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北朝鮮はいま、何を考えているのか (NHK出版新書 537)

感想・レビュー
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このこねこ@年間500冊の乱読家
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⭐⭐⭐ 非常に興味深かったです。 北朝鮮は歴史からかなり学んでいる。 キューバ危機では、ソ連はいざという時に核の傘で助けてくれないことを学んだ。 核を持たないイラクが、アメリカに簡単に戦争を起こされることも学んだ。 そりゃ核を持ちたくなりますね。
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takao
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ふむ
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電子書籍よりも紙書籍
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北朝鮮の事は知っているようで、実はよくわかっていない。 特に国の成り立ちやその後の外交的な事は、全然知らなかった。ただ、混沌として第二次世界大戦後から、若き日の金日成が、ソ連を後ろ盾にし、かつソ連の傀儡になることなく、独裁政権を樹立していたっか?非常に興味深い 政治家・指導者としては一流と感じた。今の日本の政治家は、軽く負けている気がする
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検非違使
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第二章の「なぜ独裁体制を続けられるのか」は、今まで知らなかった、権力闘争の話等も書かれており非常に面白かった。
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那由田 忠
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定評のある著者のしっかりした説明と分析の北朝鮮本。特にすごいことがかいてあったり、はったりをかませる予測が書いてあったりすることはない。歴史的順序で書かれていないので困るところはあるものの、どんなことがあったのかを確認し、知らない情報を補充するために読んだ。バククネ政権が北への統一を構えていたのは知らなかった。民族の凝集性で説明しているが、北による哨戒艦沈没事件など戦争に突入するような事件でも不思議におさまるそうだ。核・ミサイルを保持した理由は著者にもわからないのだ。関心のある方は読んでおいた方がいい。
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れうしあ
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北朝鮮に対して圧力的である日米韓と、対話を重視する中露には姿勢のズレがある。各国が揺れ動き足並みが揃わず進展しないうちに、北朝鮮は核・ミサイル実験を進めてきた。北朝鮮の独裁体制の特徴は、攻撃性と脆弱性である。しかしそれが国の結束を強め体制維持に役立ってきた部分もある。北朝鮮は核を交渉の道具として利用する。実際にアメリカが脅威の揺さぶりに対して交渉の姿勢を示した例もある。かねてから米朝関係が最も重視されてきたが、南北関係の重要性も変化してきた。他に中露の影響も無視できない。日本の課題はとりわけ解決が難しい。
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佐々木大悟
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2017年11月刊、まだ米朝首脳会談の実現が予想だにされていなかった頃の一冊。北朝鮮成立前夜から現在に至るまでの基本的な内容が網羅されているという印象。金日成がソ連・中国とのつながりにより若くして台頭し、実験を握ってからはその両国の影響力をいかに排除するかに腐心した末に主体思想の確立に至ったという。その経緯も含めて考えると、いかに後ろ盾になっているとはいえ、中国も北朝鮮に対して手を焼いているのは頷ける。米朝首脳会談実現後の今こそ、そこに至るまでの経緯を振り返るにはオススメの一冊と言える。
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kadoyan
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北朝鮮問題を恐怖をあおるのではなく、客観的冷静に分析しているものを読みたいと手に取った。北朝鮮が、自らのロジックに基づいて、外交も核実験、ミサイル発射を行っているという見方は、さもありなんと感じた。お互いの不振を取り除く作業が必要という指摘は、今回の米朝首脳会談に通じるものがあるのかなと感じた。まだ紆余曲折あるだろうが、今後の展開に注目していきたい。
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樋口佳之
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ブッシュ大統領の回顧録『決断のとき』のなかにあった。要約すると、ブッシュは二〇〇三年一月から二月にかけて、北朝鮮に核兵器開発を続けさせれば、日本─アジアにおける中国の歴史的な競争相手─が核兵器を開発するのを止められなくなると江沢民主席に説き/中国は、二国間でしか交渉しないという姿勢を一八〇度改めて、三者協議を準備し、それがうまくいかないと今度は六者協議に拡大して準備したのである。こうした変化の背景には、先に述べたアメリカの「脅し」があった/日本の核武装が外交の舞台でリアリティを持っているという事?
