読書メーター KADOKAWA Group

ハチミツの歴史 (「食」の図書館)

感想・レビュー
20

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
よみびとしらず
新着
ネタバレ皆大好き欧米から見た『「食」の図書館』シリーズ。訳者さんの言うように日本はこの件に関してはかなり後進でほぼ蚊帳の外である。確かに紀元前から使ってる人達には勝てない。蜂群崩壊症候群はニュースになっていたな。主に農薬が原因で蜂が神経をやられて迷子になり、残った蜂はダニにも攻撃されてしまう。バックファスト·ビーは読んだ瞬間それ大丈夫かいな(遺伝子の多様性とか)と思ったがやはり懸念はされているようで……キラーミツバチの二の舞にならなければいいが。(続→)
よみびとしらず

(→ネタバレ続)意外なことに蜂蜜の健康効果は殆ど立証されていないらしい。傷の保護と鎮咳が研究段階だそうで。マヌカは知っていたがシドルとビーチウッドハニーデューハニーは知らんかった。アブラムシの分泌物……?ミードとかメロメルは飲んでみたいなぁ。

09/27 18:35
0255文字
彩莉
新着
毒草の蜜はやっぱり毒蜂蜜になるのかあとか、蜂蜜の効能は科学的に解明されていないのか…というのが役立ちそうな知識。蜂蜜料理のレシピも載っていてミードの作り方まであったんだけど、これそのまんま作ると日本では酒税法違反になりそうなのでその注釈を大きめにつけておくべきでは。またあくまでも人間の文化と養蜂の関わりの本で生物学的な蜜蜂に関する記述は薄いためか、多分、画家に知識がないゆえに蜂の巣も蜂も蜜蜂ではなくアシナガバチで描かれているものがなんの注釈もなく載っていたのが気になった
0255文字
ぞだぐぁ
新着
ハチミツ及びハチの巣から採れる物の歴史の本。 古来から貴重な甘味だったってのは知っていたが、砂糖の方が主流になる流れの中でカトリックが衰退することで養蜂をやっていた修道院が閉鎖されたとか、ハチミツは食べてもOKだけど蜂はダメって宗教戒律とかあって関心。 また、最近聞くようになった赤ちゃんに食べさせたらダメって話とか、花の蜜以外(別の昆虫の作った蜜をハチミツにした物)なんてあって驚いた。 「ハニー」と言う言葉の使い方で恋人とかに使う話では、キューティーハニーへの言及は残念ながらなかった。
0255文字
Fumitaka
新着
ハチミツと人間の関わりを簡単に追う。手軽な甘味としてのハチミツが砂糖に置き換わったのは農村社会から都市社会への移行と奴隷労働やプランテーションと関わっている(pp. 30-31、p. 76)とか、愛人に対する「ハニー」という呼びかけや文学とかの姿にも触れられているのは面白い。「レシピ集」に載ってるエジプト風ハチミツケーキとギリシアとローマのチーズケーキ(p. 181。後者はいつだったか『グレーテルのかまど』でやってたやつであろうか)は確かに古代文学とかでたまに見るやつであり、いずれ実験してみたいものだ。
Fumitaka

蜜の量は巣箱に関係する以上「ひとシーズンに作れる蜜蝋の量で、ハチミツの生産量も決まっていた」というのは今更ながら納得した(p. 53)。ウクライナがビザンツ帝国に蜜蝋を輸出していたのは知ってたが修道院も蜜蝋に関連して養蜂を承認していた(pp. 47-48)そうで、中には「敬虔さよりミードで有名になった修道院もある」らしい。養蜂家が死ぬと巣箱に黒い布をかける(p. 51)やつはこないだエリザベス女王の周辺でもやってたやつだ。honeyとかHonigが「金色」に由来するというのは初めて知った(p. 124)。

11/07 10:27
Fumitaka

最初の方で(p. 21)アスタルテが「大地の女神」と言及されている。アスタルテはアプロディーテの前身であり、一説によれば“star”の語源ともいわれ「天の女神」であって、大地の女神はその姉であるエレシュキガルの方ではなかろうか。その近くでは、ギリシア神話のアムブロシアーの綴りがἀμβροσίαではなく、その元になった形ἄμβροτοςになっている(p. 22)。横に書いてある「死すべき」に否定接頭辞がついた形であるという説明は正確なだけに歯痒い。まあこの辺は細かい話です。

