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名探偵の証明 (創元推理文庫)

感想・レビュー
142

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鰹よろし
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犯人を生きたまま捉えるまでが推理です。推理を披露する舞台の調整。流れを読みその場を支配すべくあらゆる機微に神経をとがらせる。プロフェッショナル探偵の流儀、名探偵の視線に寄り添う導入はトキメク。ただ...、屋敷さんの口語が気になる。聴取の際なんか特にだけど「~してくれ」「~助かる」「~ないか(あるか)?」「~頼む」「かまわない」、学校の〇〇な美少女と秘密の愛を育むイケメン陽キャの幼馴染あるいは親友がいる自称陰キャ男子を彷彿とさせる振る舞いは何か意図が?前述の探偵像と齟齬や乖離が生じてる印象を受けるけど・・・
鰹よろし

名探偵の栄光と挫折の裏で常に日陰を歩かされた者。自称陰キャの装いは真なる陰の者を炙り出すネタだったのか・・・?

12/29 14:44
鰹よろし

「まったく最近の探偵ときたら」...相棒シーズン1 10話「最後の灯り」...

12/29 14:44
0255文字
ねむる
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 こういう探偵の苦悩を描いた本が読みたかった、、、わけじゃない!二人の探偵の推理バトルかと思っていたら、探偵の苦悩にちょっとした事件が添えてある感じ。事件よりも、探偵ってこういう苦労があって、なんなら恨みを買う。それでも、解かずにいられない体質なんだ。そう言われてる気がして、辟易した。いや。普通に謎解きが読みたかった、、、
0255文字
tonnura007
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かつては難事件を次々に解決した名探偵・屋敷啓次郎。時代は変わり、隠遁生活を送る屋敷のもとに、元相棒の警察官の竜人が訪れる。世間では次世代の名探偵蜜柑花子が注目されており、竜人はそんな現代の名探偵と屋敷を対決させて屋敷を復帰させようというのである。 長編の仕様だが中身としては小事件を詰め合わせたもの。それぞれ小粒で使い古されたトリックばかりで、はっきり言って完成度が低いと言わざるを得ない。引退した名探偵が苦悩するといったシーンは斬新だが、それ以上のものはないように思う。
0255文字
WA HANI
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名探偵が現実にいたら、こんな苦しみや困難があるというのが全面に出ている作品。 純粋に推理を楽しみたいので、あまり馴染まなかったです。
0255文字
ぽんぽこ仮面
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★★★★☆
0255文字
四角
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ネタバレ面白かった!ミステリのフリをしつつ、実は1人の名探偵の人生についての話。名探偵と言う職業をメタ的に解釈しつつ、その運命に奔放されていく主人公が数々の事件に巻き込まれながら、悩み乗り越えていく。中でもパートナーの警察官のお話が悲しかった。確かに現実でも正しさを疎まれる事は良くある。めんどくさいと一蹴される。正しいことをやらない事が常識とされる社会もある。おそらく、それぞれに正義はあって、正しいを愚直にやっても、全て上手くいくとは限らない。でも、正しいことをしてきた人が幸せにならない社会は良くないと思った。
0255文字
toshi
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2013年の鮎川哲也賞受賞のデビュー作。36歳の屋敷啓次郎は数々の難事件を解決してきた、国民的名探偵です。しかし30年後の現在、ある理由からすっかり落ちぶれてしまい、探偵は開店休業状態に。そこで現代の名探偵、蜜柑花子と一緒になって事件に挑戦する機会を得ます。果たして屋敷探偵は無事事件を解決出来るのか?ワトスン役を配さずに、探偵の一人語りで進行する方法が新鮮でした。続編は蜜柑花子が主役のようです。
0255文字
モルワイデ鮒
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ネタバレ第二十三回鮎川哲也賞受賞作。名探偵の衰退と復活。『名探偵』を拗らせるとこんなに厄介。衰えた名探偵の内面をなぞるのはまあまあしんどい。『胃袋が疼く』『名探偵という名の仲間』『恥を忍ぼう』みたいな自分に合わない表現がいちいち気になって入り込めなかった。『火蓋を切って落とす』という散々言われてきた誤用がまだ残っていてちょっと信じられない。結果なんだったのかっていう意味ありげな描写や謎の一行空きなど、引っ掛かりが多過ぎた。
0255文字
おうつき
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鮎川哲也賞受賞作。ミステリにおける探偵という存在を軸に描いた作品で、年老いたかつての名探偵の苦悩と再生が描かれる。謎解き主体のミステリというよりは「探偵」についての物語といった雰囲気だが、意外性で驚かせてくる部分もきちんと用意されていた。ただ、類似のテーマで今作以前に書かれた諸作品と比べるとどうしても細かい荒さが気になってしまう。現役で活躍する名探偵と一線を退いた名探偵の交流という構造自体は面白かったけど、老探偵のキャラクターが軽すぎるような気もした。
0255文字
Takahi
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老化により半ば引退した、かつて一世を風靡した名探偵は、新たな若き名探偵が現れた後に自分を見つめ直す。なんか年取ってるわりに子供っぽいけど、まあそんなもんだろう。嫌いではない。