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shizu_citrus
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調べ物で主に1、3章を再読。3章で、北朝鮮が核、大陸間弾道ミサイル保有に固執するのは、冷戦の解体過程がうまくいかなかったことに起因するとわかると、彼らが決して思いつきで行動してきたわけではないとわかる。米朝首脳会談前に読み返す価値のある一冊。
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o2crio
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北朝鮮が北朝鮮なりの論理を持ってある意味国際社会よりも筋を通して事を進めて来ていることが分かる内容。事前にこれを述べますと言ってから展開する進め方は私としてはわかりやすかった。
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Y_Kuroyanagi
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20180316ー20180320
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Satsuki
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既読書の加筆・修正版だと手に取って初めて気づいた。北朝鮮の国家・体制の本質、過去の経緯から最新状況まで網羅しており、王道の入門書だとの感想は変わらない。北朝鮮問題について斬新なアイディアを提供するのは難しいと筆者は書いているが、折しも現実の方が南北・米朝首脳会談に向けて急展開している。北朝鮮が米との対話を望むとすれば核とICBMがセットで開発され、実質的「核戦力の完備」がなされた時だと筆者は述べる。現状が果たしてそうなのか、いや北朝鮮については、そもそも推測や未来予想など自体が無駄かもしれないとすら思う。
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えちぜんや よーた
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難しかった…。朝鮮戦争のところしか分からなかった、すんませんorz。東アジア方面の学術研究者・ジャーナリスト・外交・防衛担当者以外でどんな人が理解できるのか思わず考え込んでてしまった。外交と防衛は特殊なサービスで政府にしかできないので「お任せします」というような気分になった。本当は数年に1回行われる選挙のときには考えなければならないのだが、池上先生がされる説明ぐらいにしてもらえないと一有権者として外交・防衛分野専門の政治家を選ぶことができないことを実感した。
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ともふく
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今の北朝鮮問題を過去の歴史から振り返る。ラングーン事件や大韓航空機爆破事件、幾多の拉致事件など…。北朝鮮は自国の利益のためにいかに非道を積み重ねて来たか改めて思い出す。そして、緊張と対話を繰り返して来たことも。今の平昌オリンピックを利用した、微笑み外交も全く同じことの繰り返し。騙されてはいけない。この国と簡単に握手などできない。
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shizu_citrus
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前著に時事分析を含めた加筆修正版。構成がしっかりした新書という印象。①なぜ独裁体制を維持できるか、②なぜミサイルに固執するか、③なぜ国際社会を翻弄するかを解説した上で、日本はどう向き合うべきかを示唆して締めくくられる。短時間でまとまった知識を得られる一冊だと思う。
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田園の風
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北朝鮮の核武装化の歴史は東西冷戦の終焉に遡ることができる。冷戦終結によりソ連、中国は分断国家の相手方、いわば北朝鮮のライバルである韓国と国交を正常化する。それにより両国の核の傘の下にいた北朝鮮は孤立化しNPT脱退を表明することになる。NPT脱退は米朝協議により回避されたものの、ブッシュ大統領の登場による核なき国イラク、リビアの結末は北朝鮮の核武装化を再燃させ地下核実験に至る。トランプ政権はブッシュ政権と同じ轍を踏んでいるのだ。核は通常兵器と比べ安くて有効な兵器であると言う記述に悪寒を感じた。
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skunk_c
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朝鮮政治の専門家の手による概説書の改訂版が出た。金正恩の最近の動きについての章を冒頭に加え、その核・ミサイル開発の狙いを、アメリカに対する不信感による、実質的な核戦力の完備によって、アメリカとの対等な交渉に臨むこととする。イラクやリビアの権力者の末期を見た者からすると、核放棄にはおいそれと応じられないとのことだ。2章以降はほぼ前著と同じで、北朝鮮の政治と外交の変遷がコンパクトにまとめられ、また日本の関わり方など、冷静な記述で腑に落ちる部分が多い。北朝鮮情勢の目下の入門書として最適な良書だと思う。
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神田川昌平
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時系列に沿って説明してあるおかげで北朝鮮がなぜ、いまの行動にいたるかがよくわかる。朝鮮半島には冷戦構造がいまも残っていること、5か国にとっての外交上の北の位置づけもよくわかる。
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Anagoyu
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「その時々で北朝鮮が手にれたいものを手に入れるためにあらゆる手段をとり、その結果としてそれが国際社会を翻弄しているだけだ、ということになる。」ページ192より。
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北朝鮮はいま、何を考えているのか (NHK出版新書 537)評価83感想・レビュー20