11/07 10:37
0255文字
秋良
新着
古代から使われてきたハチミツ。読んでる間中100エーカーの森に住む例の黄色い熊が「ハチミツ〜」と頭の中を飛び回っていた。あとラトビアの蜂蜜屋のお姉さんの「これはキイチゴ↑↑これはボダイジュ↑↑」の声も響いてきた。本の内容は至極真っ当な、世界でどう使われ、今は気候変動含むどんな問題にさらされているかが分かりやすく書いてあった。ちなみにキイチゴのハチミツの方が美味しかった。
0255文字
Andy
新着
表題通り、「ハチミツの歴史」に特化した内容。 ハチミツ好きの自分にとっては面白かった。
0255文字
胡蝶花
新着
昔は砂糖より身近にあった。
0255文字
木倉兵馬
新着
はちみつにまつわるグローバル・ヒストリーを垣間見れる一冊。集める花の蜜によって色、味、香りが変わることは知っていたのですが、毒を持つこともある(毒蜜という)のは初めて得た知識です。さすがに袁術が蜜水を飲みたいと死の間際で言ったことは書いてなかったのですが、それでも色々と面白い記録がありました。
0255文字
KOBAYASHI Masahide
新着
宗教改革と「コロンブス交換」によるハチミツの(一時的)衰退はまあまあ興味深かったし、冒頭のハチミツ生成プロセスも、なんとなくハチミツってハチが集めた蜜でしょ、くらいの思い込みを覆された▼ただ、p.122-124で、ハチミツの語源について、インドヨーロッパ語系のmelitに端を発する「み」系とゲルマン系の「ふ・は」系があり、ハニーはこっちだが、日本語の「ハチミツ」は系統不明だ、って明らかに「み」でしょ!せめて訳者があとがきか注で指摘して!
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
くさてる
新着
古来より神々の食べ物とされてきたハチミツ。薬であり保存料であり、ときには武器にもなったその歴史と文化について知ることができる一冊。みんな大好きなハチミツをより深く知ることは、同時に人間と甘みの関係について知ることなのかもと思います。また、紹介されているハチミツを使用した食べ物飲み物、どれも魅力的でした。楽しい本です。
0255文字
もけうに
新着
蜂蜜そのものというより、それを利用してきた歴史を文化人類学的に綴った書。砂糖より遥かに古くから使われてきた蜂蜜。独特の風味と滋味があり、私は大好きです。
0255文字
Kouro-hou
新着
世界最古の食べ物の一つである蜂蜜と、切っても切れない蜜蜂と養蜂のお話。甘いモノは良いモノだと遺伝子レベルで刻まれてる人類にとって、乳児にはヤバいかもと言われる1970年代までは全面的に健康に良いとも言われていた。が、実際どうなの言われるとわりと民間伝承レベルらしい。養蜂の歴史は古く、古代エジプトでは養蜂家はステータスだったり、あの聖バレンタインが養蜂家の守護聖人だったりするそうな。ハニーの語源や派生語も追及しているが、日本や朝鮮は語源が大陸に寄らないので、かなり古くから蜂蜜を食べてた可能性があるんだとか。
0255文字
ふろんた2.0
新着
★★★
0255文字
ナオ
新着
0255文字
たまきら
新着
ミツバチと言うよりは、文化人類学的視点かな。人間が甘味や薬効に惹かれてきた歴史をザックリ読める楽しさ。特に毒蜜を戦争に利用した事実(なんとBC401!)はBC兵器の歴史でもあるんだなあ…としんみり。ちなみにこの「カルミア・ラティフォリア(学名)」、フィラデルフィアで死亡事故を多数出したとか…。いやはやいやはや。
0255文字
雨
新着
ミードの原料として修道院がハチミツ生産に力を入れ(蜜蠟、薬、強壮剤、防腐剤としても使ったが)、宗教改革による修道院閉鎖がハチミツの衰退を後押ししたというのが興味深かった。人間に有害な花から作られた毒蜜が、「毒」として人々に知られていたというのも驚きである。ハチミツの健康効果については、まだまだ検証を要するらしいが、とりあえずハチミツが美味しい食べ物として人々に愛されているのは間違いない。
0255文字
才谷
新着
セイヨウミツバチ以外でもハチミツを取れるミツバチがいるようだが味はどうなんだろう?針のないミツバチや大型のミツバチもいるのに養蜂の主流でないということは育てにくい等問題があったのか?紀元前から養蜂をしているのに品種改良しないのは何故なんだろうか?新しく知ったことが増えた分もっと知りたいことが増えた。
0255文字
刻猫
新着
「約束の地/乳と蜜の流れる場所」人々にとって近しい甘味。ハチミツ、ミツバチ、ミードがその近さ故に神話的に語られてきたのだろうということ。祝祭の食べ物、飲み物に加えられるハチミツ。甘さからの象徴性。
0255文字
Yasuko Watanabe
新着
★3
0255文字
全20件中 1-20 件を表示
ハチミツの歴史 (「食」の図書館)評価91感想・レビュー20