0255文字
Sannija
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還暦過ぎてからの自分探しかぁ。うーん。そしてやっぱり蜜柑は好きになれないままでした。
0255文字
ちとせ
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ネタバレ私には合いませんでした。一人称は若く感じるのかも、プロローグの三十代とその後の六十代にあまり差を感じなくて違和感がありました。 名探偵が実在することによる影響、という設定の着眼点はすごく面白いと思いました。
0255文字
yamasiy
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ネタバレ面白かった、が、主人公の結末は非常に残念。
0255文字
ほむ
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廃業寸前の昭和の名探偵・屋敷啓次郎が再起をかけ難事件に挑むミステリー作品です。事件を解決する力はあるものの昔のような閃めきに時間がかかるのは人間なんで仕方ないですよねー。コンナン君だって金田一だっておしり探偵だって将来は老いてしまうんでしょうね。
0255文字
五右衛門
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読了。初めての作家さんでした。名探偵VS新探偵という帯でしたが新旧合わせ技での事件解決かなと。解決からのどんでん返し的な内容でした。旧探偵さんが余りにも不安がったり、悲観しすぎな感じがしました。けれども解決した後の終わり方が切ないよね~。少し空けてかこの作家さんの作品行きます。
0255文字
bibliophage
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そうして、雷が落ちるように、天啓は降りてきたのだった。わかるーって思います。解決編は忘れたころに降りてくるんです。若い人にバトンを渡さないといけないのはわかっているのです。いつ、踏ん切りをつけて引くのか。引き際って大事です。
0255文字
なたりー
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名探偵とはどんな存在なのか?哲学的な面あれば、小説としての名探偵の存在に対してのアンチテーゼのようでもあり、後期クイーン問題へのアプローチでもあるような。本格推理としても面白いけども、名探偵のドキュメントを読んでいるようなリアリズムを感じるのは、筆者の冷静な視点があるからのように思いました。なかなか、類似品の無い、ユニークな作品だと思いました。
0255文字
mihya
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ネタバレミステリーをそこそこ読んでいれば、正直、密室トリックはありがちで犯人の予想はつくし、最後の仕掛けも予想がつく。フーダニットやハウダニットではなく名探偵を楽しむ内容だった。面白かった。 でも屋敷のこれからの活躍がもっと見たかった。今時の60代はこんなに言うほど錆びてないだろうに…。
0255文字
三神 冬宝
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ネタバレ生きがいを取り戻し生涯を遂げたのなら本人にとっては後悔のない人生だったと思えるのかな。
0255文字
あおい
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ネタバレ読めど読めど読み終わらない。文章が難解なわけでも、長いわけでもなく、何となく合わないのか読みにくい。ストーリーというか作品のテーマが面白くてどうにか読み進めた。上手く言えないけど、私には合わないらしい。テーマとラストが良かった。また読みたい気もするし読みたくない気もする。
0255文字
やまだん
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過去に一世を風靡した名探偵、屋敷啓次郎は、犯人に襲われ、大けがをしたことなどをきっかけとして、落ちぶれ、引きこもり状態となる。そんな屋敷が探偵として復活するために、犯人から脅迫状が届いた事件に挑む。現代の名探偵、蜜柑花子とともに、犯人の挑戦に挑むが…。「名探偵の使命を帯びた人」がいるという設定。本格ミステリ好きにはたまらないガジェットがてんこ盛りの作品で、本来であれば、好きな作風なのだが、何かが合わない。トリックそのものは古典的だし、安易に感動をさせようという演出も陳腐。好みの作品ではなかった(35点)。
0255文字
みゆ
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時期や事件が次々に起き、繋がりや関係が分かりづらかったけど、最後の犯人には、なかなか思い至らなかった。
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えびちゅん
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ネタバレミステリーの型式をとりながら名探偵という役割の再検討・フィクション時空の探偵が老いる(時を重ねる)こと・世間から見た名探偵の地位・ワトソン役の悲哀・後期クイーン的問題にまで切り込んだ本作。賞デビュー作で《探偵》に真っ向から向き合い、ここまで踏み込んだその意欲は評価したい。書きたいことがたくさんあるために散乱気味に感じる展開や、トリックの味気なさに起因する作中の名探偵の説得力のなさなど、気になる点は多々あるがこの1作で作者を評価することはできない。本作の《探偵》を踏まえて続編を読むこととしたい。
0255文字
shore
