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幸福論 (角川ソフィア文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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MIKIKO
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著者は、自己没入が不幸の最大原因とし分類化を試みる。「バイロン的不幸」(自分が勝手に作り上げた世界観の中で厭世的になる)「競争」「退屈と興奮」「疲労」「嫉妬」「罪悪感」(幼児期の道徳上の教えに原因)「被害妄想」「世論に対する恐怖」 解決策は「思考のコントロール」すなわち考えるべきことを考えるべき時に考える力、幸福を能動的にとらえる力を訓練すること。不幸な世界像を作り上げないよう知性や理性をコントロールする。無益なことは考えない習慣を身につける。大切なのはバランス感覚、努力とあきらめ、客観性、広やかな興味。
0255文字
ひろし
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初めてのラッセル。いいと思う。解説を読んでさらに興味が湧いたが他の本はあまり売られてないのかな。
0255文字
karen
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ネタバレ巻末の解説にも書いてあるとおり、原題を直訳すると「幸せの獲得」となる。そのタイトルに違わず、本著は不幸の原因を分析するだけではなく、どうすれば幸せになれるのかについても言及している。個人的に、嫉妬についての言及が面白かった。ソーセージ機の例えは秀逸で、自らの内ではなく外に興味を持たなければならないと思った。
0255文字
ほじゅどー
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★★★★競争に勝つことは成功かも知れないが、一線を超えると不幸になる。退屈の反対は快楽でなく興奮。人間が狩猟・戦争・求愛するのは興奮を求めるから。過度の刺激は不幸。退屈に耐える力は幸福な生活に不可欠。静かな生活を愉しむ力があると幸せになる。疲労、特に心配など神経の疲労は人を不幸にする。嫉妬が人を不幸にする。罪悪感。無意識な禁欲主義は捨てる。被害妄想は病気。幸福の秘訣は、自分の関心、興味を出来る限り広くすること。そして興味をそそる人や物に対する反応を出来る限り敵対的でなく、友誼的たらしめること。
0255文字
ユカイ
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ラッセルの本。両者読み終えたことがないので、途中までアランのと勘違いしてたけど幸福論て3人書いてるのね。SNS時代にも不変そうな内容が多い。むしろSNSやめろになるかもしれないけど。
0255文字
Kei
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大学時代に一度読んでいるが、内容をほとんど覚えておらず、輪読会で再読。幸福は獲得するものであるというのが大まかな結論。不幸にさせる原因は8つあり、それらを思考のコントロールによって取り除く。また、人間の意識を内部ではなく、仕事や趣味などで外部に向かせ、それらをやり過ぎないようにバランス感覚を持つ事で幸福になる術を提供している。
Kei

自分としては基本的には意見には賛成であり、特に幸福は獲得していくものだというのが、気に入った。一方でバランス感覚は大事だと言っているものの、それらをどう身につけていくのかに関しては具体的な例がなく、ただ大事と言っているのみだった。また、内向的な人間に関しては否定的な態度であり、空虚な世界が広がっているとする。この部分には自分は反対の意見である。それに、数学や哲学の深い理解や研究というのは内向的な性質の人間の方が向いていると思う。この人はエネルギッシュな天才だから関係ないのかもしれないが。

06/10 14:55
0255文字
しゅん
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かなり俗っぽい話が多くて人なつっこい。
0255文字
ナスオだよ( ´ ▽ ` )ノ
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「哲学史」や「哲学の基礎」(ナイジェル・ウォーバートンの本)でバートランド・ラッセルに興味を持ちました。/ 読み始めた時点では 何これ思ったのとちーがーうーと思ったけれども、読み終わってみると、読んで良かった、という気持ちでいっぱいです。 でも、これを読んだことでダイレクトに幸福になれるということはありません(たぶん。個人差あり)/ 反省のきっかけにはなります(たぶん。個人差あり)
ナスオだよ( ´ ▽ ` )ノ

幸福な人とは客観的に生きる人である。 (我が意を!我が意を!我が意を!を得たり!!))(自分流の読み方)→→→つまり自分を客観的に見て自分の問題は自己解決しなければならないのです。そうでなければ幸不幸もへったくれもないんだぜ( ͡° ͜ʖ ͡°)

07/21 12:59
ナスオだよ( ´ ▽ ` )ノ

なにより、おのれの不幸?を他人のせいにしてはいけない、決して。/絶対にいけない。絶対、といったらとにかくとにかく絶対にだ٩(๑`^´๑)۶

07/21 12:59
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0255文字
ねこの
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面白かった。子育てや教育、学習に力点を置いている気配がある。 若年者が都会に出て視野を広げることを強く勧める姿は、現代にも重なるものだとおもう。
0255文字
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