好かったのだが、終盤、物語が混乱してしまい、終着点が見当たらなくなっている。その結末が、主人公の友人の殺害?!結末が残念で、勿体なかった。
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あさどりもも
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ずっと続く、ぐだぐだうじうじに、久しぶりの途中棄権。
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ミッチ
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サクラヒロさん、ごめんなさい。太宰賞ということで読み始めましたが…… 途中下車しました。
いつでも母さん

そんな時もありますよね。

03/31 17:53
ミッチ

優しいお言葉痛み入ります(^_-)

03/31 20:41
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sheeta
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不思議な小説。あんまり心に響かなかったです。K も、ハジメも、面倒臭そうな、人たち、位しか・・・ピアソラは好きだけどそういう使われ方?と思いました。火野さんの話が対照的に分かりやす過ぎて、むしろ印象に残ったのは、私の力不足なのかな?
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すずめ
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ピアソラの曲を聴きながら読みました。話のオチはよくわからなかったけど、タンゴは素敵でした。
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