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ネタバレ老いた名探偵が活躍するパターンって、なんか心惹かれますよね。シャーロック・ホームズにも、引退後の活躍譚があったし。屋敷啓次郎の活躍をもっと読みたかったなぁ。。。
0255文字
ぼう
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ネタバレ4.0/5.0 名探偵の出てくる小説としてとても面白かった!早い段階で館での推理が終わり、その後にページが多く割かれているのは予想外だったが、そのパートが特に良かった。映画のキャストアウェイとかも驚いたけどその感じ。ラストは好き嫌いでそう。全編通して面白く一気に読ませられた。続編があるようなので読む。
0255文字
spica
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ネタバレKindle Unlimitedでよく読む、コージィミステリ系の短編集だと思ってた。まず一人称がハードボイルドっぽくて驚く。いきなり没落してる名探偵にも驚く。事件、推理、解決、次の事件、という流れではなく、複数の事件と探偵としての存在意義が複雑にからまって、これまだ解決してなかったの?という驚きの連続。描写の違和感も伏線になる。軽さは微塵もなく、事件の後味も名探偵の意義も重くつらい。なかなかあとを引く重厚感だった。そしてこの著者、地の文の人名表記がわたしの好みで、熟語などの言葉の使いかたがうまい。
0255文字
千分の一利休
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ネタバレ中ほどから始まる(一応の)解決編、読んでるときは「えっ、これでいいの?これが某賞の作品?」という感想でしたが...最後の40ページでガラリと変わりましたね。サブテーマとして探偵の存在についても各人物が語ってたけど、そこも読みどころ。そしてあのラストシーン。ハッピーエンドではないけど、面白かった。
0255文字
見切り発車
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初読みの作家ですが、名探偵とは何かをしっかりと考えさせてくれる。常に自信に満ちた完全無欠のヒーローも魅力的ですが、時に悪者にやられながら徐々に老衰していくヒーローもまた人間味があって心をくすぐる。なるほど、だからアンパンマンはみんなに愛されているのか、と思わせてくれる一冊。
0255文字
ちゃんまる
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Kindle版
0255文字
くろねこ
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ネタバレ最初に蜜柑ちゃんに出会ったのはスピンオフの高校生の頃のお話でそれがとても好みだったんだけど、、本編のこっちも好きだ! スピンオフに比べたら重いけど、でも屋敷さんの推理する能力の老いに対する焦燥という人間味が良かった。。 そして蜜柑ちゃんのガチオタ感が可愛かった🥹 【※ここからネタバレ‼︎】ちなみに今回がバッドエンドなので読むのをやめてしまった方がいましたら、市川先生はハッピーエンド主義者なので最終巻『蜜柑花子の栄光』まで読むと幸せが訪れます!是非♡
0255文字
ならやまうきょう
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年齢が近いせいか、屋敷啓次郎に、のめり込みました😊
0255文字
アヤ
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今の60代は若いと思うが、壮年期を過ぎた名探偵が探偵としての正念場を迎える話。えらく中途半端なところでメインの謎解きが終わるから何だろうと思ったら、もう一捻りあった。名探偵が社会に認識されて組み込まれている設定でしっかり書かれているのが面白い。大学生の蜜柑の基盤が高校時代にあったのを目の当たりにしたのも楽しかった。
0255文字
マカ
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ミステリーというよりは名探偵とは?というのを問う内容だったかな。事件を通してかつての名探偵・屋敷と現名探偵・蜜柑の力を借り、解決して再起をかけるわけだがラストに衝撃が待ち受けていた!!何故?ここで終わられても・・・消化不良なんですけど。
0255文字
まさぺい
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屋敷啓次郎は間違いなく名探偵だよ…。年老いて引退同然の探偵が主人公という時点で異色な作品だが、その設定を見事に活かして物語が描かれており、気が付くと探偵屋敷啓次郎のファンになっている自分に気づく。自らの老いに打ちひしがれながらも、探偵は自分の使命なんだと再び立ち上がる姿に心が熱くなった。最後の推理を"敬語"で犯人に話すその姿はまさに名探偵だった。そして蜜柑ちゃんかわいい。続編では蜜柑ちゃんが主人公みたいなので楽しみ。
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かみしも
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ネタバレ〈探偵〉個人がタレントとなりブームになる世界線の話。といってもそれ以外は現実のこの世界との違いはないのだが。探偵が過剰とでもいえばいいのだろうか、往年の名探偵・屋敷啓次郎の一人称で物語は語られるがそこで語られる〈探偵〉の内面がメタ・フィクションというかメタ・ミステリとでもいえばよいのか、語っている本人は大真面目なんだろうけれど読んでいるこちら側とのギャップがなんともいえない。それでいて事件の謎解き自体は破綻がないというか普通にミステリとして読める分、読み終わってなんだかモヤモヤする作品だった。
かみしも

そして〈探偵〉という概念が臨界点を超えると『探偵はもう、死んでいる。』(一巻のみ読了、アニメ未視聴)みたいな世界になるのかしら、と思ったり。

12/05 23:25
0255文字
うみ
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ネタバレこの本を読んでいる間ずっと、頭の中に流れていたのはアリスのチャンピオンだった。あのラストを読むまでは。……え~~~っ!! と、ラストに叫ぶ……。いや叫ぶだろ、あれは。ホントに……ホントにもう!!「衝撃のラスト」て帯の文字を二度見三度見。……ああ、なんつー衝撃か……
0255文字
barcarola
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ネタバレ蜜柑花子のシリーズは先に読んだ「屋上の名探偵」があまり好みではなかったため遠ざかっていたのだが、本作は面白かった。語り手が探偵その人だったり、中心となる事件は全体の3分の2程度で解決(?)してしまったりと、なにかとユニーク。後期クイーン的問題も絡ませつつ。シリーズの他の作品も読んでみることに決定。
0255文字
nuno
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最初が謎解きのクライマックスから始まり、引き込まれました。ダブる探偵だけど、老いた方と若き天才の対比が明確でかつ、謎時の邪魔にならない感じが良かった。真実が一つなら、ハウダニット解決へのロジックは同じようになるはずで、要はそこにたどり着く時間差で次の事件が起きたり起きなかったりするのは理解できる。でも、事件が起こるのが探偵のせいだという本末転倒理論が飲み込めず、ちょっと気になりました。テーマの部分なんだけど。
0255文字
のん
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ネタバレ何だかんだハッピーエンドが好きなので。ううむ。なんか滅入った。
0255文字
ふるり
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例えば名探偵コナンだと、コナン君がどれだけ事件に遭遇していても死神ってあだ名を付けられて呆れられるくらいだけれど、実際にそんな名探偵は孤立してしまうし気味が悪い。 これはそんな名探偵の宿命の影の部分に注目し、生き様を鮮烈に描いた作品。 人間ドラマとしては◎、ミステリーとして読むのなら真相を当てたい!っていう人におすすめ。 コナンくんとかの探偵ものを見ると憧れてしまうけれど、阿津川さんの『紅蓮館の殺人シリーズ』、今村昌弘さんの『剣崎比留子シリーズ』を台頭とする名探偵の葛藤ものが好きな方に是非!
秀玉

コナン、体は子供、頭は大人。私は体は大人、頭は子供と言われています。

09/17 21:56
0255文字
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